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『幸セニナリタクテ…』
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1:
秋
私は今、幸せと言えます。大きな声で胸をはって幸せだと言えます。
『普通』が幸せ…。
キレイ事だと思うかもしれません。 でも私は『普通の幸せ』をずっと求めていました。
過去に色々な経験があったから今に至ると思います。 それらを今、小説にして残したいと思います。2007-04-11 08:37:00 -
46:
秋
オロオロしながら動物病院の前についた。 なかなか入れない。
今すぐぷぅに声をかけてあげたいのに足が動かない。現実を目にするのが怖かった。 手術をして助かる確率はわずか20パーセントだった。2007-04-11 12:04:00 -
47:
秋
心臓が破裂しそうなぐらいドクドクしている。 千尋に電話で助けを求めた。
ぷぅの容態や今の状況を混乱しながら伝えた。
千尋はすべて聞き終えてから「秋。しっかりして。ぷぅは強いから大丈夫。20パーセントも確率あるねんで?早く行ったり。ぷぅ待ってるで!!」2007-04-11 12:07:00 -
48:
秋
千尋に背中を押されて私は病院の中に入った。
「ぷぅちゃんの飼い主の方?こちらにどうぞ」 言われるがままについて行った。 そこにはなんとも痛々しいぷぅの姿があった。2007-04-11 12:09:00 -
49:
秋
ぷぅは手術台の真ん中で仰向けになって手足を縛られ、お腹をパックリと開かれていた。
昨日までの元気なぷぅの姿はどこにもなかった。
心臓は動いている。静かな手術室に響き渡る ピッ………ピッ……… と言う音だけがぷぃが生きている証にも思えた。2007-04-11 12:13:00 -
50:
秋
「ぷぅ。頑張って」
涙を流しながら弱々しい声でぷぅに話しかけた。 ピピッ……ピピッ…… 私の声に反応してぷぅの心伯数が上がった。
ぷぅは一生懸命生きようとしている。
私は必死になってぷぅに声をかけ続けた。2007-04-11 12:16:00 -
51:
秋
お母さん、おばぁちゃん、お兄ちゃんが次々と駆け付けてきた。
「ぷぅ〜」「ぷぅちゃん!!」「ぷぅ頑張れ!!」 みんなで必死に呼び掛けた。
お母さんが仕事に行き手術は夜まで続いた。2007-04-11 12:19:00 -
52:
秋
お兄ちゃんが「ぷぅ。絶対帰ってこいよ!!頑張れ!!」
その直後長い手術が終わった。 麻酔が切れかかったぷぅは私達を見て無理して立ち上がろうとする。 足がガクガクなり目はうつろだった。 「キャン!キャン!!」 手術の傷が痛んでぷぅが声を上げる。
「もぉええ。ゆっくりせぇ。頑張ったな」とお兄ちゃんが言った。 ぷぅはクンクン鳴いていた。2007-04-11 12:24:00 -
53:
秋
すると先生が冷静に言った。
「今日は入院してもらいます。今晩が峠ですね。今晩体力が持ってくれれば大丈夫です」
動物病院に泊まる事も出来ず、私とお兄ちゃんは病院を後にした。 帰り道お兄ちゃんと話した。 「ぷぅはすごいな。」「あいつは強いな。」2007-04-11 12:28:00 -
54:
秋
家に帰ってほんの1時間後
プルルルルルル…
家の電話が鳴った。嫌な音に聞こえた。お兄ちゃんが電話に出る。 「はい。……………はい。分かりました」 電話を切ってお兄ちゃんが口を開く。2007-04-11 12:31:00 -
55:
秋
「ぷぅ死んだって。迎えに来てって。」2007-04-11 12:32:00