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あなたが。
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1:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
望むのなら命惜しくない。あなたが。
望むのなら私はいくらでも罪を侵すだろう。
あなたが…。2007-02-13 01:51:00 -
2:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
森山ミク【23】
どこにでもいる普通の女の子。ただ違うのは母親の再婚した相手が金持ちでこの歳でマンション持ち。現在プー。
そして…
人には見えない¨何か¨が見える事。2007-02-13 02:00:00 -
3:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
その¨何か¨が何なのかはわからない。ただ物心が着いた時には既に存在はあった。歳をとるにつれ明白になりつつはあるのだが…。最近その¨何か¨がハッキリと見える様になっていた
2007-02-13 02:07:00 -
4:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
ある夜の事。シャワーを浴びていたら背後に気配を感じた。ハッキリと確実に。普通なら怖いと感じるのに私はドキドキした。
「ついに会える。」この際お化けでもいい。退屈で自分の好きな様に生きれなかった。残りの人生お化けと過ごすのもいいじゃないか…と。2007-02-13 02:14:00 -
5:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
なんて思ったりして。
シャンプーを洗い流し勢いよく顔を挙げた。正面の鏡には私だけ。後ろには何も映っていない。
「……。」
シャワーの音だけが風呂場に響く。その¨何か¨はまだ私の所へは来てくれない様だ。2007-02-13 02:24:00 -
6:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
「…ふーん。なるほど。」訳の解らない独り言なんか言っていた。
この日を境にいつもその気配は感じていた。不思議とほんとに怖くなくて、なんだか見守られているような一人じゃないような気がして…。2007-02-13 02:33:00 -
7:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
夢を見た。
幼い頃母親と顔も忘れた父親がよくケンカしていた。私はそれが怖くてしかたがなかった。部屋で震えながら泣いていると部屋の隅からキラキラしたものが降りてきてこう言う。
「泣かないで。僕と一緒に行こう」
私が手を差し延べた所でいつも目が覚める。2007-02-13 03:03:00 -
8:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
またいつもの様に目が覚める。あの夢は一体何なのだろう。本当に幼い頃経験した事なのか。
それは今だにわからない。2007-02-13 03:05:00 -
9:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
ところがその日は違った。嫌な気分でベットから起き上がり、顔を洗おうとしたら右手にキラキラした金粉のようなものが着いていたのだ。
「なんなんだよ。一体…」私は夢の中で手を握ったのだろうか。もしくは…¨何か¨と関係あるんだろうか2007-02-13 03:10:00 -
10:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
顔を洗い終え、手探りでタオルを捜すが見当たらない。タオルは洗面所から離れた所に置いてある。
舌打ちをして洗面所を出ようとすると何かが顔に当たった。
「キャッ!!何!?」目を開けると足元にタオル。
「…!?なんで!?」2007-02-13 03:16:00 -
11:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
その日から不思議な事が起こる様になる。捜しものをしていて部屋中探し回った後結局目の前にあったり。シャンプーが無くなりかけて詰め替えようとしたら満タンになっていたり…
「…??」
なんか面白くなってきた。早く姿表してくれないかな??2007-02-13 16:49:00 -
12:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
久しぶりに母親から連絡が入っていた。
「ミクちゃん元気?ママは今日からイタリアに行ってきます。お土産はヴィトンでいいかな?楽しみにしていてね。」
ワクワクしていた気持ちが一気に下がる。どうせ私が邪魔で追い出したくせに。おっきい家やお金なんていらないんだよ。一緒に居たかった。私を可愛がって。2007-02-13 17:02:00 -
13:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
パリーン!!
「…!?何事!?」
隣の部屋で何か起こったらしい。急いで行ってみるとベランダの窓が派手に割れている。
「なんで?ここ8階なんですけど…」2007-02-13 17:07:00 -
14:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
信じられない。自分の目を疑った。ぼーぜんとしていると、「クスクス…」笑い声が聞こえてきた。ミクはすぐに立ち上がり部屋中を捜し回った。ずっと笑い声が聞こえてくるもののどこを探しても誰もいない。
「クスクス…」ぶちんっ!2007-02-13 17:26:00 -
15:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
「ちょっと馬鹿にしてんの!?さっさと出て来なさいよっ!!」叫んだ。
━シーン…━
なんにも起こらない。なおさらイライラした。
「ああ!!ムカつく!!」自分の部屋のドアを勢いよく開けた。
ドンッ!!何かにぶつかる。「〜んん〜っもう!つぎは何!!」顔をあげた。2007-02-13 17:32:00 -
16:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
目の前には透き通るような肌。茶色い瞳。サラサラの真っ黒の髪の毛。
「俺に会いたかったんでしょ?」
といたずらっぽく笑いながら言った。私は動けなかった。「…うん。」
私の側にはこんな美しいものがいたのか。2007-02-14 11:25:00 -
17:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
「ねぇ聞いてる?」
ハッとした。
「あっ、うん。ていうか…あんた誰?ずっと私の側にいたのはあんた?てか人間?」私はなんだか興奮していた。まるで宝物を見つけたような。
「クスッ。ミクは質問好きだね。」首をかしげながら私を見つめる姿は不意にも私をドキッとさした。2007-02-14 11:32:00 -
18:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
「…質問に答えなさいよ。大体なんで名前知ってんのよ!?」私は動揺を隠すように口を動かした。
「ミクは短気なんだね。かわいいなぁ。そりゃ気になるよねぇ?クスクス」
なんだコイツ。感じ悪っ!「あんたねぇっ…てか!あんた名前は?」
「ん?それはミクが決めるんだよ。ただ名前付けちゃうとずっとミクから離れないよ。」2007-02-14 11:39:00 -
19:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
「は??意味わかんね。一から説明してよ。」
私はため息をつきながらタバコに火を付けた。
「それは今は言えない。どうする?全てはミクが名前付けるか付けないか。俺のこと知りたいんでしょ?」確かにもっと知りたい。初めて会った感じじゃなかったし、引き付ける何かがあった。そうだ暇潰しにでもしてやろう。2007-02-14 11:43:00 -
20:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
「…じゃキラ。今日からあんたはキラだよ。」
するとニコッと嬉しそうに笑った。
「ありがとう。今日からよろしくねミク。」2007-02-14 11:48:00 -
21:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
ねぇキラ。
君に会えた事が。
私に会いに来てくれた事がすごく嬉しかったんだよ。ホントに天使がいるなら。君はまぎれもなく天使でした。
神様どうか。もう一度…。2007-02-14 11:51:00 -
22:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
その日からキラとの日々が始まった。
朝目覚めればキラがいて。夜寝るまでキラがいて。
キラがいる日々が当たり前になっていた。
「ねぇキラ!今日は何食べたい?」「ミクが作ったものならなんでも。」つか人間が食べるもの食えんの?2007-02-14 11:56:00 -
23:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
「ねぇミク。一つ言い忘れてた事があるんだ。」
「…何?」なんだか嫌な予感がした。
「あのね、周りの人には僕は見えないんだ。だから一緒に買い物には行けないんだよ。ミクが変な人に思われちゃうでしょ?」
「そうなんだ。てか今更だけど、キラってどこから来たの?人間なの?」2007-02-14 23:46:00 -
24:
o(^-^)o◆IU5h2tHZsE
私が恋に落ちるまでそう時間はかからなかった。
「な…何いって…」
ピンポーン♪♪2007-02-14 23:56:00 -
25:
名無しさん
気になる?
もう書かないんですか?2007-03-25 07:04:00 -
26:
o(^-^)o◆kVucUpe.eI
久しぶりに書かせて貰いたいと思います。トリップ忘れてしまった為変えましたが、こんなハズでは…も書かせて頂いた主です。
宜しくどうぞ2007-05-11 01:55:00 -
27:
o(^-^)o◆kVucUpe.eI
絶妙なタイミングでチャイムが鳴った。
『誰か来たみたいだね?』助かった…と思う半面邪魔された様な気もした。
玄関のモニターを見たら母親だった。
「キラっ!!隠れて!!」あ、見えないんだっけ。2007-05-11 02:01:00