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おしまいのひ。
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1:
GOROMA
「俺さ、昨日さ、目が三つある猫をみたぜ」
まるで大きなクワガタを見つけた子供のように目をキラキラ輝かせながら、慶太は言った。2006-12-22 17:00:00 -
12:
GOROMA
確かに...最近の世では、突然変異だかなんだかの奇妙な動物の目撃例が多くあげられている。
初めのうちはマスコミも大きく取り上げ、毎日のようにブラウン菅からは実体解明に向けてのあれこれを報道されていた。
しかし慣れというのはまったく恐ろしいものであり、特に害が無いと分かった今ではかつての恐怖心や追求心も失せ、ただの奇形として冷ややかな目を向けられるだけとなった。
2006-12-23 14:57:00 -
13:
GOROMA
『だけどそんなん今更じゃね?俺だって見たことあるよ、五本足のチワワ!超微妙だったけどさぁ〜(笑)』
俺はしんきくさい空気を笑い飛ばし、よいしょとジジくさい掛け声と共に腰をあげて再びバイク雑誌に手を伸ばした。
『けどさ...』
今にも泣きそうな顔で、慶太が言った。2006-12-23 15:22:00 -
14:
GOROMA
『だーいじょぶだって!お化けじゃあるまいし』
ペラペラと古典の時間につけておいた目印の折り目を探す。
『...うん。』
2006-12-23 23:57:00 -
15:
GOROMA
―――――そうだ
いつだって他人事にすぎない。
どんなに悲惨な事故も、猟奇的な殺人も、わずかな同情が頬をかすめるだけであって、自分には一切関係性がない。
どこからか湧いてくる安心感。
自分だけは大丈夫、といった根拠のない自信。2006-12-24 00:02:00 -
16:
名無しさん
これ怖い系ですか??
2006-12-24 00:05:00 -
17:
名無しさん
めっち書き方うまい!ずっと読むからかいてください??
2006-12-24 02:07:00 -
19:
だってそうでしょう?
アナウンサーは毎日たくさんの死を視聴者に届ける。新聞だっておなじ。
俺達は日々こんな近くに死を感じている。
『ああそうなんだ。』くらいにしか思わないけれど。2006-12-25 00:12:00 -
20:
親が死んだ訳じゃない。
連れが死んだ訳じゃない。俺が死んだ訳じゃない。
どこかの誰かが不幸にもお亡くなりになった。
それだけの事。
可哀想。いたたまれない。
そんな風に感情的になるのは一時的で、その後自分にとってなにか小さな良いことや悪いことが起きればすぐにその思いは掻き消えて、自分中心の重大ニュースに塗り変えられる。2006-12-25 00:22:00 -
21:
結局のところ
どこかの誰かの一生を終らせた壮絶な死よりも、突然変異の化け物が街を徘徊している現実よりも、好きな子からきた一通のメールの方がよっぽど関心をもてる。
人間っていうのはつまり、自分に直接的な関係のないものごとには興味が湧かない生き物なのだ。
そういうものには何の現実身も感じないし、客観的な意見しか持てない。
呑気で無関心な生き物。2006-12-25 00:36:00