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『幸セニナリタクテ…』
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1:
秋
私は今、幸せと言えます。大きな声で胸をはって幸せだと言えます。
『普通』が幸せ…。
キレイ事だと思うかもしれません。 でも私は『普通の幸せ』をずっと求めていました。
過去に色々な経験があったから今に至ると思います。 それらを今、小説にして残したいと思います。2007-04-11 08:37:00 -
76:
秋
そんな日々を繰り返していたある日。ヒデと付き合って9ヶ月が過ぎた頃だった。
いつものようにヒデの家に行くとヒデの様子がおかしい…。明らかに態度が冷たい…。私は今まで味わった事のない不安に襲われた。 恐る恐るヒデに聞いた。2007-04-11 20:46:00 -
77:
秋
「秋の事好き?」
沈黙のあとにヒデが言った。
「……分からん……」2007-04-11 20:47:00 -
78:
秋
私は目の前が真っ白になった。ヒデが私の事を好きじゃない。いつも優しいヒデがとても冷たい目をしている。
私は泣いて叫んだ。
「いやや!!別れたくない!!好きって言ってよ。ちゅうしてよ。お願いやから嫌いにならんといて」 泣きながら訴えてもヒデの意見は変わらなかった。
「好きか分からへん状態で付き合われへん。1回距離おいて考えさして」2007-04-11 20:52:00 -
79:
秋
涙が枯れるほど泣いた。散々ヒデを振り回した結果だった。いつもヒデを不安にしていた私が悪かった。でももう遅い…。
何時間も話して泣いてようやく落ち着いた。
その日は1月。来月はバレンタインデー。もう1度ヒデに告白しようと思い、その日は別れた。2007-04-11 20:54:00 -
80:
秋
それからの1ヶ月間はヒデを振り向かす事に必死になった。 クラブで遊ぶのもやめた。派手なメイクはヒデが「かわいい」と言ってくれたので少し控え目にして続けた。 迷惑にならない程度に連絡も入れた。
そしてバレンタインデー当日。私はヒデの手作りのチョコレートを渡して「もう1回、秋と付き合って」 必死の思いで気持ちを伝えた。2007-04-11 20:59:00 -
81:
秋
答えはすぐに返ってきた。
「うん!」
「………えっ?なんで??」 振られる気がしていた私は一瞬耳を疑った。 「別れてる間考えたけど、やっぱり俺は秋が好きや!!」 前の優しいヒデに戻っていた。私は嬉しくてヒデに抱きついた。 こうして2人の2度目の付き合いが始まった。2007-04-11 21:02:00 -
82:
秋
それから1ヶ月後のホワイトデー。イベント事には必ずプレゼントをくれるヒデが愛しくてたまらなかった。
私はヒデに香水をもらった。私はこの匂いとヒデがいつもつけている香水の匂いが世界で1番好き。2007-04-11 21:05:00 -
83:
秋
春になり私とヒデはよく単車で出掛けた。ヒデといると楽しくて周りのものがキラキラして見えた。
2007-04-11 21:06:00 -
84:
秋
夏になりヒデの友達カップルと海に行く事になった。私とヒデは誰もが認める仲良しカップルだった。
海は冷たくて気持ちよくてひたすらハシャいだ。 疲れているヒデを引っ張って海で泳いだ。 「秋は海好きやな。めっちゃ楽しそうやん」 それはヒデと居るから…と思ったけど恥ずかしかったので言わない事にした。2007-04-11 21:09:00 -
85:
秋
疲れきった2人は砂浜に置いていたゴムボートの上でいつものように体を絡めて寝た。
爆睡していた2人を冷やかす声で目が覚めた。
「イチャイチャしやがって!」 「2人とも焼けて真っ黒やで!!」
お互い顔を見合わせて笑った。 帰って一緒にお風呂に入った。日焼けがヒリヒリ痛む…。私とヒデは笑いながら2人で後悔した。2007-04-11 21:13:00