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705

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  • 1:

    ◆PDr/gY//aU


    あたし何でこんなつまんない毎日を送ってるんだろ―――――何でここに居るのかわからない。

    こんなはずじゃなかったのに・・・・・・・・

    2007-03-31 12:13:00
  • 92:

    >>92

    バタバタと席を回っていたときだった。
    「真樹、ちゃんとエントランス見た?」
    『ん?入る時通ったに決まってるじゃん☆』

    2007-05-03 03:15:00
  • 93:

    あたしが勤めていたキャバクラはドアを開けると12畳程のエントランスがあり、キャッシャーなんかもそこにあった。

    「ちゃんと見てこい。」
    『?・・・え?うん・・・』
    マキの席にやっと着けたのに、何であたしを追い払うんだろ・・・って少し悲しくなった。それでも言われた様にエントランスへと向かった。

    2007-05-03 03:20:00
  • 94:

    「あ!!真樹サン、頑張ってますね。見て下さいよこれ。もぉ俺今日は真樹サンの花係ですよ!笑」――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――これを見て涙が出ない人なんていないんじゃないかな?


    エントランスの中央に敷かれた絨毯の左右に、所狭しと並べられたスタンド。
    あたしは声も出さずただただ涙を零した。

    2007-05-03 03:24:00
  • 95:

    店に入った時はまだ半分も埋まってなかったのに・・・・いつの間にかそこにはあたしだけの花道が出来ていた。
    「真樹サン、まだまだこれからですよ!!潰れないように頑張って下さいね!ほら!お客さん待ってますよ。」

    黒服にそうせかされあたしはマキの席に戻った。

    2007-05-03 03:26:00
  • 96:

    「真樹〜泣きすぎ!」

    そう言って優しく手を握ってくれたマキの目は優しさで溢れていて・・・あたしはまた込み上げるものを抑えるのに必死だった。

    『バカだよね。あたし。たかが1年やそこら働いただけなのに、夜の世界でごく当たり前にある光景に一喜一憂しちゃって・・・・・・マキは・・・バカだなぁって思ってるでしょ?』

    2007-05-03 03:31:00
  • 97:

    たかがスタンドを贈られただけで―――ラストにゲストが足を運んでくれただけで―――本心でもない「お前がいなくなったら寂しいよ」なんて言われただけで――――

    夜の世界にありふれた、ほんの一晩にあたしは涙し、心から笑ったりなんかして・・・・・・・

    こんな光景を幾度と見てきたマキや、このホールにいるキャストからしたら、とんだ勘違いなバカキャストだっただろう。

    2007-05-03 03:37:00
  • 98:

    それでも・・・・・
    感情を出さずにはいられなかった。

    「バカとか思うわけないじゃん。真樹らしく頑張って言ったじゃん?まだまだ折り返しの時間でもないって!枯れるくらい泣いてこい。」
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――マキがそう言って優しく背中を押してくれたから、あたしは変なプライドを捨てて頑張れたんだ。カッコ悪くてもそれがあたしだから。

    2007-05-03 03:43:00
  • 99:

    そこからあたしは人目も気にせず泣いて笑って、バカであたしらしいあたしのまま仕事をこなした。

    まるでブラウン管の中の世界に迷い込んだかのような非日常的な夜が静かに、着々と終幕を迎えようとしていた。

    2007-05-03 03:46:00
  • 100:

    気付けばマキはラストまでいてくれて、残るゲストは佐伯サンだけとなった。
    「よく頑張ったな。真樹の最後見届けたし俺も帰るよ。楽しかった。ありがとな。」

    ホールを見渡すとマキの他には雅サンのお客様がいるだけだった。
    「No.1・・・・・やっぱやり手だな。」

    2007-05-03 03:51:00
  • 101:

    チラっと雅を振り返り、佐伯サンは意味深な一言を残し席を立った。

    エントランスを佐伯サンと眺めながら、やっぱり涙が流れてしまったけど、その時には達成感も溢れていた。

    佐伯サンを見送り深く頭を下げると、気分に任せて忘れかけていた酔いが回ってきた。

    2007-05-03 03:57:00
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