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『だいじょーぶ』
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1:
ゆ
初めて書きます。読みにくい点もあると思いますが、よかったら読んで下さい
2007-07-06 02:29:00 -
278:
ゆ
翌日の午前0時拓はあたしを家まで迎えに来てくれた 《おはよう》 「おはようー」 二人で店への道を歩く。 《彩香初回やからそんな金かからんし、帰りたくなったらゆうてな》 「うん」 初めて拓の店に行く。お客さんと絡む拓を見るのは苦痛だろうと思われた。 【Club COAL】 白い看板と光るネオン。エレベータで3階に着く。 赤っぽい明かりが辺りを照らす。 〔いーらっしゃいませえ〕ドアを開けるとホストの人達に出迎えられた。 なんだか気分が悪くなってきた。 既に何席かに女の人達が座っていた。隣りにはスーツ姿の男の子。 1番奥の席に通されると、異常なくらいに女の人達に凝視された。
2007-08-03 00:11:00 -
279:
ゆ
居心地悪いな… 〔いらっしゃいませ〕 オシボリを渡される。可愛い顔をした男の人だった。 《彩香何飲む?飲み放題やからなんでもいいで!梅酒とかにしとく?》 「うん…」 《お願いしまーす》 梅酒のボトルが運ばれる。 《水割りでい?》 拓はあたしの横に座って、カチャカチャと水割りを作っていた。 〔いらっしゃいませーい〕再度掛け声がして振り向くと、カリナさんが入ってきた。
2007-08-03 00:53:00 -
280:
ゆ
〔あっ彩香ちゃーん♪〕 甘い声を発しながら同じ席に座る。あたしとカリナさんは、テーブルを挟んで向かいあって座っていた。 《おはよっカリナ!今日も綺麗やなあ♪》 突然拓のテンションが変わり、ギョッとして拓を見た。 〔せやろー拓ちゃん♪拓ちゃんも今日もカッコイイでぇ〕きゃっきゃっとカリナさんが言う。 カリナさんのボトルが席に運ばれる。 〔カリナいつものなぁ〕 慣れた手つきでオシボリを受け取り、違う男の子に言った。 《もお作ってもらっとーからっ!俺さすが(笑)》 ギャハハと拓が笑う。 いつもとこんなに違うんや… 〔彩香チャーン、今日突然ごめんなぁっ。カリナなぁーどうしても一緒に呑みたかってんー〕 何処から声が出るんだと思うくらいの声で言う。 「いいえ!嬉しいです♪」笑顔を作った。
2007-08-03 01:07:00 -
281:
ゆ
カリナさんのカクテルが運ばれてくると、カリナさんがお手洗いに立った。 《彩香だいじょーぶ?》 いつもの声で聞く拓。 「…拓、カリナさんの隣り座っときよ?あたし大丈夫やから。」 少し黙って、わかったと席を移動した。 〔あれえ?拓チャンなんでこっち側いてんのぉ?〕 オシボリを手に笑顔でそう言った。 《さあなっ?なんでやろーなっ?》 〔カリナわかったしぃー♪〕二人で顔を見合わせて笑う 吐き気がしてきた。 [お邪魔しちゃっていいですかー?] さっきの可愛い顔のコが席に来る。 〔あ!直樹ぃ!彩香チャンの隣り座ったってえ!〕 [お隣りいいですか?] 「どうぞ♪」 笑顔で言った。
2007-08-03 01:17:00 -
282:
ゆ
4人で話しをしていた。 一気ゲームをしてだんだん皆酔っ払ってくる。 カリナさんはヘロヘロになって拓にもたれ掛かる。 《カリナあかーん!》 拓がカリナさんの頭を持ってソファーにもたれ掛かかせる。 〔いいやぁん!拓のケチー!なあ彩香チャン?〕 「うん。いいやんね!」 話しを合わせた。 《彩香》 低い声で拓に呼ばれてビクッとする。 そんな事言っても話し合わせるしかないやん… [まあまあ(笑)] 直樹君が笑ってフォローを入れる。 〔わかったぁー。直樹ぃリシャール2本持ってきてぇ!〕《カリナいーって!無理しんなあ!》 〔無理してなぁぃ!直樹はやくぅー〕 目を虚ろにしながらカリナさんがいう。
2007-08-03 01:29:00 -
283:
ゆ
拓と直樹君が目を合わせて拓が頷く。直樹君は席を立った。 《カリナありがとうっ!ばり嬉しいわあ!》 カリナさんを見つめながら、極上の笑顔で呟いた。 音楽が消えてスポットが暗くなる。 辺りが静まりかえる。 〔はーいこちらのお姫様からぁリシャール2本頂きましたぁ!ありゃーす!〕 マイクで誰かが喋ると、爆音で音楽が流れ、ホスト達が皆集まってきた。 シャンパンコールが始まった。
2007-08-03 01:38:00 -
284:
ゆ
シャンパンコールが終わると、カリナさんは酔い潰れて寝てしまった。 《直樹、ちょっと席外して。あと、カリナにブランケットかけたって》 〔わかりました〕 直樹君が席を外す。 《今日、ありがとう。ごめんな。でも、ホストの俺見て貰えてよかったわ…》 「いいよ。働いてる姿見れてよかったと思うから」 声を枯らして、酒を呑んで、あたしが知ってる拓とは別人だった。 「だいじょーぶ?お茶頼んでいーよ?」 酔っ払っている拓を見て心配になった。 《ありがとう。悪いけどお言葉に甘えるな》 そう言って拓は、お茶を取りに行った。
2007-08-03 01:49:00 -
285:
ゆ
〔ぅぅー゛〕 カリナさんが目を覚ます。 「大丈夫ですか?」 〔あれ?たくわぁ?〕 「お茶取りに行きましたよ!」 辺りを見回してから、あたしを見た。 〔なあなあ、彩香ちゃんて拓のただの客?〕 えっ… 「そーですよー(笑)」 笑顔を作る。 〔ふーん。拓はカリナのやから。邪魔せんといてな。〕
2007-08-03 01:56:00 -
286:
ゆ
「………」 なんて返せばいいか迷っていると、直樹君がやってきた。 〔カリナちゃん起きてん?拓さんが呼んでたで?〕 ブランケットを手渡し、拓がいる方を指指した。 〔ほんまぁ?行ってくるーっ♪〕 カリナさんは席を立った。 〔なんか言われた?〕 「えっ?!」 直樹君の言葉に驚いて直樹君を見る。 〔異様な雰囲気やったから…〕 「そう?大丈夫やで!」 また笑顔を作る。 〔作り笑顔痛々しいで〕 「………」 なんだろう?この人… 「俺の事覚えてへんの?彩香ちゃん」
2007-08-03 02:05:00 -
287:
ゆ
………………スカウトの人! 「祐樹くん!!!」 今迄気が付かなかった! 〔酷いよなあーどんだけ俺存在薄いねんー(笑)〕 だってだってだって! 全然雰囲気違う! 「髪型も服装も全然ちゃうねんもん!なんでホストしてるん?!スカウトちゃうかったん?!」 [ここの代表の後輩やって手伝いするときあんねん。本業はスカウト。客引き抜いていいって言われてるしな。ここのお客さんに、風俗紹介したりしてる。] 「へぇ…怖いな。びっくりやし!」 [俺んがびっくりやし(笑)拓さんと知り合いやったんやー] 《何盛り上がってんのん?》 拓がお茶を持って帰ってきた。
2007-08-03 02:16:00