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『だいじょーぶ』
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1:
ゆ
初めて書きます。読みにくい点もあると思いますが、よかったら読んで下さい
2007-07-06 02:29:00 -
201:
ゆ
拓を見送りに大通りまで一緒に歩いた。 《めっちゃ美味かったーほんまありがとうな!》 「いつでもおいでよー」 《またご飯作ってな!》 拓を見送ってから、家に帰った。 この日以来、一ヶ月に1、2回拓は家に来るようになった。 毎日メールしてたまに電話もしたけれど、あたしから遊ぼう…会おうとは言わなかった。 同伴予定も営業も忙しいだろう。 誘うのは躊躇った。
2007-07-29 02:07:00 -
202:
ゆ
外も寒くなってきて サークルでテニスコートを借りてテニスをするのが辛くなってきた。 寒くて手がかじかんで、ああもういつの間にか冬だなあって思ってた。 学校のテストが終わりクリスマス。拓はもちろん出勤。 24日はサークルでクリスマスパーティーをするので、カップルの里菜と笠井先輩も、24日はパーティーに参加するらしい。あたしももちろん参加する。 麻美はデート。緑は地元の友達とユニバーサルスタジオに行くからだ。 街はクリスマスカラーに染まり、ゆっくり一年の終わりが近付く。 過ぎてみれば早いもの。
2007-07-29 02:20:00 -
203:
ゆ
クリスマスパーティーには皆スーツで女の子はドレス。毎年恒例らしい。 サークルのOBの人のコネで、地下にあるバーを一日貸し切る。凄く華やかだと先輩から聞いた。 前日に買った里菜と色違いの赤のロングドレスを持って、里菜と笠井先輩と会場に向かった。 街はカップルでいっぱいで、中にはいかにも水商売な巻き髪のお姉さんが、いかにもホストのお兄さんと腕を組んで歩く光景も見られた。 拓から何にも聞いていないけれど、拓もきっと同伴なんだろうと思った。
2007-07-29 02:28:00 -
204:
ゆ
『里菜、彩香ココやで!』 笠井先輩が階段を降りる。 「凄いなあ!」 〔ほんまやー〕 ツリーの周りを華やかなドレスを着た先輩達が囲んでいた。 〔里菜、彩香着替えといでー〕 女の先輩に言われてトイレで着替えた。 〔綺麗なんは今だけやで〕含み笑いをしながら先輩に言われて、どういう意味だろうと思った。 〔メリークリスマス!騒ぐでオマエラ!〕 サンタクロースの恰好をした代表が挨拶し、わいわいと皆で酒を呑んでゲームをして。 「あたしもー無理ー」 テキーラを一気してヘロヘロだった。 〔綺麗なんは今だけ〕 あー納得。 会場はめちゃめちゃだった
2007-07-29 02:37:00 -
205:
ゆ
潰れてカウンターで寝ている人が増えてきて、代表なんかサンタクロースの服なんてとうの昔に脱ぎ捨てた。 ドレスもぐちゃぐちゃ。 里菜もカウンターで寝ていた。肩にスーツがかかっているところを見ると、笠井先輩が介抱していたんだろう。 同じ学年のコ達と一気ゲームで盛り上がっていると 『彩香』 笠井先輩に呼ばれた。
2007-07-29 02:42:00 -
206:
ゆ
「なんですかぁー?」 千鳥足で先輩の座る席に行くと 飲みすぎだと怒られた。 『お前体いけんか?』 「へー?体?とりあえず吐きそうですけろ?先輩なんで元気なんー」 『俺は強いんだよ(笑)そーじゃなくて体。もーいいんか』 やっと何を言っているのか理解して、笠井先輩が初めに気付いたと里菜の言葉を思い出した。 「大丈夫です。ありがとうございました。本当に」 『無理すんなよ。あれから大介とは会ってないねやろ?』 久しぶりに聖夜の話を振られて、酔いが一気に醒めた 「なにもかも知ってるんですね」 頷く先輩を見て心が痛くなってきた。 「聖夜は…大介はあれからどうしてるんですか?」
2007-07-29 02:51:00 -
207:
ゆ
『ホスト辞めて東京行った。お前が元気してんのかずっときにしてたで。』 「…そうですか。」 『お前今彼氏は?』 「いないですけど…」 『拓って奴とは付き合ってないん?』 「ほんまに全部知ってるんですね。付き合ってないです」 『好きなん?』 「………はい」 素直な気持ちだった。もう気がついている。あたしは拓が好きだ。 『そか…まあ何でもゆうてこいよ。大介の話して悪い』 「いえ…。大介がまだ悔やんでるなら、怨んでないからって伝えて下さい」 『わかった』
2007-07-29 02:58:00 -
208:
ゆ
先輩の席を離れて一人でカクテルを呑んでいると、携帯が鳴った。 【メール受信:拓】 おっはよーメリークリスマスイブ!今から出勤やー! 携帯の画面をボーっとみる。 【メール送信:拓】 おはよ!メリークリスマスイブー☆お仕事頑張ってな!素敵なクリスマスを過ごしてねー メールの返信はなかった。 ホストと付き合ったらクリスマスも一緒に過ごせない。 誕生日も、バレンタインも、何にも出来ない。 わかってる。 このまま先に進まなければいいんだ。 大丈夫。
2007-07-29 03:06:00 -
209:
ゆ
お正月は実家で過ごした。久しぶりのママのご飯はやっぱり美味しかった。 拓に作ってあげようと、ママからレシピを教わる。 拓は31日の朝に友達のいる名古屋に行ってくるとメールが来て、それ以来連絡をとっていなかった。 ママとお兄ちゃんと初詣に行った。 おみくじを引くと何故か凶だった。 「凶が出たー(笑)」 〔いいことあるなー今年は(笑)〕 お兄ちゃんが茶化す。 ママが笑っていた。 4日はパパの命日。 5日はあたしの誕生日。 お墓参りに行って、誕生日はママの手料理とケーキを食べて夜から美里達が祝ってくれた。
2007-07-29 03:17:00 -
210:
ゆ
学校が始まるのでアパートに戻る。 帰ると里菜達が誕生日を祝ってくれた。 拓から大阪に帰ってきたと電話があった。 《え?誕生日やったん!》昨日誕生日のお祝いをしてもらったと言うと驚いて拓が言う。 「せやでー19才なった!拓誕生日いつ?」 《おめでとう!お祝いしなあかんな!俺は11月18日やでー》 「え?!何でいわへんのよ!」 《んー(笑)そんなおめでたくないし(笑)》 「なんでやねん(笑)祝うわっ☆」 《いいでそんなん!それよか彩香のお祝いしよ!今度の土曜日暇?》 「んー大丈夫やけどいいで」 《いーから!飯食いいこ☆てゆーてもフランス料理とか無理やけど(笑)》 土曜日の9時にご飯をご馳走になる事が決まった
2007-07-29 03:29:00