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『幸セニナリタクテ…』
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1:
秋
私は今、幸せと言えます。大きな声で胸をはって幸せだと言えます。
『普通』が幸せ…。
キレイ事だと思うかもしれません。 でも私は『普通の幸せ』をずっと求めていました。
過去に色々な経験があったから今に至ると思います。 それらを今、小説にして残したいと思います。2007-04-11 08:37:00 -
81:
秋
答えはすぐに返ってきた。
「うん!」
「………えっ?なんで??」 振られる気がしていた私は一瞬耳を疑った。 「別れてる間考えたけど、やっぱり俺は秋が好きや!!」 前の優しいヒデに戻っていた。私は嬉しくてヒデに抱きついた。 こうして2人の2度目の付き合いが始まった。2007-04-11 21:02:00 -
82:
秋
それから1ヶ月後のホワイトデー。イベント事には必ずプレゼントをくれるヒデが愛しくてたまらなかった。
私はヒデに香水をもらった。私はこの匂いとヒデがいつもつけている香水の匂いが世界で1番好き。2007-04-11 21:05:00 -
83:
秋
春になり私とヒデはよく単車で出掛けた。ヒデといると楽しくて周りのものがキラキラして見えた。
2007-04-11 21:06:00 -
84:
秋
夏になりヒデの友達カップルと海に行く事になった。私とヒデは誰もが認める仲良しカップルだった。
海は冷たくて気持ちよくてひたすらハシャいだ。 疲れているヒデを引っ張って海で泳いだ。 「秋は海好きやな。めっちゃ楽しそうやん」 それはヒデと居るから…と思ったけど恥ずかしかったので言わない事にした。2007-04-11 21:09:00 -
85:
秋
疲れきった2人は砂浜に置いていたゴムボートの上でいつものように体を絡めて寝た。
爆睡していた2人を冷やかす声で目が覚めた。
「イチャイチャしやがって!」 「2人とも焼けて真っ黒やで!!」
お互い顔を見合わせて笑った。 帰って一緒にお風呂に入った。日焼けがヒリヒリ痛む…。私とヒデは笑いながら2人で後悔した。2007-04-11 21:13:00