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  • 1:

    ◆qrlDpe3WiM

    友情と愛情 
    どっちを取るって    聞かれたら           
    今ならそう          
    あたしは
    迷わず答えれるのに―…

    2007-05-30 22:21:00
  • 37:

    ◆qrlDpe3WiM

    待機中に携帯が震えた。 見てみると、良太から早速メールが来ていた。   【今日はありがとー!月奈ちゃん気に入った!(笑) また翔と顔見に行くわ☆】素直に嬉しい内容だった。【ありがとう☆あたしも、楽しかったよー!また話せたらいいな(*^_^*)】  送信――‥  。        
    携帯を閉じてボーっとしていると、事務所に花梨が入ってきた。
    「月奈〜お疲れっ!なんか良太えらい月奈の事気に入ってるみたいやでぇ(笑)」花梨は、冷やかしの目で嬉しそうに言ってくる。  『えー…花梨こそ、翔くんといい感じやったやん!』花梨は、"なんでやねんー(笑)"と言いながら携帯でメールチェックを始めた。     
    いい感じも何も、お客さんとして返って来てくれたらいいけど。きっと、花梨もそう思ってるだろうけど。

    2007-05-31 23:31:00
  • 38:

    ◆qrlDpe3WiM

    ガラッ――。 
    突然開いた事務所のドア。「おー、おはよーさん。」 中に入ってきたのは、入店当日以来会っていなかった代表の姿…。      『おはようございます!』とりあえず挨拶をした。 やっぱり、この人のオーラはすごい。若さの中にも、威厳がある。      「あれ?月奈かぁー?久しぶりやなー。最近、頑張ってるみたいやなぁ!拓美からちゃんと聞いてるで。」『いえ…まだ全然!』  「お前には期待してるから頑張れよ。」
    代表は笑顔で、あたしの頭もポンポンとした。   久しぶりに見た、この人の笑顔。やっぱりどこか安心する―…。           
    「あれ、花梨?お前、今日出勤やったっけ?」   携帯をひたすらいじっている花梨に、代表が声をかけた。

    2007-06-01 00:22:00
  • 39:

    ◆qrlDpe3WiM

    「……出勤ですよ。」   花梨は、携帯から目を逸らさずに言う。よほど大事なメールなのだろう。   「…そっか。まぁ、あんま無理すんなよ。」    代表は優しく言い、花梨の肩に手を置いた。        
    今まであまり店に顔を出す事がなかった代表は、最近になり頻繁にお店に来るようになった。あたしは、顔を見るたびに"頑張ってるか?"とか、"調子どうや?"など、些細な気を配ってくれる代表が好きだった。      
    あくまで上司としてだけど。

    2007-06-01 07:07:00
  • 40:

    ◆qrlDpe3WiM

    《なぁ花梨…もしもな、 好きな人と親友が二人とも病気で治す薬が一個しかないとするやんッ!?》
    《不吉な話やな〜(笑)》 《花梨やったら…どっちを助ける!?》
    《…あたし?あたしやったら―……》            
    なぁ花梨、あたし今なら 間違いなく答えれるねん。   
    あなたが答えたあの意味を今なら痛い程理解できる。

    2007-06-01 07:16:00
  • 41:

    ◆qrlDpe3WiM



    2007-06-01 07:17:00
  • 42:

    ◆qrlDpe3WiM

    「月奈ぁー聞いてやー!今日職場の親方がなぁ…泣」あれからというもの、良太は週1ペースで通ってくれるようになった。    「こいつ今日会ってからこればっかり…(笑)月奈ちゃん慰めたってやー。」  また、翔も花梨の事を気に入ったらしく必ず一緒に来てくれていた。     『もー良太…男やったらしっかりしなさーい!(笑)』良太は、年上とは思えない程の弟キャラ。見た目クールやのになぁ…。でも、なんだか憎めない。    「良ちゃん可愛いなー(笑)」年下の花梨にまで、こんな事を言われている。      
    良太と翔が来るのは、たいてい仕事が休みの前の日の金曜か土曜が多かった。 オープンから来て、ラストに近い時間までいてくれる。年が近いこともあり話していて楽しかったし、あたしと花梨にとったら本当にいいお客さんだった。

    2007-06-01 07:27:00
  • 43:

    ◆qrlDpe3WiM

    「月奈ぁ…今度マジデートしてやぁ。」      少しお酒の入った良太が、言う。茶色い髪の毛が、少しあたしの肩に触れる。 「良ちゃんが月奈口説いてるー。。(笑)」     花梨が、小声でそれを冷やかす。
    「こいつ、月奈ちゃんに惚れてるから!職場でもずっと言ってるもん。」   翔は、笑いながら手に持った焼酎に口をつけた。     
    『…良太ぁー大丈夫?今日酔ってるん??』    あたしは肩にもたれかかる良太に、優しく聞く。

    2007-06-01 07:35:00
  • 44:

    ◆qrlDpe3WiM

    「…酔ってないわー。アホ」すねたように、目を閉じながら答える良太。    誰がアホやねん、とか内心思いながらあたしは良太をそのまま肩に寝かせてあげた―…。    


    営業終了後、拓美があたしの元にやってきた。   「月奈っちー、シフト出して。シフトー!」    『…たまごっちみたいな言い方やめてよ。』    今日は週末。一週間置きに出すシフトを、あたしはまだ提出していなかった。

    2007-06-01 07:42:00
  • 45:

    ◆qrlDpe3WiM

    『シフトかー…。花梨は?何曜日休みなん!?』  やっぱり出勤するなら、花梨がいる曜日がいい。  「ったく…お前らほんま2個1やなぁー(笑)まぁ仲良くなるのはいい事やけど」拓美は、少し呆れたように笑う。 
    『2個1っていい響き!花梨やってあたしがおる方がいいに決まってる!(笑)』なんて、自信過剰な発言をしてみる。だけど、そのくらいあたしと花梨は仲が良かった。"こんなに仲良くなるなんてなー"なんて、拓美は驚いていたけれど。   
    花梨とは、初めて会ったあの日からフィーリングが合っていたのかも知れない。きっと花梨も、そう思っていてくれていたと思う。

    2007-06-01 07:50:00
  • 46:

    ◆qrlDpe3WiM

    「ヤバイ!めっちゃ面白いわー!ってか、仕事終わりにまたアルコールて(笑)」『間違いないね!(笑)』 冷蔵庫に冷やしてあったビールを飲みながら…店の愚痴や、お客さんの話題など、あたし達は他愛もない話をして盛り上がっていた。  
    その時、♪〜♪〜♪花梨の携帯が鳴った。     画面を見てから、少し考えたような顔をして    「…月奈、ごめん!ちょっと電話してくるわ!」  と、花梨は外に出ていった。 
    彼氏かな?なんとなく、そう思ったけど特に気にせずあたしは残りのビールを飲みながら、一人でテレビを見ることにした。

    2007-06-04 05:57:00
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