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一言だけ…ありがとうな。
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1:
さな
まだ冷たい風がふいていた3月…。七ヶ月以上ぶりに外に出た私…少年院短期という勤めを終わった私は十六歳になっていた。
2007-05-04 15:34:00 -
115:
さな
裕介「皆見て見ぬふりしてる中でお前ダケが青山の為に怒って。何かかっこよく見えてん。青山転校するギリギリまでお前にお礼したいってゆうてたぞ。」私「あっ、そういえば学校でみぃひんなっ!」裕介「お前気付くの遅いって!(笑)二年上がってお前と喋る様になって男に媚びひん感じとか、笑った顔とか可愛いなぁ…って思ってさぁ…話してて楽しいかったしお前が普段見せへん優しい所とか。俺気ついたらお前の事ばっかりなってた…でも晃と付き合ってるって噂聞いた時は俺マジで寝込んだって。」私「そんな噂あったぁー?」裕介「うん。二年の時な…一年の子が流した噂らしいけど。」私「へぇ〜。」裕介「まぁ、嘘って分かった時はテンションあがったけどな。まっ、そんな感じ♪お前の事好きな奴結構多かったから俺焦ったわ!」裕介は苦笑いをした
2007-05-08 21:16:00 -
116:
さな
私「しゃぁない!サナ可愛いんだもんっ!(笑)」裕介「はいはい(-_-)もういいやろ?学校戻ろう!」私「うんっ!」そう言って私達が学校に戻っていった。学校は休み時間だった。晃「おっ!かえってきてたんか?」私「うん!一回家風呂入りに帰っててん。ってか、守とカナはぁ?」晃「しらんで!一緒ちゃうかったんか?」私「うん。カナにつきあってカナの家にいってるはずやで!」晃はへぇーと言い薄気味悪い笑顔をした。私「きしょ!何やねん。その笑い!」晃「別にぃ…。」晃は意味深な笑いをのこし消えて行った。
2007-05-08 22:12:00 -
117:
さな
教室にはいると男子達がみんな上半身裸だった。私「うわっ!ごめん!」とっさに教室のドアを閉めた。中から体操着姿の裕介が出てきた。裕介「変態〜(-_-」私「ちゃうわ!お前らの方が変態や!ってか次体育?」裕介「お前時間割ぐらい覚えとけって!」私「あっ!サナもでたい!体操着かりてくるわぁー!」そう言って二年校舎まではしった。ユナを探しているとトイレ1番奥の方から「可愛いからって調子のんなよ!」ガン!痛々しい音がトイレから響いた。私の性格的に無視する事ができなかった。隣のトイレから除きこみ声をかける。私「ぉーい!いじめはやめとけよぉー先生チクるぞー!」二年女子は「はぁー!?」といい上をみあげた。私の顔を見て態度をコロっと変えて言った。二年女子「あっ!さなさん!こんにちわ!」私の名前を聞いてうずくまった子が顔を上げた。
2007-05-08 22:31:00 -
118:
さな
顔の形は少し変わっているがそれは確かにユナだった。私「ユナちゃん?」ユナはとっさに髪の毛で顔をかくした。私は初めて年下の子に怒鳴った。私「何やってんねん!早く鍵あけろ!」私の怒鳴り声に後輩達は「はいっ!」といい急いで奥のトイレの鍵をあけた。私が入ると殴った方の後輩達は下をむいたまま何もいわない。私「あんたらな!ここはトイレやで!人殴る所ちゃうで!しかも大人数で!恥ずかしくないんか!!」私の言葉に泣き出した子までいた。私「ユナ立てるか?」ユナ「あ、すいません。」私はユナを支えながら後輩達に言った。「顔覚えたで?文句あんねんやったらお前ら全員でかかってこいや?」後輩達は下をむき何もいわなかった。私はユナを連れて室ちゃんの所へむかった。
2007-05-08 22:48:00 -
119:
さな
私「室ちゃん!アイスノンと湿布!」室「なんやの!?」室ちゃんは傷ついたユナを見て私をにらんだ。私「ウチちゃうって!」室「じゃ。誰がやったん!?」私「しらん!本人にきいて!」私はそういって保健室をとびだした。私は晃を探しに教室まで走った。教室でしゃべっている晃を発見!私「晃!ユナが顔怪我して今保健室にいてるっ!!行ったって!」晃「何でなん!?」私「行きながら説明するわ。」晃と保健室に向かう最中に私は全部晃にはなした。晃「そうなん?ありがとうな。」晃は私に礼をゆうと保健室にはいっていった。
2007-05-08 23:01:00 -
120:
さな
後は晃に任せる事にした。私「せやっ!体操着や!捜さな!じかんないわっ!」私は思い出した様に走り回りチャイムがなるギリギリで体操着を借りる事ができた。中学になれば男女別々な科目だが同じクラスの女子に友達がいない私はいつも男子の科目を男子達と一緒にうけていた。体育館に入り跳び箱をした。割と運動神経のいい私は唯一体育はだけは学年トップだった。裕介と中のいい木村と田川と立崎の五人でタコ焼きを賭け競技を競っていた。いつも立崎が負けるオチだった。立崎は何度負けても勝負をいどんでくる程負けず嫌いだった。立崎が言った立崎「俺が八段の跳び箱でソクテン跳びできたら、裕介とサナが舞台の上でキス!」私「ええけど、できひんがったら立崎何してくれんの?」立崎「一人五百円づつあげるわ!俺めっちゃ自信あるもん!ぜったい跳ぶから!」私達四人は絶対無理だと笑った。普通に跳ぶのもギリギリな立崎がソクテン跳びなど無理に等しかった。
2007-05-08 23:27:00 -
121:
さな
立崎「俺やったら出来る子ってオカンゆってたもん!」立崎はそう言って跳び箱に向かって走って行った。ガッターン立崎は跳び箱ごと崩れて行った。裕介「タッチャンいけるかー!?」立崎は笑いながら言った。立崎「お願い!もう一回させて!!頼むわ!」私「どんだけチューがみたいねんっ!(笑)」立崎「めっちゃ見たい!今日のオカズにするから!」裕介「アホか!!」私は裕介に聞いた。私「オカズって何?」裕介「お前は食いつかんでいいねん(笑)」私は首を傾げた。
2007-05-08 23:39:00 -
122:
さな
先生が怒鳴った!先生「こら!下りなさい!」立崎の合図で木村と田川が二人がかりで先生を押さえこんだ。立崎が大きな声でさけんだ。立崎「はーい!みんな注目!」立崎の声で奥でバトミントンをやっていた女子達もいっせいに振り向いた!立崎「学年ナンバー3 男前裕介と!学校一のヤンチャ姫サナ!最近出来立てホヤホヤの最強カップルが今からキスするでぇー!!じゃ、皆さんご一緒にぃー!キース!キース!キース!キース!」立崎のマトメで体育館中がキスコールになった。私「何この!統一感!裕介!ウチ無理!恥ずかしいわっ!!」裕介「逃がしてくれへんって!思いっきりやったろうや!!」裕介はニッコリ笑って言った。裕介「おおー!みとけよぉー!!」裕介はそういって私をダッコした。裕介抱き上げられた私はヤケクソになり裕介に熱いキスをした。「おおー!!」や「キャー」が体育館中に響き渡った。まるで体育館で結婚式をした様な感覚だった。先生「こらー!やめろー!!学校やぞー!」通りかかった先生が走ってきた!
2007-05-09 00:19:00 -
123:
さな
立崎「ヤバイっ!裕介!サナ逃げろ!!」立崎に言われ私と裕介は走って逃げた。先生「こらー!まてー!」追いかけてくる先生に女子達が飛び掛かり助けてくれた。私「ありがとう♪」私達二人は保健室に逃げ込んだ。保健室ではユナが顔を冷やしていた。室「どないしたん!?騒がしいわ!」私「罰ゲームで体育館の舞台で裕介とキスしたら他の先生に見つかって逃げてきてん!」室ちゃんは深いため息をつき呆れていた。ユナ「マジでやったんですか!?いいなぁー!めっちゃ羨ましいっ!!」そう言ったユナに室ちゃんは「こらっ!」と一言カツをいれた。
2007-05-09 00:33:00 -
124:
さな
裕介「先生ばり発狂してたなっ!」そう言いながら裕介は爆笑していた。私「めっちゃ緊張したわっ!」裕介「俺もやわ!だけどいい思い出なったな!」私「うん!」そうこうしていると授業終了のチャイムがなかった。私と裕介は一度教室に着替えに戻った。教室に戻ると担任の小杉が待ち伏せしていた。それから私達二人は三十分ミッチリ説教をうけた。着替えを済ませ保健室に戻ると晃とカナと守とユナが待ってくれていた。
2007-05-09 00:52:00

