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?夜に堕ちる?
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1:
名無しさん
大阪。
この街が好き。
田舎者の私には何もかもが刺激的でこの街に染まりたいと思った。2007-01-18 01:06:00 -
150:
名無しさん
「勇太?」
遠くから聞こえた声は次第に近く鮮明に聞こえる。
「よかった〜。めっちゃ焦ってんから。ヘルプ俺のとこ飛んできてさぁ〜」
「ゆいって何?」2007-01-24 05:33:00 -
151:
名無しさん
口が勝手に動く。聞きたくないはずなのに、気持ちに逆らうみたいに言葉が自然と出てくる。
「ゆい?あぁ〜客やろ?それがどうした?」
「付き合ってるん?勇太の彼女は私じゃないの?」
「ゆいは色カノやで。ほんまに付き合ってるわけじゃないよ〜。俺の彼女はお前やろ?」2007-01-24 05:37:00 -
152:
名無しさん
「色カノとかいらん。あの子と別れてよ!!」
「あいつは俺にめっちゃ金使うねん。あいつ切ったら俺に誰があんな金使ってくれるん?お前だって夜やってるなら色とか理解できるやろ?」
「私があの子ぐらい使ったら別れるん?」
「そぉやな。でもな、あいつ風俗やで?キャバの稼ぎとは全然違う。お前には無理や」2007-01-24 05:41:00 -
153:
名無しさん
負けたくない。あの子に負けたくない。このままじゃほんとに勇太を奪われる気がした。
「あの子に負けへんから。勇太にいっぱいお金使うから。見てて」
勇太はきっと本気だなんて思ってなかっただろう。
「楽しみにしてるわ」
笑って言った。2007-01-24 05:45:00 -
154:
名無しさん
次の日退院した私は、休養を取ることもなく用意を済まし早めに店に向かった。店には店長とボーイしかいない。
「店長、私今月で店辞めます」
なんの迷いもなかった。
店長は理由を聞くこともなく了承した。2007-01-24 05:48:00 -
155:
名無しさん
それからは毎日いままで以上にお客さんが来た。
別れを惜しむようにいつもよりたくさんのお金を使ってくれた。
あのおやじも毎日来た。
顔を見るたび愛人って言葉が浮かぶ。2007-01-24 05:52:00 -
156:
名無しさん
最後の日、店の中には私のお客さんがたくさんいる。忙しかった。席に座るのは少しの時間だけ。次々と違う席に移動しなければならない。
次はあのおやじの席だ。
思えばこのおやじとの付き合いもずいぶん長くなったなぁと思いながら席についた。2007-01-24 05:55:00 -
157:
名無しさん
「綾ちゃん辞めるとか寂しくなるなぁ」
「また会いに来てくれたらいいよ」
「違う店で働くの?」
「私、風俗行く」
「え?なんで?そんなにお金が必要なん?」2007-01-24 05:59:00 -
158:
名無しさん
なぜこのおやじにそんな事を言ったのかわからない。でも他の客には風俗なんて言ってないのに自然と伝えていた。
「お金がいるねん」
「そっか…じゃ風俗なんて行かなくても俺の愛人なりよ。週末会うだけでいいから」
「明日答え出す。呼ばれたからちょっと行ってくる」2007-01-24 06:03:00 -
159:
名無しさん
愛人…
頭に浮かぶその言葉を消すかのようにひたすら愛想笑いをふりまいて働いた。
営業が終わる頃には疲れ切っていた。
勇太に会いたいなぁと思うけどゆいがいたら…
そう思うと店に行く気にはなれなかった。2007-01-24 06:06:00