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  • 1:

    由里aya

    ――2005年7月20日――元気な男の子が産まれた ―名前は、「誠」
    パパから貰った大切な名前パパ。         誠は6ヵ月になったよ――

    2006-02-08 03:12:00
  • 51:

    由里

    信人は焦ってた。    『え?…ッッ!!!違うねん!由里とは別れたくない!でも子供は育てて行かれへん!!わかってくれ…よ………』由里『わからん。都合良すぎちゃう?二人の赤ちゃんやのに。殺すんや。』……アカン…きれる………妊娠中の情緒不安定のせいでスグ泣く・スグ怒る・が、揃ってた私は、何を言ったか忘れるぐらい早口で色んな事を言い、『おろすなんかアホみたいな事いうな!!!人殺し!!最低やッッ!!出来ても殺すんやったら始めカラすんな』と叫んでた……

    2006-02-14 09:50:00
  • 52:

    由里

    由里『そんな事…言われると思わんかった。ちっさな赤ちゃんは、何も判らんと思ってんの?』     信人『そんな事ない……でも、産まれてきて俺等んとこ来ても…不幸やんか…』            由里『産まれて来て不幸な子なんかおらん!!例えそのこに不幸が続いても産まれてきた事は幸せなんやで!生きたくても…生きれない人……居るんやから…』

    2006-02-14 10:29:00
  • 53:

    由里

    ――私は、友達の死を見た事がある――                  
    …中学生の時…たくさん居た友達の中でも、よく話が合った。理香といつも3人で居た。沙菜……すごく元気でいつもハイテンションだった。

    2006-02-14 10:31:00
  • 54:

    由里

    ―ある日(土日明けの月曜)―
    沙菜が学校を珍しく休んだ。
    理香『アレ?沙菜は?』
    由里『ほんまやー休み?!』理香『お見舞い行くか★』由里『おーぅ★★』
                ―学校が終わり、沙菜んちに向かう―
    ピーンポーン♪♪
    沙菜ママ『ガチャ…はい?』
    理香『あっ、沙菜チャンのお見舞いにきましたぁ★』
    ママ『あっ、どうぞ…』さなのママは元気無かった…

    2006-02-14 10:34:00
  • 55:

    由里

    ピーンポーン♪♪
    沙菜ママ『ガチャ…はーい。』理香『あっ、沙菜チャンのお見舞いにきましたぁ☆★』ママ『あっ、どうぞ……』さなのママは元気無かった
    由里『おじゃまします★』理香『沙菜ぁ??』
    ―部屋に入る―…
    沙菜『来てくれたんやぁ』由里『………さな……』

    2006-02-14 12:45:00
  • 56:

    由里

    3日でこんなに人って変わるの?痩せすぎ…なんで?!心の中で何回も思った。。理香『さなぁ!!どしたん?元気ナイやーん(T_T)!』
    沙菜『そぉ?全然大丈夫やで★』
    理香『それやったらいぃけどなぁッッ★今日なぁ〜先生がなぁ…(^_^)』
    ……私は途中から話も聞かず、ボケっと沙菜を見ていた。

    2006-02-14 12:49:00
  • 57:

    ???

    読んでるよ?頑張って?

    2006-02-14 13:24:00
  • 58:

    由里

    ???サンありがとうッッ?
    嬉しぃ??頑張るゾ??

    2006-02-14 16:26:00
  • 59:

    夏菜

    更新されてる〜?
    最近ここチェックするのが日課になっちゃった??
    主さん頑張ってねぇ?

    2006-02-14 18:44:00
  • 60:

    由里

    夏菜っちぃー!!(笑)誰も見てくれてないと思ってたぁ(T_T)ホンマありがとう(^_^)頑張るね★

    2006-02-15 13:01:00
  • 61:

    由里


    理香『じゃぁ、体しんどいやろし帰るな(^_^)寝とかなあかんでぇ★』
    沙菜『わかったぁ(^O^)理香・由里ありがとうッッ★バイバーイ★★』
    理香『じゃぁねーッッッ(笑)』
    ―私達は沙菜ママに挨拶して帰った。――

    2006-02-15 15:19:00
  • 62:

    由里

    ――――帰り道――――理香『……り…?ュリ……ゆぅーりぃーー!!』
    由里『えっ?!あっ何ッ??!』
    沙菜の事考え過ぎて、私は理香の言葉が全然聞こえてなかった。

    2006-02-15 15:21:00
  • 63:

    由里

    理香『どしたん??アンタずっとぼーっとしてる。』
    由里『そ、そぉ?!』
    理香『沙菜の事やろ…』
    由里『ぇ……』
    理香『すごい痩せてたな……見てられへんかった…可哀相に……どうしたんやろなぁ……早く元気になってほしいよなぁ………』すごく辛そうに理香は呟いた。由里『…りか……ごめんな。由里動揺してしまって…』理香『しゃーないよ。』………私達は泣きそうになりながら帰った……

    2006-02-15 15:24:00
  • 64:

    由里

    沙菜は一週間経っても学校へは来なかった。
    心配でたまらなくて家に何時か行ったが沙菜には逢わしてもらえなかった。

    ―――二日後―――
                沙菜は入院した………

    2006-02-15 15:26:00
  • 65:

    由里

    原因は、まだ中学生の私達にはわからなかった………ただ解ったのが、だんだん筋肉のちからが弱まり、最後には動けなくなる病気って事だった…

    沙菜は体の異変に気付きながらも黙っていたらしい…
    それを聞いた、私達は………泣き続けた……。

    2006-02-15 15:36:00
  • 66:

    由里



    《なんで…沙菜なんよ…》

    2006-02-15 15:39:00
  • 67:

    由里


    私は、何度も何度も、そう思った……

    2006-02-15 15:45:00
  • 68:

    由里

    私達は毎日お見舞いに行った…

    沙菜が怖がらないように…心配しないように……

    2006-02-15 16:04:00
  • 69:

    由里

    ―ある日――
    沙菜の大好きなプリンを買って行った。
    理香『さなぁー一緒にたべよぉッッ(^O^)』
    沙菜『おっ、ありがと…と……と…ぅ……』
    理香『えっ?!どした?!』沙菜『うー…ん…最近たまに言葉が詰まって…ハハッッ』

    2006-02-15 16:11:00
  • 70:

    由里

    ……沙菜は、笑っていた。でも、本当は辛くて怖くて不安で……段々死が近づいてるのを毎日実感していて……本当は笑ってなんか、いられへんのに……私達の前では笑顔で居てくれた…だから…沙菜の、毎晩泣いて腫れぼったい目に気付きながらも一緒に笑って過ごした。

    2006-02-15 16:11:00
  • 71:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 72:

    由里

    スプーンも、コップも持てなくて…自分で歩く事も……話す事も。私達に書き続けてくれた手紙も、字が読めなって行った……。

    でも私達は、病室をでるまでは笑顔で居た。
    でも…――――病室を出た瞬間、涙はとめどなく流れた………

    2006-02-15 16:19:00
  • 73:

    由里



    《私達は本当に何もしてあげられないの……?……》

    2006-02-15 16:23:00
  • 74:

    名無しさん

    いい??
    これは期待大?

    2006-02-15 22:40:00
  • 75:

    ???

    読んでるょ?完結さしてなぁ?

    2006-02-16 09:29:00
  • 76:

    由里

    ?ッチありがとうッッッ?今から書くよ?

    2006-02-17 06:28:00
  • 77:

    由里


    私達は、悔しさでっぱいだった。。
    ただ、時が流れていくのを黙って見てるようだった。  

    2006-02-17 06:29:00
  • 78:

    由里


    ―沙菜が入院して一年――
    病室に入ると、いつも笑顔の沙菜が泣いていた…文字板を指差し、「見て」と合図をした。
     

    2006-02-17 06:30:00
  • 79:

    由里

    【リカ、ユリいつもありがとう。サナは、かんしゃのきもちでいっぱいです。ふたりとともだちで、よかった。ありがとう。サナは、もうすぐいなくなってしまうけど、ふたりには、ながいきしてほしいです。だいすきなふたりだから。でもサナもいっしょにいきたかったな。。しょうじき、もっと  生きたい。さんにんでママになって、こどもたちをあそばせたかったな。生きたいよ…もっともっと、このせかいにいたいよ……はなれたくない…本当はしぬのがこわいよ……ぜんぶ、わすれたくない…】

    2006-02-17 06:34:00
  • 80:

    由里


    『ぅッッ…うぁぁッッ……』沙
    菜は出ない声で思いきり泣いた…―
    理香『さな……ごめ…ん……ッッ!あた…し……何も…して…ヒック……あげら…ゥッ…れへんか…ヒックッ……た……なんでッッ?!…ゥッッ…さ…ななん…ッッ…』
    私も理香も、声をあげて泣いていた。三人共…泣いていた…

    2006-02-17 06:36:00
  • 81:

    由里

    沙菜が泣きながら、また文字板をさした。

    【ありがとう…なにもできなかったなんか、かなしいこといわんといて?たくさん勇気とか、希望とかくれたやん…?サナは死んでもわすれへんよ…ほんまにありがとう…】

    2006-02-17 06:37:00
  • 82:

    由里

    【あとな…、サナがいなくなっても、これだけはまもって?命を大切にするって…生きたくても生きれない人はたくさんいるから…どんな不幸を背負っても産まれるって事はすばらしいことやし、幸せやで…その命がどれだけ短くても、ぜったいその命は大事にするべきやとおもう…サナは短い人生やったけど、すごくしあわせやったし…お母さんに感謝してる。絶対殺してもいい命なんかないからな?
    サナは二人に会えてほんまによかった。うまれかわっても三人一緒な。】

    2006-02-17 06:38:00
  • 83:

    由里


    私達は、さなの心の声を胸に刻み込んだ。私達は絶対忘れない。あの時の沙菜の精一杯の気持ちを…
    泣きながら何度も何度も、繰り返し誓った…。    

    2006-02-17 06:40:00
  • 84:

    由里


    ―その日の夕方18時25分―
    沙菜は、天使になった。出なくなった声を必死にだして言ってくれた……

    2006-02-17 06:42:00
  • 85:

    由里


    『み…んな…、ごめ……んね……ありが…とう。』

    ―それが最後の言葉―……

    2006-02-17 06:44:00
  • 86:

    由里


    可愛い笑顔…幸せそうな…安心したように笑って見せてた……辛くて苦しかったやろうに…私達の手を握ったまま天使になった沙菜。 

    2006-02-17 06:50:00
  • 87:

    由里


    ……その手は、ずっと繋いだままやからな…?……

    段々冷たくなっていく手を握りしめ、沙菜に約束した。

    2006-02-17 06:52:00
  • 88:

    名無しさん

    2006-02-17 07:00:00
  • 89:

    名無しさん

    続きがきになる?主さん完結してね?

    2006-02-17 09:08:00
  • 90:

    由里

    名無しサン?ありがとうッッッ?頑張るッッ??

    2006-02-17 13:47:00
  • 91:

    名無しさん

    ???

    2006-02-17 18:17:00
  • 92:

    由里

    ???さん?上げてくれてアリガトです??

    2006-02-17 19:23:00
  • 93:

    由里


    …沙菜……生まれ変わっても、一緒に遊ぼう?一緒にプリン食べよ?…好きな人の話しよう…?イッパイ笑おう??ママになっても仲良しでいような?誰よりも健康で、長生きしよう??ありがとう…沙菜はとても大切なものを、残してくれたよ……『命の大切さ』『生きる意味』…ありがとう……

    天国行ったら元気に走り回って、笑って暮らせますように……。。

    2006-02-17 23:07:00
  • 94:

    由里


    ―それから…5年経ち…まさに私は命の重みを実感している……―
     

    2006-02-18 07:39:00
  • 95:

    由里

     
    沙菜の言葉が無かったら、私は迷ってたと思う。
    最悪な結末を選んでいたかもしれない……
    たったひとつの命の灯を一瞬で消していたかもしれない。
    沙菜があの時命の大切さ、教えてくれたから。だから…この子を堕ろそうなんて一回も考えた事なんかなかったよ…?

    2006-02-18 07:40:00
  • 96:

    由里



    ――そして私は、沙菜の事を信人に打ち明けた…――  
     

    2006-02-18 07:41:00
  • 97:

    由里

    すべて話した後…
    由里『命は大切やねん!!それがわからん人なんかと一緒には、やっていかれへん。』
    最後に冷たくそう言った…信人『ご……ッッ…め…ん……』

    泣いていた。。

    2006-02-18 07:44:00
  • 98:

    由里

    信人『俺……何…も解っ…て無か…った…不必要な命なんかないよな…産まれる事が幸せなんやな……俺……その子とお前の為…に頑張…る…俺なんかで、いぃ…んか……?』


    由里『当たり前…やん…か』

    2006-02-18 07:45:00
  • 99:

    由里


    【あの時二人で、流した涙は凄く綺麗やったなぁ…?お互いを必要としてるって、確信したよ……?ありがとう…信人……頑張るって言ってくれて、今までにないぐらい嬉しかった…。】 
     

    2006-02-18 07:47:00
  • 100:

    由里



    ―そして、妊娠4ヵ月―
    年明けに親に挨拶・結婚の準備・新居探し・・・
    ものすごく忙しかったケド、幸せだった…。
     

    2006-02-18 07:48:00
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