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あなたの傍に居られる方法
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1:
柚子
赤い糸ってあるじゃない?
なら友達の糸は何色なんだろ?
そんな事を考えた日。2007-01-07 00:56:00 -
22:
柚子
「でねー、ナルト君がねー」
時間は午後6時過ぎと早い為か、その店内はまだ閑散としていた。
でもそんな事はお構いなしと話し続けるアタル。
「おい、お前!聞いてんのー?」2007-01-09 02:12:00 -
23:
柚子
「ん?聞いてる聞いてる。……すいません!水割りくださーい」
「ちゃんと聞けよ、バカ女!あっすいません、俺も同じでぇ」
そうやって時間を潰して、いつの間にか自分達も潰れていく。2007-01-09 02:14:00 -
24:
柚子
「で?…お前等は馬鹿なの?」
それから1時間がたちすでに泥酔状態にあった私とアタルを見下ろして、カッターとジーパンと言うシンプルな出で立ちのナルト君はそう言い放った。
「なるとッッ!やっと来たッッ!!」2007-01-09 02:15:00 -
25:
柚子
デロデロのアタルは机に片肘をついて、なると君をつついて笑う。
「なるとくーん!え?アタルに呼び出されたのー?」
同じく酔っ払いの私も椅子にダランともたれたまま、そんな彼を見上げて笑った。
「ああ、うん。…って言うか、これは良くないだろ?」2007-01-09 02:17:00 -
26:
柚子
ナルト君は呆れた顔をしながら、アタルの隣の席にゆっくりと腰を下ろす。
「なにが?なにがー?」
楽しそうに身を乗り出して、アタルはナルト君にそう尋ねる。
その弾みで、テーブルの上一杯に広がっていた食器の幾つかがガチャンと大きな音を立てぶつかり合った。2007-01-09 02:20:00 -
27:
柚子
「瀬名ちゃんから電話あったよ」
ナルト君のそんな言葉に、私は少しうんざりした。
男ってのはすぐ騙される。2007-01-09 02:23:00 -
28:
柚子
『ナルト君は利用されてるだけ。あんな下手な演技に騙されるなよ』
喉まで出かかったそのセリフを私は小さな深呼吸と一緒に飲み込んで、アタルの顔色をうかがいながら彼に笑いかけた。2007-01-09 02:26:00 -
29:
柚子
「あー…何?俺がこいつと浮気するって?」
明らかに不機嫌になったアタルは、私を指差してナルト君にそう言う。
誰も…―何も答えない。2007-01-09 02:28:00 -
30:
柚子
せっかくの酔いが、冷ややかに抜けていくのが分かった。
「……な訳ないって」
にこりともせず、そう答えたのは私。2007-01-09 02:32:00 -
31:
柚子
手元のグラスに半分ほど残っていた焼酎を飲み干して
「ねっ?」
アタルにそう言って相槌を求めた。
その時もきっと、私は笑ってなんていなかった。2007-01-09 02:36:00