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『だいじょーぶ』
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1:
ゆ
初めて書きます。読みにくい点もあると思いますが、よかったら読んで下さい
2007-07-06 02:29:00 -
18:
ゆ
入学して一ヶ月。 ようやく友達らしい友達もできた。 うちの大学にあんまりギャルっぽいコはいないけど、同じ学部であたしを含めて4人、派手なコ達で固まっていた。 里菜と麻美と緑とあたし。いつも4人でつるんで、放課後も遊んだりした。 淋しさから、夜外出する事もほぼ無くなっていた。 里菜と一緒に学校内のテニスサークルにも入った。そこで出会ったのが当時3回生だった大介だった。
2007-07-12 20:48:00 -
19:
ゆ
↑失礼しました。当時3回生⇒訂正
当時2回生でした。2007-07-12 20:50:00 -
20:
ゆ
6月の始め。あたしはそのサークルの飲み会に参加するために、ひっかけを歩いていた。 [彩香あ、飲み会の場所何処やったっけ?!] 「わかんない…ひっかけ集合しよってみんな言ってたんになあ。誰もいてないなあ?先輩に電話してみよ」[8時ひっかけやんなあ?ほんま皆時間にルーズやなあ(笑)]
里菜と携帯を開いて話していた。 《彩香?》 誰かに名前を呼ばれて振り向くと、拓が立っていた。2007-07-12 20:58:00 -
21:
ゆ
《彩香やん!久しぶり!》八重歯見える笑い顔。久しぶりだった。 [だーれ?友達?] 里菜に聞かれた。 里菜にも麻美にも緑にも、拓の事は話していなかった。みんな派手だけど男関係はキッチリしているし、麻美は特に3年間付き合っている彼氏もいる。〈ナンパされて番号教えた。しかもホストやってる人に。〉そんな事言えなかった。 「んーちょっとした知り合い。里菜ちょっと待っててくれる?」 そう言って、拓に目で合図をした。 拓も理解してくれたらしく、ちょっと里菜から離れたところに歩いた。
2007-07-12 21:05:00 -
22:
ゆ
《ごめん。連れおってんな。マズかった?》 さっきとは打って変わって、申し訳なさそうに拓が言った。 「ううん、大丈夫やで!ごめんね、きにせんといて」あんまりしょげているので、こっちが申し訳なくなった。 「久しぶりやね!一ヶ月ぶりくらい?」 《やなあ?全然電話とってくれんし嫌われた思ってたわ》 そういえば、始めの一回以来電話は取っていない。嫌とかじゃなくて、タイミングが合わなかった。 「ごめんねえ。そんなんとちゃうで」 何を弁護してるかわからなかったけど、ごめんねって何度も謝った。 《うん。元気ならいーねん。》 拓はやっと笑ってくれた。
2007-07-12 21:14:00 -
23:
ゆ
《よかったら、アドレス教えてやあ?メール、暇な時にでも返してくれたらいいし》「あ、せやな。いいで」 拓に対する警戒心は最初からあまりなかったように思う。 アドレスを交換したら、
《連れ待ってんねやんな?はよ行き!時間とらしてごめんな。》 「あ、うん。全然いいで!ありがとう。」 《お連れさんに謝ってきてい?一人にさしてしもたし…》 …真面目というか、ええ奴やなあ。ギャル男系ってチャライ奴多いから、酷く驚いた。 いいよ、と笑って里菜の元に向かった。2007-07-12 21:21:00 -
24:
ゆ
呆然としていると、 《待っといててゆーたやん。危ないやろ》 拓に言われた。 「え?何言ったん?!」 《ないしょ》 そして里菜に向き直って、《ごめんな、彩香連れてったから一人にさしてもーて…怖い想いさしてほんまごめん。》 里菜に頭を下げていた。 [いえ!ありがとうございました…] 突然頭を下げられてあたふたしながら里菜が言った。 「里菜大丈夫?!あたしほんとごめん…」 1番あたしが悪いのに、拓に頼ってしまって情けなかった。 [ちゃうねん!ちょっと入れ墨凄いなとめちゃめちゃ見てもーてん汗。したら絡まれて。大失態や…大丈夫やし!] [ほんまありがとうございました!彩香の友達ですよね?助かりました] 申し訳なさそうに、あたしと拓に言った。 《いやいやあ!無事でよかったわあ》 笑っていた。 …―…―チャラ〜♪…―…― 里菜の着信音が鳴った。 [あ、先輩や!ちょっとすみません] 里菜が電話を取って話している間に、拓にお礼を言った。 「拓、ほんまありがとう。迷惑かけてごめんね…」 本当に申し訳なかった。関係のない拓を巻き込んで、危ない目に合わせるところだった。 《迷惑やなんて思わんで。彩香も友達も無事でよかったわ。》 カッコイイ男だと思った。顔とかスタイルとかじゃなくて、本当に中身が。たかが一回会っただけ、たかが一回電話しただけの女をかばえる奴なんかそんなにいない。 人は結局自分が1番大切で、面倒なことなんて避けるものだと思うから。
2007-07-12 22:10:00 -
25:
ゆ
「ほんまにありがとう。でも、あーゆーの危ないから、拓も自分大切にしてや?殴られたりしたらあたしやって嫌やし!」 本気で心配になったから、あんまり深刻にならないように軽くちょけたように言った。 けれど拓は驚いた顔をして《…ありがとう。心配してくれて》 と言って、哀しそうに笑った。 なんだかあたしも哀しくなって、黙りこんでしまった。 [彩香!先輩達着いたって!皆もう店入ってるみたいやわ!] 里菜に言われて、はっと我に返った。 「あ!ほんまに?ほな行こうか!拓、本当にありがとね!」 元気に言った。 《俺も行かな!じゃあまた連絡するなあ!里菜ちゃんもバイバイ!》 今度は拓も元気に答えた。[あ、ありがとうございました!さよなら!] 里菜も言った。
2007-07-12 22:23:00 -
26:
ゆ
拓と別れて、先輩達と同じ学年のコ達と合流した。 わいわいとした雰囲気の中で、里菜と並んで歩きながら、改めて謝った。 「里菜、ほんまごめんね」 [気にすんなってえ!彩香悪くないやん!それよか、えーと拓さん?めちゃめちゃいー人やなあ?] 「ほんまそれな…」 話は拓の話になった。 [なんか、拓さん彩香の事好きなんちゃう?見ててそんなかんじした!] 突然の話に驚いて、急いで訂正した。 「んなわけないで!一回会っただけやし!ありえんありえん!」 [そーかなあ?そんなかんじに見えるけどなあ。あの人同じ大学っけ?何歳?]「絶対ちゃうから!(笑)同じ大学じゃないで。歳は20歳やゆーてた」 [なら2コ上かあ。大学生違うん?何してる人?] 「…働いてる。よくしらんけど…」 やっぱりホストとは言えなかった。 [社会人かあ!えーやん!二人付き合ったらえーのに(笑)] 里菜にからかわれて、ありえないと何回も繰り返してから、否定しすぎだと二人で笑った。
2007-07-12 22:40:00 -
27:
ゆ
飲み会は楽しかった。まだ話した事もなかった先輩や同級生とも仲良くなれた。次の日が日曜日な事もあって、一気コールもあちこちで始まっていた。 あたしはお酒は強し好きだけど、次の日居酒屋でバイトだったので、座敷の隅でちびちび呑んでいた。 『彩香ー!?何一人でたそがれてんのー?』 笠井先輩がやってきた。 「たそがれてないですよ!笠井先輩酔ってます?(笑)」 『全然しらふやゆーねん』あたしの横に座りながら言った。 『学校慣れたかあ?!』 「はいっ。楽しいです!」 たわいない会話をしていると、携帯のバイブが鳴った。
2007-07-12 22:53:00