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別にいい
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1:
純子
強がりが得意で、自分を偽るのが得意。
嘘は考えなくてもスラスラとつける。
あなたがあたしを見つけるまでは。2007-11-10 22:40:00 -
6:
純子
彼は鋭い目をしていた。初めて会ったのはクラブ。いわゆるナンパ。
声をかけられた時、なんとなく一緒に飲んでもいいかな。そう思った。
親友の麻実も、まんざらではなさそうだった。
今時の男の子達。2007-11-10 22:55:00 -
7:
純子
「純子ちゃんか。今時古風な名前だね。」
意地悪く笑いながら隣に座ったのが彼だった。
失礼な奴。気にしてるのに。
「まぁね。」
適当に答える。初対面の奴に本気で腹を立てるのはもったいない。2007-11-10 22:59:00 -
8:
純子
印象は最低だった。
だから油断した。
こんなに好きになるなんて。2007-11-14 13:49:00 -
9:
純子
軽い出会い。
でも意味がある出逢い。きっとあれは偶然ではない。
神様がくれたんだ。
今でもそう思うのに、あなたはもう居ない。
だったらあたしはひたすら追いかけて。
届かなくても思うんだ。2007-11-14 13:52:00 -
10:
純子
隆之。彼は自分の携帯を開き、強引にあたしから番号を聞き出した。
「今度デートしようや。おいしいもん食べよう。いいやんな?」
強引に聞いて強引に決める。隆之はいつもそうだ。2007-11-14 13:56:00 -
11:
純子
「楽しみにしてるわ。」適度に行くと返事したけど、会うつもりはなかった。笑顔で話を合わせたけど、簡単に断ろうと思っていた。いつもそうだった。
その場の雰囲気を壊すのは悪いし。明日になったら無視したらいい。なかったことにしたらいい。2007-11-14 14:02:00 -
12:
純子
そう思っていたのに。
どうしてだろう。会わずにはいられなかった。
「今から迎えにいく。」連絡があなたからくる度、急いで準備して、笑顔であなたに会った。
でもそれが恋だとは思わなかった。
あたしは24年間あたしと付き合っているのに、あたしの気持ちが未だに分からない。2007-11-14 14:06:00 -
13:
純子
まだ幼かった。あなたは大人だった。
本当にそう思うよ。2007-11-14 14:07:00 -
14:
純子
初めてのデート、2回目のデート、4回目のデート。繰り返し会う回数が増える。でも隆之はあたしと笑顔で話すだけ。
あたしが知っている今までの男ならとっくに手を出してくる頃。
食事をして話して帰るだけ。それはとても珍しく思った。
頻繁に会ってもあなたはあたしに触れようとはしなかった。2007-11-14 14:12:00 -
15:
名無しさん
気になる??
2007-11-15 01:20:00