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あなたが。
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1:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
望むのなら命惜しくない。あなたが。
望むのなら私はいくらでも罪を侵すだろう。
あなたが…。2007-02-13 01:51:00 -
8:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
またいつもの様に目が覚める。あの夢は一体何なのだろう。本当に幼い頃経験した事なのか。
それは今だにわからない。2007-02-13 03:05:00 -
9:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
ところがその日は違った。嫌な気分でベットから起き上がり、顔を洗おうとしたら右手にキラキラした金粉のようなものが着いていたのだ。
「なんなんだよ。一体…」私は夢の中で手を握ったのだろうか。もしくは…¨何か¨と関係あるんだろうか2007-02-13 03:10:00 -
10:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
顔を洗い終え、手探りでタオルを捜すが見当たらない。タオルは洗面所から離れた所に置いてある。
舌打ちをして洗面所を出ようとすると何かが顔に当たった。
「キャッ!!何!?」目を開けると足元にタオル。
「…!?なんで!?」2007-02-13 03:16:00 -
11:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
その日から不思議な事が起こる様になる。捜しものをしていて部屋中探し回った後結局目の前にあったり。シャンプーが無くなりかけて詰め替えようとしたら満タンになっていたり…
「…??」
なんか面白くなってきた。早く姿表してくれないかな??2007-02-13 16:49:00 -
12:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
久しぶりに母親から連絡が入っていた。
「ミクちゃん元気?ママは今日からイタリアに行ってきます。お土産はヴィトンでいいかな?楽しみにしていてね。」
ワクワクしていた気持ちが一気に下がる。どうせ私が邪魔で追い出したくせに。おっきい家やお金なんていらないんだよ。一緒に居たかった。私を可愛がって。2007-02-13 17:02:00 -
13:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
パリーン!!
「…!?何事!?」
隣の部屋で何か起こったらしい。急いで行ってみるとベランダの窓が派手に割れている。
「なんで?ここ8階なんですけど…」2007-02-13 17:07:00 -
14:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
信じられない。自分の目を疑った。ぼーぜんとしていると、「クスクス…」笑い声が聞こえてきた。ミクはすぐに立ち上がり部屋中を捜し回った。ずっと笑い声が聞こえてくるもののどこを探しても誰もいない。
「クスクス…」ぶちんっ!2007-02-13 17:26:00 -
15:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
「ちょっと馬鹿にしてんの!?さっさと出て来なさいよっ!!」叫んだ。
━シーン…━
なんにも起こらない。なおさらイライラした。
「ああ!!ムカつく!!」自分の部屋のドアを勢いよく開けた。
ドンッ!!何かにぶつかる。「〜んん〜っもう!つぎは何!!」顔をあげた。2007-02-13 17:32:00 -
16:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
目の前には透き通るような肌。茶色い瞳。サラサラの真っ黒の髪の毛。
「俺に会いたかったんでしょ?」
といたずらっぽく笑いながら言った。私は動けなかった。「…うん。」
私の側にはこんな美しいものがいたのか。2007-02-14 11:25:00 -
17:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
「ねぇ聞いてる?」
ハッとした。
「あっ、うん。ていうか…あんた誰?ずっと私の側にいたのはあんた?てか人間?」私はなんだか興奮していた。まるで宝物を見つけたような。
「クスッ。ミクは質問好きだね。」首をかしげながら私を見つめる姿は不意にも私をドキッとさした。2007-02-14 11:32:00