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別にいい
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1:
純子
強がりが得意で、自分を偽るのが得意。
嘘は考えなくてもスラスラとつける。
あなたがあたしを見つけるまでは。2007-11-10 22:40:00 -
2:
純子
適当が一番だった。
恋愛に関しては特に。初めての彼氏もたいして好きじゃなかった。
ただ少し興味があったし、向こうがあたしに好意があることも分かっていた。
だったらいいか。暇だしおもしろそう。
これがあたしだった。2007-11-10 22:44:00 -
3:
純子
なんとなくつまらなくなって別れた。
そのあとの恋愛も同じ。振られても涙も出なかった。少しちっぽけなプライドが傷付いただけ。
失恋したら、眠れない、食事も満足にとれない。友達が話す話しも内心バカにしていた。
恋愛なんてそんなにのめり込む程のものではない。2007-11-10 22:49:00 -
4:
純子
あの時、確かにそう思っていた。2007-11-10 22:50:00 -
5:
純子
あなたがあたしをみつけるまでは。
あたしがあなたに出会うまでは。2007-11-10 22:51:00 -
6:
純子
彼は鋭い目をしていた。初めて会ったのはクラブ。いわゆるナンパ。
声をかけられた時、なんとなく一緒に飲んでもいいかな。そう思った。
親友の麻実も、まんざらではなさそうだった。
今時の男の子達。2007-11-10 22:55:00 -
7:
純子
「純子ちゃんか。今時古風な名前だね。」
意地悪く笑いながら隣に座ったのが彼だった。
失礼な奴。気にしてるのに。
「まぁね。」
適当に答える。初対面の奴に本気で腹を立てるのはもったいない。2007-11-10 22:59:00 -
8:
純子
印象は最低だった。
だから油断した。
こんなに好きになるなんて。2007-11-14 13:49:00 -
9:
純子
軽い出会い。
でも意味がある出逢い。きっとあれは偶然ではない。
神様がくれたんだ。
今でもそう思うのに、あなたはもう居ない。
だったらあたしはひたすら追いかけて。
届かなくても思うんだ。2007-11-14 13:52:00 -
10:
純子
隆之。彼は自分の携帯を開き、強引にあたしから番号を聞き出した。
「今度デートしようや。おいしいもん食べよう。いいやんな?」
強引に聞いて強引に決める。隆之はいつもそうだ。2007-11-14 13:56:00