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『だいじょーぶ』
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1:
ゆ
初めて書きます。読みにくい点もあると思いますが、よかったら読んで下さい
2007-07-06 02:29:00 -
268:
ゆ
反応に迷っていると、その女性は拓に走り寄った。 何食わぬ顔で腕を組む。 〔たーくっ!行こうやぁー♪カリナお腹減ったょっ〕 《うん》 …………… TSUTAYA来なきゃよかった 〔何立ち止まってるん?あの子知り合い?〕 カリナと言うその女性はあたしをギロリと睨んだ。 このままスルーするのも不自然だ。ちゃんとしろあたし「拓サンお久しぶりです」 愛想笑いを取り繕う。 《…久しぶり》 「綺麗な人と一緒やなあ!じゃあまた暇出来たらお店行くな!」 元気に言ってみる。 「ご一緒のところすみませんでした」 女の人に会釈をし、さっと場所を移動した。
2007-08-02 01:52:00 -
269:
ゆ
「あの子お客ぅ?見いひん顔やなぁーま、行こうゃ」拓を引っ張りながらTSUTAYAを出て行った。 胸がムカムカする うまくやれたかな… 腕組んでたな…いいなあ。 彼女って紹介してくれやんかったな 当たり前か。そんな事あの子の前で出来る訳ない。 したらいけない。 でも…悲しい 涙を堪えてTSUTAYAを出る。さっきのスカウトの人がまだ近くにいた。
2007-08-02 01:58:00 -
270:
ゆ
〔あれ?彩香ちゃん!〕 スカウトの人が走り寄ってくる 〔TSUTAYAおったん?もー帰るん?〕 言葉を発すれば涙が溢れそうで黙る事しか出来なかった。 〔どないしたん?なんかあった?あ。俺の話すんそんなに嫌?ごめんなごめんな〕 一人で焦ってごめんと謝る。名前…聞いてなかったな 「ちが…違うよ。名前…なんだっけ…?」 〔俺?ゆうき!俺のせいじゃないん?焦ったあ(笑)どしたんよ?〕 「ゆうき君のせいちゃうで。ごめんな、なんでもないから…帰るね」 〔え?帰るん?一人で危なない?送ろうか!〕
2007-08-02 02:06:00 -
271:
ゆ
大丈夫、ありがとうと言ってその場を去った。 頭の中はさっきの女の子の事でいっぱいで何にも考えられなかった。 綺麗な人やったなあ…20代前半くらいかな 大丈夫。 辛くなんかない… 覚悟決めたハズだ 家に着いてぼーっとしていると、拓からメールが届いた
2007-08-02 02:11:00 -
272:
ゆ
【メール受信:拓】 さっきはごめん。 …それだけ? なんのフォローもしないの? メールは返さなかった。 大丈夫やで、気にしんなよそう言うべきだとわかってた。けれど言いたくなかった。気にしてないだなんて言いたくなかった。 気にするよ 悲しくなるよ 悔しいもん 大丈夫って言いたくない ――――チャラー♪―――― 拓から電話がかかってきた。 今は取れない。 大丈夫って笑えないから。
2007-08-02 02:19:00 -
273:
ゆ
けれど何回も着信を告げる携帯電話。 「もしもし?」 電話を取った。 《もしもし彩香?!寝てたー?》 やたらハイテンションな声がした。 《さっきごめんなあーびっくりしてすぐ反応出来やんかったあ!》 なんでこんなに明るく言えるの?嫌な感情が溢れでてくる。イライラが止まらない 《彩香?聞いてる?》 「うん」 《なんか…怒ってる?》 なあにそれ? なんでわかんないの? 〔拓はぁ?ちょっと拓ぅぅ!カリナの拓はどこー〕 遠くであの人の声がする。 …もうやだ 「ごめん切るね」 《え?ちょ…》 プツッ
携帯の電源を落とした2007-08-02 02:29:00 -
274:
ゆ
ホストと付き合えば仕方ない事だってわかってる。 こんな事なんともないって笑わなきゃ けど出来ない なんでわかってくれないんだろう。 優しい言葉を吐いたって、綺麗事言ったって、あたしの気持ちなんてコレっぽっちもわかってくれないじゃない 嫌な想いさせてごめんなって誠意ある謝罪がどうしてないの? 拓がわからない
2007-08-02 02:37:00 -
275:
ゆ
翌朝電源を入れると、3通メールが届いていた。 【メール受信:拓 3時】 電源切った?ほんまごめん。客とおったんが嫌やった?ごめんな… 【メール受信:拓 8時】 本当にごめん。起きたら連絡ちょうだい。 【メール受信:祐樹】 昨日スカウトした祐樹やけどわかるー?なんか昨日様子おかしかったからメールしてみた。よかったらメールちょうだい! 祐樹にメールを返信して、学校に向かった。
2007-08-02 02:45:00 -
276:
ゆ
学校に行くために駅に歩いていると拓から着信が来た。 いい加減取らなきゃ… 「…はい」 《もしもし?!彩香ごめん…》 「……」 《俺酔っ払ってて…ごめんな》 「もう…いいよ」 《ごめんな…》 「あたしこそごめんね」 頑張れあたし。こんな事で拓に迷惑かけてどうするの。キスしてた訳じゃない。セックスしてた訳じゃない全然大丈夫だ 《今から学校?》 「うん!お仕事お疲れ様」《うん。あんな、彩香突然やねんけど…明日かあさって店遊びこやん?》 …えぇ? 《昨日俺とおったお客がな、彩香と呑みたいってきかへんねん。嫌やったらいいけど…》
2007-08-02 02:59:00 -
277:
ゆ
「なんで突然あたし?」 《昨日見て気に入ったらしい。たまに無茶言い出すねん…。彩香呼ばんとオーナーに言うってごねるねんな…うちの店のオーナーの娘やねんあの子。せやけど、ほんま嫌やったらいいから!》 行かなきゃいけないって事か…行かなきゃ拓の面子も潰れるかもしれない 「いいで。行っても」 《ほんまにごめん…》 「謝らんくていいで!拓悪くないやん。とりあえず今から電車乗るから…」 電話を切る。学校に行く気が失せて、来た道を戻った。 気持ちが沈む。 本当は行きたくない。
2007-08-02 03:11:00