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一言だけ…ありがとうな。

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  • 1:

    さな

    まだ冷たい風がふいていた3月…。七ヶ月以上ぶりに外に出た私…少年院短期という勤めを終わった私は十六歳になっていた。

    2007-05-04 15:34:00
  • 505:

    さな

    お待たせしました!更新します!

    2007-05-31 22:09:00
  • 506:

    さな

    守「晃の気持ちはこんな感じ!後はサナがゆっくり考え!じゃ、おれ来週試合やから練習行ってくるわ!カナいい子にしときや」カナ「了解〜?」守はそう言って家をでていった。カナ「晃本間にサナの事想ってんねんな。幸せ者やん」私「でも…あれはないやん?思ってくれんのは嬉しいケドな…」カナ「今更引かれへんのもあるやろ?」私「分からん…どうやろ?ムカつく気持ちまだ残ってるし」カナ「まーまー!時間が解決してくれるって!しばらく様子見ててみ?」私「うん…」守の言葉がつっかえモヤモヤしていて…。一言ごめんと謝る素直をさを私はもちあわせていななかった。

    2007-05-31 22:24:00
  • 507:

    さな

    カナが思い出した様に言った。カナ「あっ、サナ!お願いがあんねん!」私「どないしたん?」カナ「あんな守の誕生日後もうちょっとやん?プレゼント買いたいねんけどカナお金ないねんやん…」私「貸してほしいの?」カナ「違うわっ!自分で稼いだお金が欲しいの!」私「どうゆう事?」カナ「ウチの家の隣のおばちゃんがスナックやってんねんけど。日当一万円あげるから手伝いにおいでってゆうてんねん!で、勝手にサナも入れて二人で今晩行くって言ってもうてん!」私「そんな気分ちゃう…ウチ行けへんで…一人でいってらっしゃい。」私が冷たく言うとカナはバレバレな嘘泣きをしてシタバタ暴れだした。カナ「いーこーうーやー!!一万やでっ!?一万!三日で三万やで!」私「いやや〜!第一守にバレたらカナ殺されるで?」カナ「絶対バレへんもん!言いきれるわ!」私「いーっや!絶対嫌!」断固拒否する私をカナはゆすりはじめた。

    2007-05-31 22:47:00
  • 508:

    さな

    カナ「来てくれなパパに昨日の事チクるで!年下のユナしばいた事と、壁に穴空けた事言うで?」カナの顔が悪い顔になっている…。私「え…ユスル気ですか…?」カナ「そんなつもりはないよ〜」ニッコリ笑うカナ…カナ「あっそやそや!こないだサナが八つ当たりで蹴ってパパの車凹ませたって事もあったな〜パパめちゃめちゃ発狂してたもんな〜納車したばっかりやったもんな〜そりゃ怒るわなー。犯人がサナって聞いたらパパどないすんのかなー。」私「アカンアカンアカン!車の事だけは絶対アカン!マジ止めて!」カナ「じゃあ?」私「行かせていただきます…スナックでもキャバクラでも何でも行く行く!!」カナ「やったー!!三日間な!」私「はい…」その時のカナは間違いなく悪魔だった。

    2007-05-31 23:11:00
  • 509:

    さな

    私「守に何て言うの?あいつ勘繰り大魔王やで!」カナ「オカン社員旅行行くから三日間は離婚したお父さんの家行くってもぅ言ってある!」私「ふぅーん。」カナ「店ウチの地元の近くやし今日6時にウチの家きてぇや!」私「服何着たらいいん?」カナ「スカートやったら何でもいいって言ってたで〜!」私「足包帯巻いたままでいいやんな?」カナ「痛くないんやろ?とったらいいねん!」私は包帯をとりマキに噛まれた傷をカナに見せた。私「痛くないけど…こんなエグイのん出してていいの?」カナは少しエズキながら「アカン。やっぱアカン気持ち悪い…なおしとき…」と言い私の足に包帯を巻きなおした。

    2007-05-31 23:32:00
  • 510:

    さな

    その後カナと昼ご飯を食べ夕方前に解散した。カナ「じゃ!風呂あがったら家来てな〜!」カナは手を振り帰って行った。家に帰り風呂に入った。風呂からあがりクローゼットをあさり服をあさっているとインターホンがなりメグミちゃんが家に来た。私「あれ?お父は?」メグ「まだ仕事やって。もうすぐ帰ってくるって言ってたで。今日はサナちゃんにウチらから大事な話があんねん…」私「何〜?大事な話って!」私が突っ込むとメグミちゃんは嬉しそうにわらった。メグ「お父さん来たら言うわ♪」私「…?ウチ友達と遊びにいかなアカンから…早くしてな?」私はカナに少し遅れると連絡をいれるとメグミちゃんと二人で父の帰りをまった。しばらくして父が少し固まった顔をして帰って来た。私「おかえりー!話ってなにー!?ウチ約束あるからテキパキしてー!」急かす私の肩をポンポンと軽く叩き気持ち悪い笑顔を浮かべ父…私「気持ち悪っ!何なん!?気になるし!早く言ってぇや!」急かす私の横にすわった父は少しモジモジしながら話し出した。

    2007-05-31 23:55:00
  • 511:

    名無しさん

    パパ再婚かな?
    ぅちもさなチャンのパパみたいなおとんがよかった??

    さなチャン無理せんと頑張ってな?

    2007-06-01 00:16:00
  • 512:

    さな

    父「あんな…お父さんとメグミ結婚する事なってん」私「へぇ〜。いいんちゃう?最初からそのつもりやってんやろ?ウチめぐちゃんやったら全然いいでっ!でもまた偉い急やな〜」父「…急やろ。何でやと思う?」私「お父がイイ年やから?」父「それもある!だけどちょっと違うねんな〜!」私「何なん?ジラさんと早く言ってぇーや!」父は満面で笑って言った。父「サナに兄弟できてん!」私「うそーっっ!!マジでー!?めーっちゃ嬉しいねんけどー!本間なん!?」メグちゃんは笑いながら頷いた。一人っ子の私は昔から兄弟に強い憧れをもっていた。久しぶりに身震いがする程嬉しい話だった。私「いついついつ!?いつ生まれるん!?」メグ「まだまだやって!楽しみにしといて!」私は満面の笑みを返した。カナの約束など忘れ喜びまくっているとカナから催促の電話がはいり私は慌てて家をとびだしていった。近くに隠していた盗んだ原チャリでルンルン気分でカナの家に向かった。

    2007-06-01 00:17:00
  • 513:

    さな

    カナの家に着くとカナが少し怒り気味だった。カナ「遅いって!遅刻するやん!早く化粧したるからこっちおいでーや!」カナが怒っているのに私の顔のニヤニヤがとれない…カナ「何で半笑いなん!晃と仲直りできたん?」私「そんなん違う〜♪ってかそんなんどうでもいい〜♪もっといい事〜♪」体をクネクネさせながら笑う私。カナ「何なんー?言いーや!」私「教えてへしい??」カナ「うん?」私「ウチに兄弟できて〜ん?」カナ「マジで!?パパやるなー!!どっち?」私「いゃいゃいゃ…。そんなんまだ分からんやろ!!でもサナ妹がいい〜?」カナ「えーっ!カナ弟がいい〜?」私「お前の兄弟ちゃうし!サナのやもん!」カナは三人兄弟の末っ子で自分より下をいつも欲しいといっていた。カナ「サナの家族はカナの家族と一緒やしー!」私の事を一緒に心から喜んでくれるカナは本当の姉妹以上な存在だった…。カナに綺麗にしてもらい原チャリに二人乗りしてお店にむかった。ウウーすれ違ったパトカーがUターンして追い掛けて来た。カナ「来たで〜?」後にのっていたカナが言った。私「余裕〜♪余裕〜♪今日のウチはスペシャルバージョンやから?」そういいながらアッサリ、パトカーをまきお店にむかった。

    2007-06-01 00:52:00
  • 514:

    さな

    お店の近くに原チャリを起きドキドキしながらカナがお店のドアを開けた。「いらっしゃいませ〜」沢山の女の人の声がした。カナ「あっ…今日から三日間働かせてもらう約束してたんですけど…。」*「あっはいはい。聞いてます〜ママもうすぐ来るからちょっと座って待っててくれる?」私達は案内された椅子にチョコンと腰掛けた。初めて足を踏み入れたお水のお店はシックな感じで大人の匂いがした。少し長いカウンターではおじさんが二、三人ポツポツ座り各自一人一人の女の子が接客していた。ママが着く前に後二人の女の子が来た。なにもかもが初めてでテンパりながらママを待つ私とカナ…。しばらくして「おはようございまーす。」と声がしてママがやってきた。

    2007-06-01 01:16:00
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