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━その時、ただ涙━
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1:
星涙━てぃな━◆aVwzlHDpzE
━━復讐━━
あたしはあいつに復讐する。傷付けられた数だけ涙を流したけれど、もう泣かない。涙は枯れ【怒り】だけが頭をぐるぐる回っていた。2007-03-07 22:31:00 -
11:
星涙◆aVwzlHDpzE
「はい。はいっわかりました!明日ですね?了解でーす!」
何やら、話しを進めた様子で電話を切るとごうは満面の笑みで言った。
「明日の10時に三角公園で待ち合わせだって。頼むな!」
「早いって!」麗美は慌ててごうの腕を引っ張るが…時すでに遅し…2007-03-08 19:54:00 -
12:
星涙◆aVwzlHDpzE
ごうは笑顔で手をふると、車に乗って走り去って行った。
「ごう最悪〜。ちょっと星涙!明日だってさ…どうしよう…怖いよ…」
いつも強気の麗美は顔をこわ張らせる。
「もう行くしかないっしょ!」2007-03-08 19:57:00 -
13:
星涙◆aVwzlHDpzE
星涙は、人に流されるタイプでこの時もごうに言われた通り【行くしかない】と思っていた。
ナンパをする為に隣に並ぶ車にも気付かず、明日の事を考える。ふと横目で麗美を見ると、落胆したように肩を落としている。2007-03-08 20:02:00 -
14:
星涙◆aVwzlHDpzE
「麗美…大丈夫?」
星涙はそっと麗美の肩に手をまわし、優しく言った。「怖いよ…。どうしよう。まじで怖い。」
麗美は今にも泣きそうだ。正直なところ、星涙も全く怖くないわけではない。
想像の中の店長はひげが生えた坊主で…いかにもそっちの人………なイメージ。2007-03-08 20:08:00 -
15:
星涙◆aVwzlHDpzE
【怖い…でも、今のあたしは働かなきゃ。少しでもお金がほしい。親にこれ以上迷惑かけたくない。行くしかないよ…】
星涙は決意を決め、真っ直ぐに麗美の目を見つめた。「あたしは一人でも行くよ。もしも行くなら、明日の6時に家に来て。」2007-03-08 21:28:00 -
16:
星涙◆aVwzlHDpzE
時間が止まったかのようだった。麗美は目をそらし、下を向いて、コクッと頷いた。そしてもう1度目線を星涙の目に向けた。
「うちも行く。星涙と離れるの嫌だし、一緒に行こう!」
さっきとは違う麗美の瞳。2007-03-08 21:39:00 -
17:
星涙◆aVwzlHDpzE
弱くて、今にも涙がこぼれ落ちそうな目とは打って変わって、強く…やる気のある目になっていた。
【キャバクラの面接に行く】
そうと決まったら落ちたくない。気付くと、二人は車を走らせビデオショップに向かっていた。2007-03-08 21:45:00 -
18:
星涙◆aVwzlHDpzE
ビデオショップにつくと、二人は水商売がメインのビデオを何本も借りた。店員は、不思議そうな顔をして二人を見ていたが、もうそんな事は関係ない。気分は、水商売のお姉さん。明るく華やかな世界が待っている。二人で行けるなら…何も怖い事はない。
いつしか…二人の顔には笑顔が戻っていた。2007-03-08 21:51:00 -
19:
星涙◆aVwzlHDpzE
まだ受かってもいないのに、お酒の作りかたを練習した。鏡に向かって営業スマイルも勉強した。
二人で考えていると、楽しくて仕方ない。もっと二人でいたい。
「二人で住めたらいいのにね。寮とかないのかな?」星涙は思いつきで言った。2007-03-08 21:55:00 -
20:
星涙◆aVwzlHDpzE
「明日聞いてみようよ!うちも星涙と住みたい!!」麗美は、目を真ん丸に開けその思いつきに乗ってきた。
この夜、星涙と麗美は色んな話しをした。部屋の中は、ケラケラと朝まで笑い声に包まれていた。2007-03-08 22:01:00