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運営運営
干物女
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1:
飛鳥
私は干物女。名前は飛鳥。22歳。無職歴半年。毎日家でぐーたら。同棲中の彼氏とモコっていう犬と暮らしてる。
2006-12-08 00:32:00 -
31:
飛鳥
そこのお店は14歳〜20歳までの子ばっかだった。実際お客さんも未成年って知ってたと思う。だってね、どんだけ大人っぽいメイクしてちゃんとした服装しても、話してる内容が子供だもん。けどそんな雰囲気があたしは好きだった。前いた店みたいに堅苦しくないし、ゆるゆる加減があたしっぽかった。若かった分先輩・後輩は厳しかったけど、それなりに楽しかったなぁ。
2006-12-08 08:27:00 -
32:
飛鳥
そんなあたしが店の先輩に連れて行かれたのが、ホストクラブ!!どっちかというと、パブ?みたいな感じ。料金もフリータイム五千円とかで、そこにボトル料金とサービス料10%がついてくる…だったと思う。初めて入るホストクラブ。多少ドキドキしたけど、緊張はなかった。そして対して面白くもなかった。(笑)残念だけどそこの良いお客さんにはなれませんでした。(笑)
2006-12-08 08:35:00 -
33:
飛鳥
そんなある日、道端で声をかけてきた子がいた。基本キャッチとかスカウトはあたしの眼中に無い。けどこの日は働いてたキャバクラの店長と喧嘩して、店を飛び出してきてた。イライラしながら帰り道を歩いてる時だった。声をかけてきたのは猫顔の21歳のT君。機嫌の悪かったあたしは「ホスト興味ない」って言ったんだけど、どこまでもついてくるからしゃ〜なしで名刺だけもらった。
2006-12-09 22:19:00 -
34:
飛鳥
その頃のあたしにはホストのお客さんがいた。今じゃあ全国的に有名なお店の子だったんだけど、あたしにあほほど貢いでた。その子はY君っていうんだけど、売れてたのかは謎。けど毎週休みになると来てくれて、いつもシャンパンやボトルをおろしてくれてた。そのY君にホストの事を色々教えてもらってた。給料の事や売掛の事。役職についててもお金を持ってるか持ってないかはピンキリだって事。
2006-12-09 22:35:00 -
35:
飛鳥
話を聞いてると、あたしの出会ったT君はお金があまり稼げてないっぽかった。その頃には、仕事が終わってからT君の店に行って、愚痴を聞いてもらうっていうのが日課になっていた。あたしは売り上げも結構あったから、お金に余裕があった。そして気付いたらT君の色恋にハマッてた。
2006-12-09 22:39:00 -
36:
飛鳥
T君は寮を出たがってた。あたしは実家だったのに、ある日T君は荷物をもって家に来た。「泊めて〜」って…その荷物は何?ん?T君。お泊まりセットにしては大きすぎない?その鞄。あたしの疑問を無視してT君はあたしんちに住み着いた。T君はお金が無かった。大きな借金もあるって事を、後にT君が蒸発してからいろんな人から聞いた。一緒に住んでる間、お金を要求される事がちょくちょくあった。
2006-12-09 22:46:00 -
37:
飛鳥
だけどT君は、一緒に住んでるあたしを抱く事は無かった。枕の話も人から聞いたし、帰ってこない日もあった。あたしはセフレが何人かいたし体の欲求は満たされてた。T君は帰ってきたらあたしを腕枕しながら寝る。そして出掛ける前にお金をせびる。この頃からあたしは男に依存しはじめた。「あたしがなんとかしてあげなくっちゃ」なんて思うようになってた。
2006-12-09 22:57:00 -
38:
飛鳥
今思えば、ヒモ体質の男に魅力を感じるようになったのはこの時だと思う。そんなかわいそうで頑張ってる自分に酔ってた。今までに付き合った彼氏もいたけど、あたしは最低な事をしてきたと思う。欲しい物買ってもらってポイ。飽きたらポイポ〜イ。「死んでやる」なんて言われた事もある。けどあたしはまったく動じず「勝手に死ねば?」なんて言ったっけ。絶対相手の奴は「少しぐらい止めろよ。」って思ってたはず…。
2006-12-10 01:56:00 -
39:
飛鳥
そんなあたしでも、その時すごく好きになった人が1人だけいた。その男の子はあまりにも遠い存在だった。デートでドライブもした。ホテルでエッチもした。食事に行ったりもしたけど、全てコソコソした隠れた付き合いだった。相手は芸能人だった…。付き合うなんてできなくて、でも大好きだったから、少しでも一緒にいれる事が嬉しかったな。その男の子は優しいのか残酷なのか、あたしを振るなんて事はしなかった。
2006-12-10 02:02:00 -
40:
飛鳥
その男の子とは今は良い友達。そんな事もあってか、あたしは下手で貢ぎ体質になっていった。T君は最初は1万2万の金額だったのが、段々要求してくる額が増えて何十万、時には百万を越える事もあった。けどあたしはその要求に答えてた。稼いだ分をほとんどT君に渡すようになった。ある日あたしは目が覚めた。きっかけなんて些細な事。あたしの嫌いな女が、あたしが欲しかった鞄を買った。それだけ。
2006-12-10 02:11:00