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一言だけ…ありがとうな。

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  • 1:

    さな

    まだ冷たい風がふいていた3月…。七ヶ月以上ぶりに外に出た私…少年院短期という勤めを終わった私は十六歳になっていた。

    2007-05-04 15:34:00
  • 131:

    さな

    私「カナあんた気違い並のヤキモチヤキやなぁ〜男褒めてもらってんねんから喜んだらぁ〜?」カナ「守褒めるのはカナの仕事!」ユナ「カナさん…すいませんでした…」私「ユナ!ほっとき…アホやから…」カナは「フン!」と言って足速にでていった。私「気つかわんでいいねんで?しんどいやろ?」ユナはハッキリ言えなさそうに苦笑いをした。少しダルい空気だったがボーリング場につくとカナもユナも私もはしゃいだ。カナ「六人でプリクラとろぉ〜!」晃がダルがる中私が無理矢理押し込んだ。各カップルでチャープリを撮りお互いに交換した。ユナ「晃くんに初めてキスしてもらったぁ〜」ユナは半泣きで喜んだ。晃「大袈裟やねん!キスぐらい何回でもしたるわ!」晃が言った以外な言葉だった。ユナ「じゃ、体育館で…?」晃「そるはないから!」晃が即答でかえした。

    2007-05-09 02:51:00
  • 132:

    さな

    カナ「さな!二人でとろうや!」私「いいで!」そうして機会の中へ入ってポーズをとった時、「俺らもはいろー!」と言って見知らぬ男二人が入ってきた。私「誰!?」見知らぬ男達は私とカナにだきついた。(シンナー臭い…)「カナ「バリきもい!離せや!臭いねん!」私「離せやぁー!!殺すぞ!」男「ええやんっ!一緒にプリクラとろぉーや!」私もカナも暴れまわったがやっぱり男の力は強い!機会の中で騒いだが外の音が賑やかすぎて誰も気付いてくれない!「びり!!」私の服がさけた。「嫌ぁー!」私の悲鳴で近くにいた店員がきづき走ってきた。男達は走って逃げて行った。店員「どうしましたか!?」カナ「気つくのおそいわぁー!さっきの奴らにいきなり襲われてん!シンナー吸ってるから!早くおいかけて!」店員は慌てて男達を追いかけていった。カナ「さな!大丈夫!ちょっと待っててな!」カナはそう言って走っていった。

    2007-05-09 03:16:00
  • 133:

    さな

    慌ててみんなが走ってきた。裕介「さな!いけるか!」裕介に支えられ近くにあった椅子に座らされた。私「大丈夫やで…服破られて動かれへんがったダケやから!」するとさっきの男達が店員何名かに取り押さえされていた。カナ「あいつやら!」晃「サナやったんどっち?」カナ「キャップのほう!」晃はショルダーバックを降ろすと男達の方へあるいていくと、キャップの奴を殴った。店員「やめなさい!」店員を払いのけ必要以上になぐる晃…いつも冷静な晃の信じれない行動だった。守と裕介が晃をとめるが止まらない。私は晃に走りより言った。「晃もういいから!止めて!」晃はピタっと止まり私を見て言った。「気すんだか!?」私「うん!ありがとう!!」晃は自分のジャケットを脱ぎ私にきせてくれた。

    2007-05-09 03:32:00
  • 134:

    さな

    晃はそのままスタッフルームにつれていかれた。もう皆ボウリング待ちの気分ではない…晃を待って帰る事にした。しばらくして晃はスタッフルームからでてきた。晃「帰っていいやって!あいつ達シンナーはもってなかったみたいやわ!警察沙汰にはしやんみたい!早く帰ろう!サナの格好エロスギやから。人に迷惑かかるわ!」そう言って晃は笑った。帰り道は誰も喋らなかった。シーンと静まりかえる私達、晃以外は皆同じ事を考えていただろう…。兄弟の守でさえ何もつっこむ事はなかった。家に着き私は皆に見送られ家に入った。裕介「また電話するわ。ゆっくりしぃや!」私「うん…。」

    2007-05-09 03:47:00
  • 135:

    名無しさん

    晃良い?

    2007-05-09 03:58:00
  • 136:

    さな

    胸元がカァーと熱い。言葉にできない程の感情…私は晃のジャケットをギュッとにぎりしめた。この時以来私の中でなにかが変わった。モヤモヤした気持ちを洗い流そうと私はお風呂にはいった。30分ほどであがり、バスタオルを巻き二階にあがった。自分の部屋のドアをあけて私はビックリした。晃がソファで漫画を読みくつろいでいる。私はビックリしすぎて後退りをした。私「あんた!何勝手にはいってきてるん!?頭おかしいんちゃうん!」晃「ジャケット取りにきてん!ってか何か着ろや!」私は自分の姿をみて驚いた!急いで下におりようとした時晃に腕を引っ張られた。巻いていたバスタオルを取られた。え…?何が起こったか分からなかった…。

    2007-05-09 04:07:00
  • 137:

    さな

    私は何も言えずにうずくまった。「晃?」晃は私を押し倒すと胸についているキスマークを見つけ言った「裕介か…?」晃は裕介のキスマークを激しく噛んだ。「痛い!」怖い…体が笑う「晃やめ…」舌が震え言葉がでない。晃の目は体が凍ってしまうように冷たい…晃は無理矢理私にキスをした。晃「何かゆえやー!裕介としてるみたいに楽しそうにしろやー!!」晃は泣いていた。晃は固まったまま何もできない私に固いものを突き刺した。その痛みで我にかえった私は叫んだ「嫌ーー!!悲鳴に近い声も今の晃に届く事はなかった。晃は私の色んな所を噛んだエズキそうな痛みの中で私は何かが割れたような気がした。晃の動きが止まり体の中でなにががうごいている。私の中から出た晃の物は血まみれになっていた。

    2007-05-09 04:34:00
  • 138:

    さな

    晃はそそくさと服を着てでていった。「バイバイ」その言葉を残して…。
    ただ溢れてくる涙…体の痛み…裕介のキスマークからは血が滲んでいた。昼間…ここで裕介と…そんな事が頭をよぎる。晃のさっきの目が焼き付いてとれない。生まれて初めて声を上げないた。

    2007-05-09 04:44:00
  • 139:

    さな

    私は裸のまま放心状態になっていた。ふと灰皿に目をやると今日撮った裕介とのチュープリと晃とユナちゃんが写っているプリクラが半分燃えた状態で灰皿の中に捨てられていた。私は自分がどれほど晃を傷つけているのかに気付いた。「ごめん…晃ごめん…。」私は燃えたプリクラを握り泣いた。携帯が鳴った。裕介だ…。絶対裕介にばれる訳にはいかなかった。裕介まで傷つける訳には…そう思った私は普通を装い電話をうけた。裕介「大丈夫か?ちょっとは落ち着いた?」私「う、うん!落ち着いたで!大丈夫やからっ!」裕介「そっか!ってか、何で鼻声なん?」私「風呂入ってのぼせて鼻血でてんねん!ティッシュ詰めてる」裕介は笑った。何故か安心した。裕介の声は私を落ち着かせるパワーがあった。私「何か今日はめっちゃ疲れたし!ちょっと早いケド、ウチ寝るな。」裕介「分かった。ゆっくり寝ぇや。おやすみ!」私「おやすみ!」

    2007-05-09 05:13:00
  • 140:

    ?ュゥ?

    晃無理ぃ??
    ショックすぎ…?

    2007-05-09 06:33:00
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