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一言だけ…ありがとうな。
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1:
さな
まだ冷たい風がふいていた3月…。七ヶ月以上ぶりに外に出た私…少年院短期という勤めを終わった私は十六歳になっていた。
2007-05-04 15:34:00 -
585:
さな
私「おばちゃん!!」カナ母「サナちゃん!!カナが…カナが…」泣き崩れるカナのお母さん…私「カナは!?カナは大丈夫なん!?」カナ兄「大丈夫!死んだりはしやんって!先生言ってはったから!」私はその場にへたりこみ泣いた。この日程神様に感謝した日はなかった。(よかった…よかった…)私「何があったん?おばちゃん…」カナの母は涙をボロボロこぼしながら言った。
2007-06-07 06:08:00 -
586:
さな
カナ母「おばちゃんもさっき警察から電話あってな…カナが通り魔にあったって…カナ体に薬品みたいなのかけられて火までつけられて…背中…半分やけてもうて…ウッ…カナ…」カナのお母さんは声を上げて泣き出した。私「…」何もできない…体も動かなかった…。何秒ぼーっとしていただろうか…父の声で我にかえると目の前には警察が二人いた。警察「ちょっと話聞かせてもらっていいかな?」私「…」私は父におこしてもらい少し離れた場所でカナといつまで一緒にいたかなどを聞かれた…。私「薬品かけられたって聞いてんけど…何の薬品…?」警察「うーん。詳しい事まだわかってないけど…多分シンナー系やとおもうねん…ラッカーみたいなやつちゃうかな…?何か心辺りある?」警察の話をきいた私の頭にはマキとミチヨが浮かんだ…。(あいつらや…間違いない…)私「ないです…」警察に嘘をついた私…。カナの背中に火がつき泣き叫んでいる姿をあいつらが見て笑っているビジョンが頭にうかんだ。頭の中が赤一色にそまっていく…ユナの時と同じだった。(あ…またや…赤色や…)でもそのときは少し違った。意識はおかしいぐらいにハッキリしていた。
2007-06-07 06:32:00 -
587:
名無しさん
たまたま起きたらリアル?
2007-06-07 07:20:00 -
588:
さな
公園に行くとジャージ姿で髪がボサボサな女子が八人ほどいた。私「久しぶり。ごめんやで。急にあつまってもらって。」イズミ「モーニングコールにしてはやり過ぎやわっ!(笑)どないしたん?」私はカナの事を皆に説明した。マオ「マジで!?カナ大丈夫なん?」私「分からん。でも傷は絶対残ると…。とりあえず警察より先にあの二人探して。捕まえ次第ウチに電話して。」無理矢理集めた子達だったが皆が力を貸してくれた。皆が必死になりマキ達を探した。朝がすぎ昼がすぎ夜がきた。探している最中…晃から鳴る以上なまでの電話…はじめは無視していたがカナの様子が気になり夜になって初めて電話にでた。
2007-06-07 07:20:00 -
589:
?ゆり?
さなチャンッ?
お初?めたおもろいっ??
頑張ってるくださいッ??2007-06-07 07:31:00 -
590:
さな
晃「お前カナほったらかして何してんねん!?」私「よーじ!カナどう?」晃「今まだ目さめてない!お前今何処いてんねん!?」私「今は…あっちこっち!」晃「お前何する気やねん!?」私「…」晃「お前何かしってんのか?」私「…晃ごめん」私は晃の電話をきった。必死に私をとめようとする晃が辛かった…。もう止まる事ができない事を自分で感じていたから…。皆休む事なくマキ達を探していた。私自身の体も限界をかんじだした時…時刻10時過ぎ…。アイから電話がはいり帰宅したマキをつかまえたとの事…。私と一緒に行動していたイズミと大急ぎでアイの元へむかった。
2007-06-07 07:33:00 -
591:
さな
アイとアズサとマキは線路沿いにある建設中の家の中にいた。私が着いた時には既にマキの鼻からは血がでていた。私はマキの顔を見た途端また周りが真っ赤になった。気がつけば皆に押さえられマキが倒れこんでいた。イズミ「サナっ!」イズミに顔を叩かれ我にかえった。私「…ごめん。」くらーっとし意識を失いそうになった。私「ミチヨは?」アイ「こいつ言えへんねん。」私はフラフラしながらもマキの髪をひっぱり言った。私「どこや…?ミチヨどこや?」マキは泣きながら首を横に振った。私はマキの髪をひっぱり外へつれだすど力なく倒れているカナを原付きでひいた。マキがエズきながら何かを吐いた。アイ達が必死に私をとめる。私「死なん程度にするから。アイ達はもう帰り。パクられんのウチだけでいいから」アイ「…」私「早く行き。あんたらは絶対巻き込めへんから!もしなんかあったら脅されたっていいな!本間ありがとうな。カナの事お願いな…」アイ「…うん」そう返事をし皆はかえっていった。私「じゃーマキ続きしよっか」私はまたマキを引きずり工事中の中にはいった。
2007-06-07 07:59:00 -
592:
さな
↑間違えた!
カナじゃなくてマキをひきました!(笑)
カナひいたらアカンよねー!もうすぐ完結!!頑張りまーす!2007-06-07 08:02:00 -
593:
さな
私「マキ?火傷ってどんな痛みか分かる?」マキ「…」私「カナやったんお前やな?」マキ「…」私「忠告しとくわ。さっきは死なん程度にやるって言うたけど…それはウチの加減なだけでマキはもしかしたら死ぬかもしらんで…?シンナー吸ってるし痛みの感覚鈍ってるだけやし。今のあんた結構重傷なん気付いてるか?」私はそう言うとわざとマキの鼻を折った。やっぱり鈍い…痛がってはいたがカナリ反応が鈍かった。マキ「ご、ごめんなさ…い」私「謝る前に答え?カナやったんは?誰?」マキ「…」やっぱり答えない…。私からカバンからジョコウ液をとりだしマキの服にかけた。火をちかずけると以上にこわがるマキ…私「お前も燃やしたろか?」マキ「ごめんなさい!ウチがやってん!ウチと…ミチヨがやってん!ごめん!ごめんなさい!」私「もう一回言って?」私はもう一度同じ事をいわし携帯に録音した。マキにカナをおそった時のっていた原付きにのりマキと一緒にミチヨの元へむかった。
2007-06-07 08:22:00 -
594:
さな
私「何でカナにあんなんやってん?」マキ「…サナはいつもマキじゃなくてカナばっかりやん…ミチヨもカナにいっかいボコボコされてムカつくからって…やらなマキも燃やすって言われて…」マキは泣きながら私の背中にだきついた。私「別にそんなんちゃうよ。ウチあんたも好きやってんで?だからシンナー吸ってるあんた止めたやん。」マキ「サナ…ごめん。本間ごめん…」そうもしてるとミチヨがいると言うマンションの下についた…。私「本間にウチに悪いと思ってるんやったらミチヨつれてこれる?」マキは怯えていた…私「ウチと!ミチヨどっち取るねん!?」マキ「絶対サナ!」私「じゃ。ミチヨにこう言い!(ミチヨの居場所サナ達にばれた!今こっちにむかってるから!早く今のうち逃げよう!)って言って焦りながら手引っ張っておいで!分かった?ウチの好きなマキやったらできるな!?」マキ「うんっ!」少しフラフラしながらマキはエレベーターにのり上にあがっていった。何だかお女をだますホスト的な気持ちだった。
2007-06-07 08:48:00