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『幸セニナリタクテ…』
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1:
秋
私は今、幸せと言えます。大きな声で胸をはって幸せだと言えます。
『普通』が幸せ…。
キレイ事だと思うかもしれません。 でも私は『普通の幸せ』をずっと求めていました。
過去に色々な経験があったから今に至ると思います。 それらを今、小説にして残したいと思います。2007-04-11 08:37:00 -
71:
秋
ある日私は晴美と遊んでいた。外も暗くなってきた頃晴美が目を輝かせながら言った。「秋〜。クラブ行ってみたくない?」 「クラブ??」 「クラブ〜。友達がチケットくれたから行こ!!」 私は興味本意で行く事を決めた。ヒデに言った方がいいと思い電話をかける。
2007-04-11 19:15:00 -
72:
秋
「もしもし?今から晴美とクラブ行ってくる♪」 「はっ?クラブ?絶対ナンパされるやん。行ってほしくない」 私はそんなヒデの言葉より目の前のクラブに行く事の方が大事に思えた。 「ナンパなんか無視するから。どんなとこか行ってみたいだけ!」 「俺があかんって言っても秋は行くんやろ?ほんなら最初から聞くなや」 「行くよ。でも言った方がいいと思って言ったんやん。もー切るよ」 軽くケンカになってモヤモヤした気持ちのままクラブへ向かった。
2007-04-11 19:20:00 -
73:
秋
中に入るとモヤモヤした気持ちが一瞬で吹き飛んだ。大音量の音楽の中、同年代の男の子や派手なメイクをした女の子達が踊ったりお酒を飲んでいたりしていた。
「こんな所があったんや…」 とにかく衝撃を覚えた。2007-04-11 19:24:00 -
74:
秋
晴美の友達らしき人が話しかけてきた。『加奈』と『マッキ』と言う子だった。加奈は細くて金髪でキレイな顔だち、マッキはぽっちゃりしてて銀髪の女の子。2人ともバリバリのギャルだった。
「2人ともうちらみたいなメイクしてギャルになろぉや!!楽しいで♪毎日クラブでバカ騒ぎぃ〜」 加奈とマッキは本当に楽しそうだった。私と晴美は言うまでもなくその日からギャルになった。2007-04-11 19:31:00 -
75:
秋
ヒデはクラブを嫌う人だった。ヒデの心配をよそに私と晴美は化粧をバッチリして髪の毛も金髪にしてセットしてミニスカートを履き厚底ブーツを履いて毎晩のようにクラブで飲んで騒いだ。
2007-04-11 19:35:00 -
76:
秋
そんな日々を繰り返していたある日。ヒデと付き合って9ヶ月が過ぎた頃だった。
いつものようにヒデの家に行くとヒデの様子がおかしい…。明らかに態度が冷たい…。私は今まで味わった事のない不安に襲われた。 恐る恐るヒデに聞いた。2007-04-11 20:46:00 -
77:
秋
「秋の事好き?」
沈黙のあとにヒデが言った。
「……分からん……」2007-04-11 20:47:00 -
78:
秋
私は目の前が真っ白になった。ヒデが私の事を好きじゃない。いつも優しいヒデがとても冷たい目をしている。
私は泣いて叫んだ。
「いやや!!別れたくない!!好きって言ってよ。ちゅうしてよ。お願いやから嫌いにならんといて」 泣きながら訴えてもヒデの意見は変わらなかった。
「好きか分からへん状態で付き合われへん。1回距離おいて考えさして」2007-04-11 20:52:00 -
79:
秋
涙が枯れるほど泣いた。散々ヒデを振り回した結果だった。いつもヒデを不安にしていた私が悪かった。でももう遅い…。
何時間も話して泣いてようやく落ち着いた。
その日は1月。来月はバレンタインデー。もう1度ヒデに告白しようと思い、その日は別れた。2007-04-11 20:54:00 -
80:
秋
それからの1ヶ月間はヒデを振り向かす事に必死になった。 クラブで遊ぶのもやめた。派手なメイクはヒデが「かわいい」と言ってくれたので少し控え目にして続けた。 迷惑にならない程度に連絡も入れた。
そしてバレンタインデー当日。私はヒデの手作りのチョコレートを渡して「もう1回、秋と付き合って」 必死の思いで気持ちを伝えた。2007-04-11 20:59:00