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◆Precious◆
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1:
諸星リナ。
幼い頃の夢はなんだっただろう。
最近思い出せずにいたが、急に思い出した。
2007-03-02 18:07:00 -
73:
諸星リナ。
一瞬だけジュンの瞳に映った自分が見えた。
女の顔だった。
その夜、ジュンに抱かれた。
ジュンがあれほど優しかったことはあとにも先にもなかった。
そしてあたしを引き寄せて優しい声で言った。2007-03-08 04:49:00 -
74:
諸星リナ。
「浮気って言うのはバレた時にいう。」
浮気相手になっても、自分が浮気をするとは思わなかった。
でもなぜか、自分の感覚の中では、ジュンだけは別枠だった。
付き合っているわけでもないのにカラダを許していたせいか線引きが出来なかったのだと思う。2007-03-08 04:55:00 -
75:
諸星リナ。
罪悪感すら感じることが出来ずにいた。
ゴールデンウィークが明け、祇園に戻った。
不安定だった自分が、カラダのそこから沸きあがるような幸福感に満たされていくのがわかる。
合わせる顔がない―というわけもなく、タケルに会えなくてもなんとも思わなかった。2007-03-08 05:00:00 -
76:
諸星リナ。
付き合って1ヶ月を過ぎてもイマイチタケルの本心が見えてこなかった。
ある日突然気がついた。
あの幸福なセックスはもう二度と味会うことが出来ないということに。
理由は簡単。
あたしには、拘束する権利も求める権利もないから。
それを持つのは「彼女」だけだ。2007-03-08 05:03:00 -
77:
諸星リナ。
あたしは決していつも誠実な「彼女」だったとはもちろん言わない。
だけど、権利どうのではなく、そうしたい・されたいとタケルは思ってくれたことがあっただろうか。
その気持ちがないのであれば、このうわべだけのつながりは無意味に思えた。
2007-03-08 05:06:00 -
78:
諸星リナ。
タケルとあたしの関係は平行線のままだった。
タケルからの連絡のない日曜日。
着信「なおと」
この電話を境に、あたしの生活はめまぐるしく変わってしまうことになる。
2007-03-08 05:09:00 -
79:
名無しさん
タケルは友達も多く忙しい人だった。
だけど、不誠実な人間ではなかった。
派手な見た目とは違って、人生経験も少ないように思えた。2007-03-09 23:07:00 -
80:
名無しさん
「もしもし?なにしてるん?」と直人。
最近では意図はわからないが、直人からの電話が慣れっこになっていた。
「はいはい?部屋引きこもってるよ」とあたし。
「うわっ最低〜。どんぐらいひきってるん?」
「んー土曜日は出てないから・・・3日目?!」
「は?!そらあかんやろ。今すぐ出てこいや!」2007-03-09 23:10:00 -
81:
諸星リナ。
「ええねん、引きこもりで。そんな営業いいし。」
「営業とかちゃうしー。とりあえず、外に出ろ。」
「あたし引きるの好き。」
「あ、うん。俺も好きやけども。10代でそれやばいし。店にこんでいいし、とりあえず部屋から出てこいや。しゃべろ。」
2007-03-09 23:16:00 -
82:
諸星リナ。
「いやや。絶対営業されるー。リナ貧乏だからムリ〜。」
「わかってる。出てくるなら待ってるから。」
さっきまでバカ言い合ってたのに、このときだけ、ふっと優しい声をした。
その声の主に甘えるようにあたしも「出て・・いこうかなぁ?」と言ってみた。
直人は、「ホンマに?!待ってるし。四条大橋ついたら電話して」という。2007-03-09 23:21:00