-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
『だいじょーぶ』
-
1:
ゆ
初めて書きます。読みにくい点もあると思いますが、よかったら読んで下さい
2007-07-06 02:29:00 -
218:
ゆ
パパは血まみれで、あたしの上に覆い被さっていた。 「パパ?!ねえパパ!置いてかないで!パパ!!」 泣きじゃくりながらパパを呼ぶ。 〔彩香…ごめ…んな〕 それがパパの最後の言葉。 置いていかないでって叫んでも 置いていかないでって泣いても もうパパは 応えてくれなかった
2007-07-29 05:04:00 -
219:
ゆ
《彩香?どしたんや?だいじょーぶか?》 「パパに守られてあたし生きてんや…」 《え?》 ママは病気で亡くなったって言ってたけど、あたしを守るための嘘だった。 「思い出してん。パパが死んだ時の事…」 心配そうにあたしを見る拓に、大丈夫と言って立ち上がる。 頭痛は晴れていた。 《ほんまにだいじょーぶか?とりあえずどっか入ろうか?寒いやろ…》 辺りを見渡すと、警察が取り調べをしていた。さっきのおじさんが警察と話しをしている。 「おじさん?」 〔さっきのお姉ちゃん!大丈夫なんか?〕 「うん。ありがとう。あたしに出来る事、なんかある?」 〔お姉さん、事故の瞬間見はりました?〕 警察の人に聞かれた。 「見てないです…横転した音で車の近く行ったんで」〔そうですか。帰られて大丈夫ですよ。ご協力感謝します〕
2007-07-29 05:16:00 -
220:
ゆ
《彩香行こうか》 拓に言われて、頭を下げて現場を後にした。 《だいじょーぶ?》 「うん、心配かけてごめんね。」 《事故間近で見てショックやったろ…》 「大丈夫。そんなに弱くないで。」 拓に笑顔を見せた。 《ご飯食べれる?》 「もちろん!」 パパの話を拓にした。ショックだったけれど、思い出せてよかった。 《同じ光景見て思い出したんやな…ショックちゃう?》 「ショックやけど大丈夫。パパに守られたんやって思い出せたから。」 ママ達には思い出した事、まだ言わないで置こう。心配かけるから。
2007-07-29 05:24:00 -
221:
ゆ
《そか。よかった》 「あたし置いていかれてないな。守って貰ったんやでな。」 《うん。》 哀しそうに笑う拓を見て、拓のおかげでもあるんやでって言ったら、びっくりしていた。 綺麗な創作料理のダイニングバーを拓は予約してくれていて、ご飯を食べながら話していた。 デザートでホールのケーキが出て来て、隅にあるピアノで誕生日ソングを演奏してくれた。 《誕生日おめでとう》 「ありがとう…」 胸がいっぱいになった。 拓ありがとう。 あたしは拓が好きやで。
2007-07-29 05:33:00 -
222:
ゆ
いつもいつも励ましてくれて、元気がなければ元気づけてくれて、心配ばっかりしてくれる。 拓にどれだけ救われた事か 拓はわからないかもしれないけど、本当にいつもありがとうって思ってる。 好きです。ほんまに 手を繋いで歩けなくても 他の女の子と駆け引きしなくちゃいけなくても 生活時間帯が合わなくても 普通の人と付き合えば 当たり前な事が当たり前に出来なくても 拓がいい。
2007-07-29 05:40:00 -
223:
ゆ
あたしはこの日、拓への告白を決めた。
2007-07-29 05:42:00 -
224:
名無しさん
この小説めッッちゃ好き??頑張ってね??
2007-07-29 23:13:00 -
225:
ゆ
232サンありがとうございます?そんなん言って頂けてほんま嬉しいです?頑張りますね?
2007-07-30 01:00:00 -
226:
ゆ
拓がいなければあたしは パパの事も受け入れられなかったと思う。 置いていかないで 漠然とずっと淋しかった 泣いても 縋り付いても 決して戻らぬ愛する人に 置いていかれた気がして淋しかった けれど 置いて行かれてないんだって今はそう思える 守ってくれた愛が残ってるから。 置いて行かれていないよ だいじょーぶ ね?
2007-07-30 01:08:00 -
227:
ゆ
ケーキを食べて店を出る。 「割り勘やでっ」 《だめー彩香いっつもおごらしてくれやんから、今日誕生日くらいおごらして》「でも…」 《いーの》 「わかった。ごちそうさま!今日はありがとう…」 どういたしましてって笑いながら一万円札を出した。 《雪やまへんなあ》 空を見上げると、吸い込まれるように暗闇に白い水玉模様が浮かびあがる。 ちらちら舞う雪の中を、二人で歩いた。 《ほな俺ここで》 「うん。あ…あんな」 《うん?》
2007-07-30 01:17:00