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『だいじょーぶ』

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  • 1:

    初めて書きます。読みにくい点もあると思いますが、よかったら読んで下さい

    2007-07-06 02:29:00
  • 31:

    いつの間にか先輩は戻ってきていて、他の先輩達と一緒に呑んでいた。                時間を見るともう11時をまわっていた。                 代表が立ち上がって、一次会終わりの話をしていた。            酔っ払いの介抱をしながらみんな各々外に出た。  帰宅組と二次会のカラオケ組に別れたが、あたしは帰宅組で、里菜はカラオケに行くと言って真っ赤な顔のまま同級生の男のコに絡んでいた。            里菜にさよならを告げて、数人と駅に向かった。あたしは歩いて帰るけれど、皆を見送りに駅に行った。

    2007-07-12 23:45:00
  • 32:

    みんなを見送って、歩いて一人で帰っていた。   もう12時だった。拓はお仕事始まってるなあと思いながら、拓にメールをした。            【メール送信:拓】    今皆と別れて家に帰ってるー!もうお仕事中やんね?お仕事頑張ってなあ!              【送信完了しました】              一人で歩いていると、何度もホストの人や若い男に話かけられる。軽くあしらいながら、ウザったいなあと思っていた。                   {お姉さん今から何処行くのー?初回タダやし飲みにいこー?}       {遊び行こうや!可愛いやん!}                     同じ言葉の繰り返し。けど、そういえば拓もこんなだった。大変だなと思った。                        家のカギを空けると、カバンの中で携帯が鳴った。  拓だと思って開くと、地元の友達の美里からだった。【メール受信:美里】   彩香久しぶりィ!元気してる?!夏休み絶対帰ってきてやァ!8月終わりに皆で沖縄行こう話しててん!詳しい予定決まったらまた連絡するから、頭に入れといてや☆                     沖縄かあ!行きたかったんだよなあ。                   【メール送信:美里】   もち行くしやな!また連絡ちょうだい!                  携帯閉じた。

    2007-07-13 00:14:00
  • 33:

    携帯は鳴らなかった。昨日まで拓の事なんて頭になかったのに、拓から連絡がこない事がすごく淋しかった。                       早く寝ようと、シャワーを浴びてベットに入った。                携帯をむやみやたらに開いては閉める。何度もセンター問い合わせをする。    何故かわからないけど、拓と連絡がとりたくて仕方なかった。                    2時をまわっても、携帯は鳴る事を忘れたかのようにシンとしている。                 いつの間にか眠りについていた。

    2007-07-13 00:20:00
  • 34:

    妙な夢を見て目が覚めた。ひどく汗をかいていて、〈置いていかないで〉と言う言葉が頭の中でリピートされていた。        頭は冴えているのに、もう現実に戻ったんだと分かっているのに、なぜか涙が出てきた。悲しくて悲しくてたまらなかった。    憂鬱で、少しの間動けなかった。         〈置いていかないで…〉                                     カーテンをあけてみた。眩しい光が差し込んで、やっと涙が止まった。                  今何時だろ…                  9時か…                    【メール受信3件】    【着信2件】                  誰だろ?
                【着信:拓 3時半】  【着信:拓 8時40分】            【メール受信:拓 2時半】連絡遅れてごめん!手えはなせなかった!もう家帰ってるよなあ?                  【メール受信:拓 4時】 もう寝た?起きたら連絡ちょーだい!                               【メール受信:ママ】   おはよ!ちゃんとご飯食べてる?

    2007-07-13 00:39:00
  • 35:

    拓どうしたんだろうと心配になった。仕事中なハズなのに、メールも電話も。しかもこんなに夜中だ。拓に電話をしてみた。                 …―…―…プルッ―…―…―《はい》        ワンコールで出た。     「もしもし拓?どうかしたん?メールと電話…寝てて今見てん。ごめんね」               《寝てたんかあー。よかったー》         「よかった?何が?」  《いや、今帰りよるゆーてほんまにちゃんと帰れたんかな思って。飲み会の後やと酒入っとおし、夜遅いしやなあ。変な奴襲ってきよったらどーしよーか思ってん。寝てたならいーねん。何回もごめんなあ》   「…心配してくれたんやあ。ありがとう…ごめんね、家帰ってからメールしたらよかったなあ…。」    《ちょっと気になっただけやでー。》       「ありがとう」     《こちらこそ》     「こちらこそて意味わからんやん…」       《……(笑)》                 心配してくれていた。思い出せない夢の憂鬱が、晴れて行くのが分かった。あたしは置いていかれてはいないのではないかと、漠然と思った。        また涙が零れた。                「ありがとう」     《どーしたん?》    「何があ…?」     《…泣いてない?》   「あはは(笑)泣いてないよ…」         《だいじょーぶ?》   「大丈夫、ありがとう。あ、お仕事は?終わった?」《終わったでー今から帰る。》          「そっかあ。お疲れ様!」《ありがとー。まあ、なんかあったらゆうてよー》 「うん!ゆっくり休んでなあ」          《ゆっくり休むわあ。また起きたらメールするな》  「分かったあ。おやすみ」《おやすみー》

    2007-07-13 01:06:00
  • 36:

    この日から、毎日拓とメールをするようになった。              拓が起きてあたしが寝る、21時〜2時くらい迄。 あたしが起きて拓が寝る、9時〜12時くらい迄。             あたしが夜遅く迄遊んでいたりバイトしていたり、 拓が撮影や営業をしていたり、休みの日曜〜月曜は、連絡をとる時間は前後していたけれど、毎日メールをして、たまには電話をした。            1ヶ月もこの生活が続いて、7月には当たり前のようになっていた。                 仕事が始まる前には、  《仕事終わったら連絡するなあ》         寝る前には、      《起きたら連絡するなあ》メールの決まり文句だった。 
                そういえば、拓はあんまり自分の事を話さない。  けれど、あたしがバイトでミスをしたとか、落ち込む事があった時には、必ず励ましてくれた。

    2007-07-13 01:21:00
  • 37:

    代わり映えないけれど楽しい毎日が続き、梅雨があけ、太陽がギラギラと輝くようになった。                   あたしはなんだか拓に依存してきていた。彼氏でもないのに。        《今から同伴やねん》  他の女の子と会いにいくと聞くと、嫌な気持ちになるようになっていた。               あたしは彼女じゃないんだ。分かってはいても、毎日連絡をとっていると、拓が酷く身近な人であるかのように感じるようになっていた。                      拓はしかもホスト。ホストに関する知識がなくても、ホストに恋するもんじゃないって事くらい心得ていた。               あたしは拓のなんなんだろう。                                  友達でも…ない?                ホストにとって店に呼ばない女の子って、どういう位置関係なんだろう。                            拓に疑問を抱いていたその頃、拓からあるメールが来た。

    2007-07-13 01:36:00
  • 38:

    【メール受信:拓】    おはよお!今起きた!あんなあ、ちょっとびっくりさせたるわあ。このサイト開いてみて!        http://Club-Coal*****             なんだろう?サイトに接続してみた。                    ゴールドの背景に黒の文字。ホストクラブのサイトだった。  なんに驚くのかわからなくて、キラキラ光る文字をクリックした。上から順番にクリックするが、なんなのかわからない。           【今月の売上】     横にnew、と表示されるその文字をクリックすると、見覚えのある写真と名前が表示された。                    【No.1 陽日 拓】

    2007-07-13 01:50:00
  • 39:

    な、なんばーわん?               水商売の事はよくわからない。でも、No.1が物凄い事は分かる。                   凄いねんなあ拓って!休みなく働いて、頑張ってるもんなあ!        感動して思わず拓に電話をした。                     …―…―プルルルル…―…―…            《はい》        「もしもし?!サイト見たで!拓No.1なん?!めちゃめちゃ凄いやん!おめでとう!!」         《ありがとー(笑)No.1とるん初めてやからなあ、ちょっと自慢したかってん》「自慢したくなるやろこれは!ほんますごいし!おめでとっ!パーティしよパーティ」《え?いいよーそんなん!》           「おめでとうパーティやん!やろー♪」       《じゃあ、ご飯作ってえ!ハンバーグ食いたい》   「なんでもつくるしー!」《ありがとう。楽しみにしてるわあ♪》                  凄いねんなあー。陽日 拓、No.1やって!                 「あれ?」       《なにー?》                  【陽日 拓】                  「なんでもない!あ、じゃあまた日にち決めよ?」 《おう!》                   気付きたくなかった事に気付きはじめていた。

    2007-07-13 02:03:00
  • 40:

    そーか。拓って源氏名やってんなあ。普通の名前やからわからんやった。               その事が酷くショックだった。自分はやっぱり友達でもなかったんだなと思った。             付き合う事もないだろう。            じゃああたしは一体誰?             一体何に依存して、何に嫉妬して、何に期待しているんだろう。       水商売をした事もないあたしには、源氏名イコールお客さんだと思えた。                                       嫌悪感を覚えた。    でもお店に来いって言われた事ないし…                  ワカンナイ。                     あたし何してんだろ?

    2007-07-13 02:11:00
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