-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
干物女
-
1:
飛鳥
私は干物女。名前は飛鳥。22歳。無職歴半年。毎日家でぐーたら。同棲中の彼氏とモコっていう犬と暮らしてる。
2006-12-08 00:32:00 -
51:
飛鳥
海君は少し間を置いてから「帰ってから話そう」とだけ言って電話を切った。夜になって帰ってきた海君はあたしに「ごめん」と、深々と頭をさげた。色々話した結果、今回は堕ろす事を2人で納得した。ちゃんと避妊はしようと、2人で約束をした。子供を堕ろして2ヶ月が過ぎた頃、海君の様子がおかしかった。海君は会社の人達と仕事帰りに飲みに行っていたが、お酒が入ると多少気が大きくなる。
2006-12-10 06:33:00 -
52:
飛鳥
それだけなら誰にでもありそうな話。けど海君は酔うと寝ているあたしに被さってきた。海君自体も帰りの時間も遅い。あたしも次の日朝から仕事だ。「ちょっと!やめて…」あたしは拒んだ。すると海君はあたしを無理矢理襲った。前回の事があるから普段は避妊もちゃんとしてた。でも酔っぱらった海君は人が変わった様に乱暴だった。そんな日が続く。しばらくするとお酒を飲んでない時も、海君は少しづつ変わっていった。
2006-12-10 07:18:00 -
53:
飛鳥
ある晴れた日。あたしも海君もその日は仕事が休みだった。海君と飼ってる犬とお散歩に行く事にした。ちょっとした事だった。海君とあたしは言い合いの喧嘩になった。あたしは一緒に居ても余計に険悪なムードになると思い、「先に帰る」と家に帰った。家に帰り頭を冷やす。10分ぐらいすると海君も帰ってきた。まだ怒ってるみたいで、家にいたあたしに罵声を浴びさせた。喧嘩の原因は海君の度重なる朝帰りだった。あたしは我慢していたが、いい加減キレた。「朝帰りしてんのに、なんで海君がキレるの?!」そう言った瞬間あたしの目の前は真っ白になった。
2006-12-10 07:28:00 -
54:
飛鳥
視界が戻る。海君は肩で息をしていた。あたしは何が起きたのか状況が掴めなかった。右のこめかみの辺りがジンジンする。あたしは座っていたから、海君にこめかみを蹴られたのだった。そのまま海君は自分の部屋に消えていった。30分ぐらいして海君は部屋から出てきて、あたしに謝った。痛かったこめかみを冷やしてくれた。あたしはまだ子供だった。「色々あってイライラさせてしまった」「あたしが悪いんだ」と自分で解決していた。けれど悪夢は終わらない。
2006-12-10 07:43:00 -
55:
飛鳥
海君はちょくちょく酔っぱらった時や喧嘩をした時に、あたしに手をあげる様になった。だんだん激しくなる暴力…。それでもあたしは「自分が悪いんだ」と言い聞かせた。腰をおもいっきり踏まれて、電流が流れた様な痛さで、しばらく立てなかった時もあった。顔を殴られて腫れあがり、仕事に行くのにマスクをして隠して行った日もあった。「海君は悪くない…だってちゃんとあたしを心配してくれる。」
2006-12-10 20:13:00 -
56:
飛鳥
海君は手をあげた後に、必ずあたしに優しくした。別れた後でDVに関するテレビを見た時に、それが手をあげる人男の人のパターンだと知った。女性は優しくされる事で「期待」をしてしまう。あたしはその時は無知でそんな事知らなかった。海君の暴力はエスカレートしていく。半レイプ状態であたしに中出しする海君。逆らうと殴られる。あたしは2回目の妊娠をした。
2006-12-10 20:19:00 -
57:
飛鳥
それを告げると海君は笑いながらあたしに「堕ろすまでの間、気にせず中出しできるな」と言った。あたしは海君が怖くなった。堕ろすまでの間、あたしは海君に一切逆らわなかった。おとなしくしていれば、暴力はない。「手術が終わったら逃げよう」と計画していた。手術の日海君は仕事を休んでついてきた。あたしもふらふらだった。海君の車で2人の家に帰る。「3日ぐらいなら休める」と海君は言っていた。実行は3日後…。あたしは準備を進めた。
2006-12-10 20:24:00 -
58:
飛鳥
だけど問題があった。実家も仕事場もバレている。幸い仕事場は家の仕事を手伝っていたので、融通はきく。あたしは母親に頼み、しばらく休みをもらった。海君は明日から仕事だ。やるなら明日だ。そんな事を考えていた計画実行の前夜だった。海君はまた機嫌が悪かった。あたしを殴る。貧血気味のあたしは、あっさり倒れ込んだ。そんなあたしに海君は覆い被さる。無理矢理服を脱がされた。「無理!まだエッチなんかできない!!」あたしの言葉を無視して、海君はあたしの中に入ってきて、そして中で果てた…。
2006-12-10 20:31:00 -
59:
飛鳥
海君は満足そうに眠りについている。こんなに男の寝顔が憎らしく見えたのは初めてだった。お腹に鈍い痛み。血もでていた…。あたしは悔しくて泣いた。「明日…絶対に逃げる…。」あたしの中で、気持ちは大きく固まっていた。朝5時、海君が仕事に行くのを笑顔で見送る。夜中に帰って来た海君の母親も、8時には仕事に出掛けた。
2006-12-10 20:36:00 -
60:
飛鳥
あたしはそれを見届けた後、急いで荷物をまとめた。旅行鞄1つ分ぐらいの荷物しか持ってきてなかったので、すぐ用意は出来た。お風呂に入り、メイクをして足早にその家を出た。貯金は30万程。バスに乗り、駅へ向かった。行き先は決まっていた。東京に例の芸能人(この時もう引退をしていた)の彼が住んでいた。理由を話すと「うちにおいで」と言ってくれた。彼の言葉に甘えて、しばらく彼の家に身を隠す事にしたのだ。駅で東京行きの切符を買い、新幹線に乗り込む。約3時間の電車の中で、あたしは「これでよかったんだ…」と呟いた。
2006-12-10 20:46:00