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『幸セニナリタクテ…』
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1:
秋
私は今、幸せと言えます。大きな声で胸をはって幸せだと言えます。
『普通』が幸せ…。
キレイ事だと思うかもしれません。 でも私は『普通の幸せ』をずっと求めていました。
過去に色々な経験があったから今に至ると思います。 それらを今、小説にして残したいと思います。2007-04-11 08:37:00 -
66:
秋
この日から私はヒデと毎日一緒に過ごした。どちらかの家で寝泊まりし、学校が終わったらすぐ会って、友達と会う時も一緒だったしヒデが行っていた単車の教習所にもついて行った。
2007-04-11 18:50:00 -
67:
秋
私の誕生日にヒデはペアリングをプレゼントしてくれた。
「はいっ」ヒデがニコニコしながら小さい箱を私に差し出した。開けてみると指輪が2つ並んでいた。
道の真ん中で恥ずかしげもなく私はヒデに抱きついた。 「結婚式しよっか」私の提案にヒデは恥ずかしそうに周りをキョロキョロ見渡した。 「指輪の交換や」どんどん進めていく私にヒデは観念したように左手を差し出す。ヒデの左手の薬指に指輪をはめた。 次はヒデの番だ。私の左手を取り、同じ場所に同じ指輪をはめた。
「誓いのちゅうゎ?」催促する私にヒデは軽くキスをした。 道の真ん中で歩きながら私達は小さな小さな結婚式をした。2007-04-11 19:01:00 -
68:
秋
誕生日のあと、クリスマスがあるので私はバイトをする事にした。 ヒデにプレゼントを買う為だ。 バイトの日でも会えるようにヒデの家の近くの居酒屋でバイトを始めた。
ヒデはピザ屋でバイトを始めた。2007-04-11 19:04:00 -
69:
秋
そしてクリスマス。
私はヒデにマフラーをプレゼントした。ヒデは私にネックレスをプレゼントした。 寒い中2人は公園に行った。付き合う前に1つのコートにくるまったあの公園。 あの頃はこんなに幸せな日が来ると思ってなかった。2007-04-11 19:07:00 -
70:
秋
しかし私はその日々が当たり前になっていた。ヒデがいるのが当たり前。私がヒデを好きなのも、ヒデが私を好きなのも当たり前だった。
2007-04-11 19:09:00 -
71:
秋
ある日私は晴美と遊んでいた。外も暗くなってきた頃晴美が目を輝かせながら言った。「秋〜。クラブ行ってみたくない?」 「クラブ??」 「クラブ〜。友達がチケットくれたから行こ!!」 私は興味本意で行く事を決めた。ヒデに言った方がいいと思い電話をかける。
2007-04-11 19:15:00 -
72:
秋
「もしもし?今から晴美とクラブ行ってくる♪」 「はっ?クラブ?絶対ナンパされるやん。行ってほしくない」 私はそんなヒデの言葉より目の前のクラブに行く事の方が大事に思えた。 「ナンパなんか無視するから。どんなとこか行ってみたいだけ!」 「俺があかんって言っても秋は行くんやろ?ほんなら最初から聞くなや」 「行くよ。でも言った方がいいと思って言ったんやん。もー切るよ」 軽くケンカになってモヤモヤした気持ちのままクラブへ向かった。
2007-04-11 19:20:00 -
73:
秋
中に入るとモヤモヤした気持ちが一瞬で吹き飛んだ。大音量の音楽の中、同年代の男の子や派手なメイクをした女の子達が踊ったりお酒を飲んでいたりしていた。
「こんな所があったんや…」 とにかく衝撃を覚えた。2007-04-11 19:24:00 -
74:
秋
晴美の友達らしき人が話しかけてきた。『加奈』と『マッキ』と言う子だった。加奈は細くて金髪でキレイな顔だち、マッキはぽっちゃりしてて銀髪の女の子。2人ともバリバリのギャルだった。
「2人ともうちらみたいなメイクしてギャルになろぉや!!楽しいで♪毎日クラブでバカ騒ぎぃ〜」 加奈とマッキは本当に楽しそうだった。私と晴美は言うまでもなくその日からギャルになった。2007-04-11 19:31:00 -
75:
秋
ヒデはクラブを嫌う人だった。ヒデの心配をよそに私と晴美は化粧をバッチリして髪の毛も金髪にしてセットしてミニスカートを履き厚底ブーツを履いて毎晩のようにクラブで飲んで騒いだ。
2007-04-11 19:35:00