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干物女
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1:
飛鳥
私は干物女。名前は飛鳥。22歳。無職歴半年。毎日家でぐーたら。同棲中の彼氏とモコっていう犬と暮らしてる。
2006-12-08 00:32:00 -
71:
飛鳥
電車がホームに滑り込む。あたしは荷物を持って、電車を降りた。エスカレーターで改札に向かう。「あぁ…疲れた」長旅のせいかあたしは溜め息を漏らす。「…か」「!?」辺りを見回す。気のせいか…今名前を呼ばれた気がした。「疲れてるんだな。」あたしは切符を改札に通して、タクシー乗り場へ行こうとした時だった。「飛鳥っ!」腕を掴まれた。驚いて振り向く。その瞬間はスローモーションの様だった。あたしの腕を掴んでたのは、紛れもなく海君だった…。
2006-12-11 00:58:00 -
72:
飛鳥
「な…んで…」多分この時、あたしはその言葉を言うのだけでいっぱいいっぱいだったと思う。今のあたしには、この時の記憶があまりない。掌が汗で滲む。体は痙攣が起こったかのようにガクガクと震え、心臓はどんどん早くなる。頭は真っ白になった。気が付けば動けないでいたあたしは、海君の車の助手席に乗せられていた。その横で運転している海君は、必死にあたしに「別れんといてくれ…」みたいな事を言ってたと思う。
2006-12-11 01:06:00 -
73:
飛鳥
それからが散々だった。海君は自分の家にあたしを連れ帰り、あたしに「別れたくない」と泣きながら悲願した。あたしもハッキリさせなくてはいけないと思い、素直に「もう一緒にはいれない」「別れたい」と伝えた。言い終わったと同時に、海君は狂った。あたしの顔を殴った。全身蹴られた。髪の毛を掴まれ、引きずりまわされた。遠くなっていく意識。海君は何かを叫んでいたが、あたしの耳には届かない。あたしも最初は抵抗していたが、殴られ続けそんな気力も無くなっていた‥。
2006-12-11 01:16:00 -
74:
飛鳥
あたしは気を失っていたのか‥?意識がハッキリしてくると、体が何かに押し潰されそうなくらい重い。全身が痛い。唇がパンパンに腫れあがっていて、口の中は血の味がする。そして必死になって腰を振る海君‥。彼はあたしの服を脱がし、あたしを犯していた。あたしの目からは涙が溢れていた。「逃げられない‥」心の中でそう呟いた。終わったら後もしばらくボーっと天井を見上げていた。体は痛くて動かせない。前に蹴られた腰をまた蹴られたのか、寝返りもできなかった。海君はあたしの手をがっちり握りしめて、隣で寝ている。さっきまでの東京での出来事が夢のようだった‥。「今が夢ならよかったのに‥」あたしは怪我のせいか、いつのまにか眠ってしまっていた。
2006-12-11 01:27:00 -
75:
飛鳥
次の日あたしは仕事には行けなかった。親にも連絡できなかった。傷と痣だらけの体と、無惨に腫れあがった顔は見せられなかった。この時に親に一本でも連絡をしておけば、また違ったのかも知れない。けど迷惑も心配もかけたくなかった。親はあたしが仕事が嫌で帰ってこないだけだと思っていたと思う。もうあたしには、逃げる気力は無くなっていた。
2006-12-11 01:36:00 -
76:
飛鳥
ある日あたしの顔の傷も治りった事もあって、海君と海君の友達カップル2組と食事に行く事になった。あたし達の入った居酒屋は、海君の知り合いの夫婦がやっているお店だった。あたしはほとんどが初対面だから緊張したが、喋らないと海君に「つまんなさそうなのが気にくわない」と言って殴られるのが分かっていたから、愛想笑いをしていた。そこの居酒屋は2時までで、その後も居酒屋夫婦も交えて飲みに行く事になった。あたしは気が乗らなかった。海君は仕事を休みがちだったため、お金が無い。海君の財布はあたしだった。
2006-12-11 01:46:00 -
77:
名無しさん
釘ずけになってた?ひどい男もいるんやなぁ?頑張ってください?
2006-12-11 01:54:00 -
78:
飛鳥
仕事をしてないあたしは、夜の仕事をしていた時のお客さんに、お金をもらっていた。それは全部海君の家の家賃や、光熱費、海君の交際費に消えていた。4組で飲み屋街へ行くと、海君の友達のお母さんがしていたスナックへ行く事になった。海君はもうかなり酔っぱらっていた。3時間程でスナックを出て、「そろそろ帰るかぁ!」なんて誰かが言い出したのに、海君は気に入らない様子。ベロベロになりながらも「俺はまだ帰らん!お前邪魔じゃ!先帰れ!はよ消えろ!」とあたしに毒を吐いた。
2006-12-11 01:55:00 -
79:
飛鳥です。
82さん?読んでもらえてて嬉しいです?ありがとうございます?この話はほとんど実話です?まだまだ続くんでこれからも読んでもらえると嬉しいです?
2006-12-11 01:59:00 -
80:
飛鳥
そんな海君をなだめるように、居酒屋夫婦の旦那さんの守さんが「ほな、俺と2人で飲みに行こか!飛鳥ちゃんは先帰っとき!なっ!ちゃんと連れて帰るしな!」と言って、海君とネオン街へ消えていった。あたしは海君の友達に車で家まで送ってもらった。家に帰ると、今朝は早出なのか海君のお母さんが出かける準備をしていた。朝のニュース番組を観ながら煙草に火をつけた時だった。「おい!帰ったぞ!!」玄関を見ると守さんに支えられて、やっと歩ける海君がいた。
2006-12-11 02:07:00