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一言だけ…ありがとうな。
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1:
さな
まだ冷たい風がふいていた3月…。七ヶ月以上ぶりに外に出た私…少年院短期という勤めを終わった私は十六歳になっていた。
2007-05-04 15:34:00 -
261:
さな
「さな?どないしたん?」私に声をかけて来た女子二人は私と同じ小学校にかよっていた。トモコとハルナだった。私「あっ、あのズット空いてる席って登校拒否の子の席?」トモコ「そうやで!」私「男?女?」トモコ「女やで!何かイキナリ極度の潔癖症で五月入ってからきてないねん!」(これやー!!)私「お願いあんねんやんっ!!」ハルナ「どないしたん!?」私はカナの事をトモコ達に話した。私「お願い!力かして!!何でも一個づつお願い聞くから!」トモコ「えーじゃ、ウチのクラブの大会助っ人できて!!」私「え〜めんどくさい〜(:_;)」トモコ「じゃ、無理」私「分かった!行くから!で?短距離にしてな!はるなは?」ハルナ「サナのクラスの木村くんに告るから仲取り持って?」私「そんなん全然オッケーやで!じゃ、たのんだで!」トモコ「ウチは何したらいいの?」私「トモコは登校拒否っ子の家の住所と自宅の連絡先調べて!ハルナは仲よかった子とかさがして!」ハルナ・ともこ「了解!」
2007-05-16 02:10:00 -
262:
さな
私は髪とペンをもって保健室にはしった。室「あんた本間にやかましいなっ!どないしたん!?」私「極度の潔癖症ってどんなん!?」室「潔癖症!?詳しくは分かれへんけど…他人の物をきもちわるく感じたり、男の人自体がアカンってゆうこもいてるよ…。先生が知ってる人はズット帽子とメガネとマスクかけてはるわぁ。手袋つける人もいてるで!可哀相やで…。」私「へぇー!ありがとうっ」私はそう言って保健室を飛び出しハルナ達を探した。私「ハルナー!どないやった!?」ハルナ「見つけたよぉー!!この子やで。佐川さん」私「どうも♪あんなお願いあんねんっ!ちょっと力貸してくれへんかな?」佐川「うん…何ぃ?」私はカナの事を説明した。私「お願い!うちなんでもお願い事一個叶えてあげるからっ!うちにできるこやったら!」佐川「じゃ、来週一緒にミナミついてきて…ちょっと服欲しくて…サナちゃん選んでくれたらそれだけでいいよ…」私「よっしゃー!!サナがスーパーコーディネートしたるから!まかしとけぃ!」佐川はニッコリ笑った。
2007-05-16 02:33:00 -
263:
さな
佐川「私何したらいい…?」私「佐川ちゃんは職員室行って先生に登校拒否っ子が修学旅行にくるか聞いてほしい。もし先生が来ないって言ったら、こう先生に言ってほしい。(私あの子に修学旅行来て欲しいんです!中学校生活最後の旅行やし…私来る様に今日あの子の家行って説得してきます。)これだけ言って!」佐川「え…それだけでいいの?」私「十分十分!後は名前貸してくれるダケでいいから。はいっ、行って」佐川は職員室に走っていった。私「ハルナ!登校拒否っ子の名前は!?」ハルナ「え…っと、宮内真純やで」私「ありがとう!!」私はトモコを探しに走った。トモコが私に声をかけた。「さなー!」私「おー!どないやった?」トモコ「住所わからんがったけど、家の場所教えてもらった!連絡先もはいっ!!」私「ありがとう!助かっわ!!」後は佐川を待つだけだった。職員室の前でウロチョロウロチョロする私。しばらくして佐川がでてきた。私は佐川をつれ屋上へと向かった。
2007-05-16 02:56:00 -
264:
さな
カナ達がいた。私「どうやった?」佐川「いけました。ついでに栞とかも、貰って来たよ…。」私「マジでぇー!ありがとう!!」私は佐川に抱き着きホッペにキスをした。私「カナ行ける!明日いける!」カナ「マジでー!?」私「うん!この子のオカゲやで!!」カナも佐川に抱き着きキスをした。私「カナ!明日からあんたは極度の潔癖症や!!」カナ「はぁ?」私は作戦をカナ達に報告した。私「後はウチがおばちゃんになりきって電話するだけや!」晃「お前よぅそんな事考えれたなっ頭悪いくせに…。」晃は鼻で笑った。守「サナー!ありがとう!」カナ「サナ大好き!!」歓声をあげる二人に佐川がいった。佐川「先生が…これに親のサインもらってくるようにって…渡されてん…。」私「カナ!あんたは宮内の印鑑かってきて!」カナ「了解っ!!」私「宮内ってこの特徴は?黒髪?茶髪?」佐川「黒髪!目の下にホクロあるぐらいかな…。」私「本間ありがとうなっ!明日バス乗り込むまでカナの事頼むな!」私がそう言うと佐川は笑って教室にかえっていった。
2007-05-16 03:19:00 -
265:
さな
放課後、私と晃は宮内の家に向かい住所を調べた。表札に書いてある名前を全て書き写しそそくさと家に帰った。6時を回り先生が学校にいるギリギリの時間に学校へ宮内の親を名乗り電話をした。私「もしもし。いつもお世話になっています。私、3年4組の宮内真純の母ですが石田先生はいらっしゃいますか?」?「少々お待ち下さい。」丁寧語など使った事のない私…。ここでミスるわけにはいかなかった…石田「はい。お電話かわりました石田です。」私「あっ、どうもこんばんは。宮内の母です…」石田「あっお久しぶりです。宮内の様子どうですか?お変わりないですか?」私「はい…相変わらずなんですけど、今日先程同じクラスの佐川さんが家に来てくれて、修学旅行一緒に行こうって娘を一生懸命誘ってくれはってね。真純が行くって言ってくれて…。私もぅ嬉しくて嬉しくてねっ…」石田「あっ、本間ですか!佐川も喜びますわ!これを機会に学校に復帰できる期待もありますね!」私「はい…宜しくお願いしますね…」私は時に泣いているフリをして感動で泣く親を演じた。
2007-05-16 04:50:00 -
266:
さな
石田「はい。まかせてください。」私「後…一つお願いがあるんです…真純は以上な程に大人の男性を気持ち悪がります。父親でさえ…嫌がって…あまり近くによると悲鳴あげたりして発作的なもの起こすんです…やっぱりね、回りに他の生徒さんもいてはると思うので、発作出てイジメにつながったりとか心配でね…。あの…。出来るダケ真純の近くに大人の男性をあまり近付けないようお願いしたいのですが…」石田「それは大丈夫ですよ!バスには女性の先生も一緒なんで!普通の男子生徒は大丈夫なんですか?」私「どうでしょう…出来るダケ離していただいた方が安心ですね…」石田「分かりました。任せて下さい」私「本間ですか!?あぁ…ありがとうございます!もう宜しくお願いします。何かあったらお電話下さい。こちらならいつでも出る事できるので…」そういって私は先生に自分の携帯番号を教えて電話を切った。
2007-05-16 05:07:00 -
267:
さな
晃「どう!?」私「多分上手く行ったと思う!勝負は明日やぁ〜p(^^)q」晃「お前の演技ナカナカやったで!俺お前の言ってる事聞いて悲しくなったわ!」私「マジで!?ウチ女優なろかなっ!(笑)」晃「あー!残念!顔が無理!(笑)」私「お前しばくぞー!(笑)」私は晃を押し倒し上に跨がり笑った。笑っていると晃が一瞬真顔になった。ドキっ!心臓が唸った。私「急に真顔なんなやー!」私は笑ってごまかし晃から下りた。晃「さな?」背を向ける私を晃は呼んだ。私「何?」私は後を向いたまま返事をした。晃「お前耳真っ赤やで?何?照れてんの?」私「ウチ?ウチは照れてないで!」晃「じゃ、こっち向けや?」私「今首痛いから無理!」そう言った私の顔を晃は無理矢理覗きこんで見た。晃「顔真っ赤やで?猿みたい!!かわいー!!」晃はそういって私を指差し笑い転げた!!私「お前も顔猿やん!お前にゆわれたないわ!!フンっ?」私は布団をかぶるとおもいっきりスネた。
2007-05-16 05:28:00 -
268:
さな
晃「さーな?」無視する私…(ーー;)晃「すねんなやー!(笑)」晃はそう言って私の布団を剥ぎ取ると私の上に跨がった。私「重いからっ!降りて!」晃「嫌ぁ〜(・o・)」そう言って晃は私の手を引き座らせた。晃「なぁ〜?お前いつ俺に告るん?」私「はっ?なんでウチが告るんよ!?逆やろ!!ってか顔近い!」私は晃の顔を押しのけた。晃「だってお前何年も俺放置してきてんで?告白ぐらいお前からしてくれても、いいやん。ってか俺お前の口から好きって聞いた事ないしっ!!俺はお前にちゃんと言ったのに…(-.-)」私「晃は酔った勢いで言ったダケやん!ウチ素面の晃から好きってゆわれてないしっっ(-.-)酔っ払いに言われてもなぁ…微妙…」
2007-05-16 05:49:00 -
269:
さな
晃「じゃ、俺が今言ったらお前も言うか?」私「さぁーね(-.-)好きと思ったら言うんじゃない〜?」晃「俺お前のその意地悪な性格むっちゃ嫌い〜(ーー;)」晃は笑いながら言った。(ッホン)咳ばらいをした晃…晃「え…?とかもぅ一回とかなしやで?」私は緊張しながらも「うん」と頷いた…。晃「俺はサナが好きやで…。」ボンっ!!頭の中の何かが爆発して弾けたような音がした。「アカンはずいっ。」私は近くにあった枕で顔を隠した。晃「俺の方が恥ずいからっ!」晃は枕を剥ぎ取り遠くに捨てた。晃「はいっ!次お前やで?」私「無理無理無理無理無理無理!!恥ずかしい!ウチよぅ言わん!!」晃「もぅいいわ。俺帰る。どうせ、そんなもんやねんやろ!」立ち上がった晃の手首を握り「…やの…。」晃「えっー?何て!?聞こえへん!!」私「好きやもんっ」晃「誰が!?誰を!?」ヤケクソになった。私「サナが!晃を!好きやの!そんなもんやろ!とか言うな!ちゃんと好きやもん」自分で言った言葉が恥ずかしすぎて…バカバカしくって涙がでてきた。
2007-05-16 06:18:00 -
270:
さな
晃「よく言えました!」晃はニッコリ笑って私の前にしゃがみ込んだ。晃「めっちゃ嬉しい…。俺ズットそれお前に言われるん待っとった…やっと…聞けたわ…」晃は目をウルウルさせながら顔をグチャグチャにして笑い私の髪を撫でながら泣いてる私にキスをした…。キスを途切れさせながら晃は言った「サナ…付き合って…?俺だけの女になって…ズット笑ってるだけでええから…」晃は私のオデコに自分のオデコをくっつけてニッコリ笑い「…返事は?」と言った。私は次から次に溢れる涙を目に一杯ためながら「はいっ」と答え笑った。何で泣いていたのかは今でも分からないがきっと体一杯に感じた幸せが溢れでていたんだと思う。
2007-05-16 06:40:00