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一言だけ…ありがとうな。
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1:
さな
まだ冷たい風がふいていた3月…。七ヶ月以上ぶりに外に出た私…少年院短期という勤めを終わった私は十六歳になっていた。
2007-05-04 15:34:00 -
35:
さな
20分ほどして裕介が向かえに来てくれた。二人で近くの公園に向かった。私「裕介って本間学校こやへんな?何でなん?」裕介「結構行ってるで!俺行った時たいがいお前いてないやん!」私「いてるよ!学校にわ!教室いてない時は保健室で寝てるか相談室に隔離されてるかどっちかやから!ちゃんと明日からおいでな!」裕介「お前が向かえにくるんやったら俺いくわ!」私「えー!ダルい」裕介「あかん!明日ちゃんと向かえにこいよ!」何故か私はその日から裕介の送迎係になった。
2007-05-06 15:17:00 -
36:
さな
裕介「ションベンしてくる」そう言って裕介は公園の隅へと消えていった。暗い公園で一人ベンチで待っていた私に変なおじさんが近づいてきた。「お姉ちゃんタバコちょうだい」私「あ!いいよ」ポッケの中を探ろうと下を向いた時ガバっとおじさんが抱き着いてきた。おじさんの顔が近い!必死に抵抗するが座っているのもあり、どうする事もできない。「嫌ー!助けてー!」生まれて初めて悲鳴を上げた時だった。「サナー!」悲鳴を聞いた裕介が走ってきた。ドッカーンとおじさんに飛び蹴りをした裕介。おじさんは軽く飛んだ。裕介はおじさんの上で馬乗りになり、ボコボコにしていた。「はよ、ちれー!」裕介の言った言葉におじさんは慌てて帰って行った。
2007-05-06 15:30:00 -
37:
さな
裕介「大丈夫か!?」私「あっ、うん。」強がってはそう言ったが体は震えていた。膝が笑い立つ事もできなかった。裕介はそんな私を抱きしめてくれた。裕介の力は少し痛い…だけど何故か安心することができた。ボロボロと涙が出てきた。「力強かってな…怖かった…。…」泣きながら言う私に裕介は優しく言った。「もう、大丈夫から…もぅ泣くな。」人前で涙を見せたのは年頃になって初めての事だった。男の力を初めて知った。それはとても怖い経験だった。
2007-05-06 15:42:00 -
38:
さな
しばらくして裕介は私を家までおくってくれた。帰り際裕介は言った。裕介「明日、お前向かえにこんでいいからか!俺が向かえにくるから!ちゃんと起きろよ!」私「分かった。今日は本間ありがとうな。」そう言った私に裕介はニコッと笑って帰っていった。
2007-05-06 15:48:00 -
39:
さな
次の日の朝「サナっ!起きろって!」声をかけられて目をあけると裕介がいる。私「何であんたおるん!」裕介「お前のおやじが上、上がって起こしてってゆうたから。ってか学校いくぞ!用意せぇーや!」裕介に必要以上に急かされ支度をし二人で学校に向かった。授業がはじまっている教室に裕介と二人ではいると、教室中の生徒がいっせいに私を見、不思議そうな顔をした。休み時間中クラスの女子に囲まれた私…。「えっ、サナちゃん裕介君と付き合ってるん?」私「付き合ってないで。何で?」女子「じゃ、なんで一緒に登校してきてるん!?」私「付き合ってなかったら一緒にきたらあかんのか?」少し威嚇しながらいった私にクラスの女子は少し引いた。
2007-05-06 16:07:00 -
40:
さな
女子の一人が言った。「マナミが中一から裕介君の事好きやねん!付き合ってないんやったらマナミ勘違いさせるような事しやんといてぇや!」マナミ?誰か分からないが女子達の後で泣いてる子がいる。私「マナミってお前か?お前事やねんやったらお前がゆうてこいや!」そう言った私をリーダー各の様な女子が突き飛ばしてきた。女子「お前が悪いんやろ!このヤリマン!」プチン!血管が切れた音がした。
2007-05-06 16:16:00 -
41:
さな
私「いっぱいおるからって調子のんなや?」そう言ったのが最後。リーダー各の女を引きずり回した。馬乗りになり顔面を何度も殴った。椅子や机ありとあらゆる物をなげつけた。「サナ!止めろ!」誰かの声が聞こえる。裕介だった。だけど止まらない。守や晃も加わり結局三人がかりで止められた。女子達が悲鳴をあげる。先生が十人程来て女子達を保健室に運ばれていった。私は先生達に羽交い締めにされ相談室につれていかれた。
2007-05-06 16:27:00 -
42:
さな
いつもなら脱出する相談室が先生に囲まれすぎて立つ事すらできない。生活指導の森先生が言った。森「お前今回はやりすぎや!岩崎(リーダー各の女子)鼻折れてるし気も失ってるから病院運ばれたぞ!何でこんなんしてん!」私「最初手出してきたんはあいつらやで!しかも集団で!悪いのはあきらかあいつ達やろ!うちリンチされる所やってんで!」森「お前限度ってもんしらんのか!?」私「うっさいわ!正当防衛じゃ!」先生達が呆れる中、学校から連絡をうけた父が飛んでいた。
2007-05-06 16:37:00 -
43:
さな
父「さな!」父が怒鳴った!私「話聞いてや!あいつ達が悪いねんって!暴れへんがったら今頃うちが病院送りやったわ!」「はぁ〜」父が大きなため息をついた。「サナ。ようきけよ?」父が言いかけた時、裕介と晃と守が相談室にはいってきた。守「おっちゃん!ちゃうで!サナ悪くないで!クラスで見てた奴も言ってた!」晃「本間に!そいつら連れてこよか!?」私「ほらな!言ったやん!うち悪くないねんって!」父は先生に一礼して言った。「一端家につれてかえります。またご連絡ください」父に腕をつかまれ強制的に家に帰らされた。
2007-05-06 16:50:00 -
44:
さな
家に着くと父が言った。父「何があったんや?」私は一から十まで事細かく説明した。私「うちが間違ってんの?」父「サナは間違ってないと思うよ。だけどな殴るにも加減しなあかんしやり過ぎたらあかんねんで?相手死んでもうたら、どないすんねん?顔も鼻折れてるってゆうてたしな、相手女の子やねんから。顔の傷が可哀相やろ?」私「元が悪いから折れた所で何も変われへんと思うケドな」父は「サナ!」と言い軽く睨んだ。
2007-05-06 16:59:00

