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『だいじょーぶ』
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1:
ゆ
初めて書きます。読みにくい点もあると思いますが、よかったら読んで下さい
2007-07-06 02:29:00 -
228:
ゆ
「拓は…今彼女いいひんの?」 《せやなあーモテんからなー(笑)》 笑いながら言う。そんな訳がないのに。 「彼女欲しくないん?」 《どやろーんー》 「あんな…」 《なにー?》 あたしが今から言おうとしてる事なんか、思いもつかないかのように首を傾げる 「あたしじゃあ拓の彼女は役不足かなあ?」 誰かに告白するのは初めてで、可愛いげのない言い方をしてしまった。 素直に好きやって言えばいいのに…情けない。 《え…?》 怖くて顔があげられない。フラれるのかな…やっぱりあたしじゃだめだよね… なかなか答えない拓は今困った顔をしているのかもしれない。
2007-07-30 01:27:00 -
229:
ゆ
足元で雪が溶けていくのが見える。俯いたまま答えを待った。 《彩香…》 「…はい」 フラれると思った。 《俺彩香の事好きやで》 えっ 思わず顔をあげると、恥ずかしそうに頭をかく拓がいた。 《前に俺からゆったん覚えとー?あれから気持ち変わってない。》 《せやけど…あの時とは状況ちゃうねんな…。No.1なって、今物凄いプレッシャーやねん。仕事、ほんまに頑張りたい。俺ホストやし…あんましかまってあげれやんかもしれん。元々彼女出来てもいっぱい会うタイプちゃうし…》 「うん…」 雪の音が聞こえる
2007-07-30 01:38:00 -
230:
ゆ
拓はきちんとあたしに伝えてくれた。 《淋しい想いさせるかもしれん。俺なんかで彩香幸せなれるかなって思うねん。俺は彩香の話聞くだけでなんか嬉しいし、俺でいーんかな…》 拓も不安なのかな。 あたしの事をほんまに想ってくれてるんかな 《どーしよ…どしたらいいんか自分でもわからん…》淋しそうに俯く。 拓、あたしはだいじょーぶだよ… 「あたしな。」 《ん…》 「拓といるだけで幸せやで。覚悟も出来てる。応援するで、後悔しいひんように今しかできひん事したらいいって思う。やから…」 うまく気持ちを伝えられない。
2007-07-30 01:49:00 -
231:
ゆ
《…俺でもい?》 好きな気持ちを伝えたくても、伝えられなくてもどかしい。 あたしは今まで いい車に乗っているとか 顔がカッコイイとか 頻繁に会えるとか そういう外側の面を重視する人間だった。 違うんだよ。 ただ拓が好きなんだよ。 心配しなくていいんだよ。伝えたくてもどう言えばいいのかわからなかった。 「俺がいいねんで!」 一生懸命伝えようと必死に言う。
2007-07-30 02:15:00 -
232:
ゆ
嬉しかった。 今までのどんな愛の言葉より嬉しかった。 出会ってからの9ヶ月間で拓が孤独を背負っているのはなんとなく感じてた。 家庭が複雑なのかな。母親の料理をまともに食べた事がないって前言ってたね 一人じゃないよ。 何があってもあたしは拓の味方だから。 絶対一人になんかしないから。
2007-07-30 02:57:00 -
233:
ゆ
頭をあげると拓がまた泣きそうな顔をして笑っていた 二人で笑った。 「お仕事やんね?時間大丈夫?」 《あ、そろそろ行くわ…仕事終わったら連絡するな》「うん。頑張ってね」 この日の事は生涯忘れないと思う。
2007-07-30 03:00:00 -
234:
ゆ
幸せな気持ちで家に帰って拓にメールした。 【メール送信:拓】 今日はありがと!ご飯もケーキもめちゃめちゃ美味しかった。我が儘言わないようにするからね。お仕事頑張ってな! ホストという仕事に対して絶対我が儘は言わないようにしようと思った。 頑張りたいなら頑張って欲しい。 あたしと付き合う事で、拓にマイナスになるような事態だけは絶対したくない。 【メール受信:拓】 どーいたしまして!今日、めっちゃ嬉しかった。また明日連絡するな。 いい彼女でいるからね。
2007-07-30 03:06:00 -
235:
ゆ
朝起きると、拓からメールが来ていた。 【メール受信:拓】 おはよー!今終わったあ!まだ寝てるー? 急いでメールを返した。 【メール送信:拓】 今起きたで!おはよう!お仕事お疲れ様っ! 送り終わると電話がかかってきた。 ――――チャラ―♪―――― 「はーい」 《おはよー!》 「おはよ!お疲れさまあ!今から帰るんー?」 《疲れたあー。今からちょっとお客サンの買い物付き合う約束やねん…》 「日曜やのに大変やなあ…」 少し胸が痛んだ。 《40位のおばちゃんとやからな!梅田で待ち合わせ2時やからちょっと会えるねんけど、今から行っていい…?》 「うん!ご飯作って待ってるわあ」 拓と会える。それだけで嬉しかった。 それに、拓は今までお客さんと何処に何をしに行くとかあたしに言ってくれなかった。心配させないように気を使ってくれてるのかな
2007-07-30 03:18:00 -
236:
ゆ
お味噌汁と肉じゃがを作って待っていると拓が来た。 《おじゃまします》 「はーい」 《ご飯やあっ!めっちゃ嬉しい。》 にこにこ嬉しそうにご飯を食べる。 《美味しい!やっぱり彩香料理うまいよなあ》 何を作っても美味しいって食べてくれる。そんなところも凄く愛おしかった。 二人でコンビニにお菓子を買いに行く。いつものお礼だと言って、たくさんゼリーやお菓子を買ってくれた。 「ありがとう!」 《いーえっ》 拓も幸せそうに笑っていてあたしは本当に嬉しかった。
2007-07-30 03:24:00 -
237:
ゆ
ある日の朝、学校に里菜と歩いていると拓から電話がかかってきた。 「もしー?」 《もしもし?おはよー!今仕事終わったあ》 「お疲れ様っ」 《めっちゃ酔ってんねん(笑)今何してるーん?》 「大丈夫…?今学校行ってるでー」 《学校かあーいつ帰ってくるん?》 「今日は4限までやから5時くらいーでもそのあとバイトやねんっ」 《そっかあ…わかったあ…バイト終わったら連絡ちょーだあーい♪》 「うん!ゆっくり休んでな!」 会おうとしてくれたんかな?なんかほんま、あたし彼女なんやな… 嬉しい…。
2007-07-30 03:32:00