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神様お願い…
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1:
るか
神様…
もぅこれ以上
ルカの大切な人を連れて行かないで下さい…2007-03-19 01:18:00 -
11:
るか
ルカ「え?」
アヤコを見ると…ボディーランゲージで「もう無理」…カズヤ先輩が「俺酒飲んでるけど運転には自信あるから」と言うので送ってもらう事に、「俺ルカちゃん送ってくるから適当に寝とけー、はく奴トイレなぁー」やったぁーカズヤ先輩と2人きりだぁ、駐車場に着くと
カズヤ先輩「俺の姫に会わしてあげよっか?」
急に車でアヤコが言った(ユキ先輩)って言葉思い出しちゃった。忘れてたけどカズヤ先輩には彼女いたんだった…失恋!けどカズヤ先輩の彼女…会ってみたい!
ルカ「いいんですか!会ってみたいです」
カズヤ先輩は嬉しそうに車の方へ歩くと
「俺の姫ー」と叫んだ、カズヤ先輩の目線の先には…
ロケットカウルに三段シート黒いキレイな族単車が…ルカ「キレイ…」カズヤ先輩「けつ乗ってみたい?」ルカ「いーんですか?」2007-03-19 03:22:00 -
12:
るか
カズヤ先輩「うーん」と少し考えてから「また今度にしよっかワラ」笑いながら車に乗り込み後部座席に乗ろうとした私に「俺は運転手かワラ」と突っ込み助手席に座らせて送ってくれた。家の近くに車をとめて
カズヤ先輩「来週の土曜日また遊べる?」
ルカ「はい」
彼女がいてもいいやー嬉しすぎる!
カズヤ先輩「じゃ携帯教えて」
私達は携帯番号とメールを交換して別れた。2007-03-19 03:31:00 -
13:
るか
それから私は毎週アヤコとカズヤ先輩達と暴走、飲み会、などと遊び続けた。ただ一つ、カズヤ先輩の彼女の存在だけは忘れていた。見た事もなかったし、アヤコも私の気持ちを知って気を遣っているのか、ユキ先輩という単語を聞く事はなかったから…。
2007-03-19 04:21:00 -
14:
るか
それは私が中学校を卒業するまで続いた…。
卒業式の日、私はアヤコとプリクラをとる為ゲーセンに向かった。ゲーセンに着くとカズヤ先輩達の車が路上駐車されてありアヤコは私にむかってニヤっと笑った。
ゲーセンに入るとカズヤ先輩発見!話し掛けようと近寄るとカズヤ先輩はこっちを見て苦笑…。
???誰かと電話しているようだったので他の先輩と少し話して私はアヤコと数枚のプリクラをとった。2007-03-19 04:53:00 -
15:
るか
プリクラを切りわけた私達はカズヤ先輩を探したがいないようなので他の先輩達に挨拶をして帰ろうとした。すると
「お前ら今日はあっちから帰れ」と先輩はなぜか焦って、私達が入って来た出口とは違う少し離れた所の出口を指差した。意味も分からず先輩の指差す方向へ歩こうとする私の腕をつかみ「何でですか?」
アヤコは少し不機嫌そうに先輩に聞いた2007-03-19 04:56:00 -
16:
るか
「いーから」
と先輩も少し怒ったようにもう一度出口を指差したのでアヤコを見ると、
アヤコは黙って先輩がダメだと言った方の出口にダッシュ…私は仕方なく先輩に軽く頭を下げてからアヤコを追って外へ出た2007-03-19 05:00:00 -
17:
るか
「ちょっとアヤコ!」
私の声に振りかえろうとした瞬間誰かが缶ジュースをアヤコに投げつけた。アヤコは缶ジュースが当たった腰辺りを押さえて座り込んだ…私がアヤコに駆け寄ると、知らない女の人が落ちた缶ジュースを拾いフタをあけると「お前こいつのダチか?」と聞きながら私の頭に注いだ…2007-03-19 05:20:00 -
18:
るか
ホットコーヒーの香りがした…熱かった…見上げると真っ白な…特攻服…
私達はすぐに同じ特攻服を来た女の人達に囲まれた。そして事態が把握出来ないまま私達は真っ白な特攻服の女の人達に殴られまくった。何度も気絶しかけたがその度に水をかけられ、また殴られた…2007-03-19 05:31:00 -
19:
るか
私は殴られながらカズヤ先輩達がカッコ良く助けに来てくれるのではないかとマンガのような事を考えていた…けどやっぱり来なかった。カズヤ先輩の友達の先輩達は別の出口から帰ったようだった。時間がどれくらいたったかはわからない…特攻服の人達は車や単車で何もなかったように帰っていった。ただ一言「カズヤに近寄るな」と言い残して…私とアヤコはボロボロになり起き上がった
2007-03-19 05:40:00 -
20:
るか
それから数日私は引きこもっていた…。アヤコとも連絡を取らず携帯の電源は落としたまま…親には他府県のヤンキーにからまれたと言った。ただあの日の真っ白な特攻服の女の人達とカズヤ先輩の間に彼氏彼女の関係がある事は私だって感づいていた…。「ルカちゃん?」お母さんが部屋に入って来た。新しい携帯を買いに行こうと言う。
2007-03-19 05:49:00