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  • 1:

    ◆qrlDpe3WiM

    友情と愛情 
    どっちを取るって    聞かれたら           
    今ならそう          
    あたしは
    迷わず答えれるのに―…

    2007-05-30 22:21:00
  • 2:

    ◆qrlDpe3WiM



    2007-05-30 22:23:00
  • 3:

    ◆qrlDpe3WiM

    煌びやかなネオンが、今日も街で輝く。その光は、きっと月よりも眩しい。  そして、そこで働く女達と男達。その数は、きっと星の数より多い―。         
    そんな夜の世界で生きている人々。あたしも、その中の一人。この世界に入ってもう3年になる。         
    "月奈(ツキナ)"      あたしは、そう呼ばれた。

    2007-05-30 22:32:00
  • 4:

    ◆qrlDpe3WiM

    もちろん、これは源治名というやつであって。本名は別にある。3年前、あたしがこの世界に入るキッカケを作った当初の店の代表が付けてくれた。        
    理由は、十五夜の日に入店したから…。なんとも単純な理由だった。だけど、あたしはこの名前が嫌いじゃない。いろいろな意味で思い出深いこの名前を、あたしは3年経った今でも変えられずにいる。          
    もしかしたら、また出会えるかも知れないなんて。 叶うはずのない願いをこの名だけに託して―。

    2007-05-30 22:57:00
  • 5:

    ◆qrlDpe3WiM

    3年前、あたしは大切な人を失った。自らの手で、手放した。選んだ道は間違ってなかったかなんて、今更誰に問い掛けても答えなんて見つかるはずもなく。     
    ただ、忘れられないでいる。季節の巡りは肌でこんなにも感じれるのに、あたし一人だけ時間があの頃から止まったままのような気がして。 

    ねぇ、花梨。
    聞こえてる?あたしはいつまで光の射さない朝に怯えて、生きていくんだろう…。

    2007-05-30 23:08:00
  • 6:

    ◆qrlDpe3WiM



    2007-05-30 23:10:00
  • 7:

    ◆qrlDpe3WiM

    3年前―。       あたしは、実家である神戸を離れて大阪で一人暮らしを始めた。理由は、些細な事だった。フリーターとしてアパレル関係のバイトをして、適当に彼氏とも付き合って、そんな当たり前すぎる毎日に少し刺激が欲しかったから。
    加えて…言えば、二十歳にもなって実家にいる肩身も正直狭かった。親とは仲が悪い方ではなかったけど、あたしが一人暮らしをすると言っても引き止める事も理由を聞く事もなかった。

    大阪に出てからは、初めは経験のあるアパレルの仕事を続けるつもりだった。 だけど、なかなかいい所が見つからず…ミナミの街を真っ昼間から渡り歩く。

    2007-05-30 23:25:00
  • 8:

    ◆qrlDpe3WiM

    夏も終わりなのに、今日の大阪は異常に暑い。まだ、半袖の人もちらほらいた。歩き疲れて自販機でお茶を買ってベンチに座って、しばし人間観察…。       
    前から、スーツ姿の男が歩いてくるのが見えた。茶色い髪の毛に、所々から光るシルバーアクセサリー。 サラリーマンではないのは一目瞭然だった。       
    ホスト…かな?どこをとって見ても、真っ昼間にはふさわしくない風貌だ。

    2007-05-30 23:34:00
  • 9:

    ◆qrlDpe3WiM

    「…あっついなー。俺にも一口くれへん?それ。」 目の前で立ち止まった男は、あたしの手にある烏龍茶を指差し言った。    『横に自販機あるけど。』初対面の男に、飲みかけの烏龍茶を渡すのはさすがに気が引ける。  
    「あ、ほんまやー(笑)ありがとっ。俺も休憩しよ。」あたしの隣に腰掛け、男は買ったコーラをすごい勢いで飲みほした。         
    だいぶ年上かと見えた容姿は、近くで見ると意外と若く、20代前半だろう。

    2007-05-30 23:45:00
  • 10:

    ◆qrlDpe3WiM

    「ぷはぁ…やっぱ暑い日はコーラに限るな!ってか、自分こんなとこで何してるんー?人待ち!?」   こっちに顔を向けて、笑顔で聞いてくる。     『いや、職探し…。』  「職探し?仕事何もしてないん?」
    『つい最近、引っ越してきたとこやからさー。』  烏龍茶を口に流し込みながら、街行く人を見渡す。   
    返事がない男を不思議に思い隣を見ると、何か少し考えたような後、とびきりの笑顔で言った。     「じゃあ、自分うちで働きいや!?決定な!」

    2007-05-30 23:57:00
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