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干物女
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1:
飛鳥
私は干物女。名前は飛鳥。22歳。無職歴半年。毎日家でぐーたら。同棲中の彼氏とモコっていう犬と暮らしてる。
2006-12-08 00:32:00 -
211:
飛鳥
事の後のベッドの上で、あたしは隆君の腕枕で寝ながら煙草を吸っていた。この時の隆君はいつもと違った。例のあたしにメールをしてきた彼女と別れたらしい。煙草を吸い終わったあたしは、隆君にピッタリと抱きつき「なぁ!あたしと付き合って♪」と言った。「飛鳥は男いっぱいいるやん。初めて家に行った時も服あったし‥」この時期のあたしは彼氏ができても二股とか当たり前で、飽きたらポイッて感じだった。隆君とは何でも話せたから、隆君もその事は知っていた。「隆君だけになるもん。」あたしはプゥーとほっぺを膨らまして、スネてみせた。
2006-12-27 04:07:00 -
212:
飛鳥
「‥。しばらく飛鳥に男の影がなかったら、考えるわ♪」「ほんま!?飛鳥頑張るわ☆」そう言って隆君にキスをした。この時には隆君は関西を離れる事が決まってたん?どういう気持ちやったんかも分からんけど、そう言ってくれた事がすごい嬉しかった。あたしは早速、訳分からん男関係を切った。隆君以外いらんかった。別に好きでもなかったし、切る事に抵抗なかった。『やっとチャンス来たんちゃうん!!』そればっかり考えていたから、隆君の大事な変化に気付けなかった。
2006-12-27 04:18:00 -
213:
飛鳥
年が明けてすぐ、隆君の周りから聞く事になった。『隆が夢叶える為に東京に行く。』その出発まで、あと1ヶ月も無かった。あたしはその話を聞いて、すぐに隆君の家に向かった。隆君のお母さんとお父さんが迎えてくれた。リビングでお茶をもらう。隆君が用事から帰ってきて、隆君の部屋で話す。「東京行くって‥本当なの?!」あたしは単刀直入に聞いた。「‥うん。」頷く隆君。「なんで言ってくれないの?」「タイミング無かったから‥。」本当だった‥。夢があってその為に東京へ行く。もう決心している。話を聞いても、あたしには止める理由なんて無い。彼女でも無いし、応援するしかなかった。「頑張って‥」とだけ言った。
2006-12-27 04:27:00 -
214:
飛鳥
それから隆君の出発までの間、一緒にいる時間を大切にした。エッチとかは、あまりしなかった。一緒に音楽を聞いたり、ゲームをしたり、ご飯を食べに行ったり、朝までみんなで飲み会をしたり‥たくさんの時間を一緒に過ごした。初めてのりか達と行ったカラオケ屋が潰れるのを聞いて、みんなでカラオケをしに行った。あたしは夜の仕事を辞めたのもあって、隆君が暇な時はいつでも一緒にいた。大好きな隆君と一秒でも一緒にいれて嬉しかった。
2006-12-27 04:35:00 -
215:
飛鳥
出発の当日、あたしは駅前のコンタクト屋さんにいた。隆君が準備で忙しくて取りに行く事ができないから、代わりにコンタクトを取りに来た。コンタクトを受取り、喫茶店で待ち合わせまで時間を潰す事にした。思い出がいっぱいの手帳を開く‥。案の定、日記には隆君の名前がいっぱいだった。思い出が蘇る。『この時はこんなんだったなぁ〜』なんて思いながら、ページをめくる。ふと手がとまる。『頑張れ!』あたしの字ではない‥。『隆より』いつ書き込まれたのか分からないが、隆君からのメッセージが書いてあった。
2006-12-27 04:43:00 -
216:
飛鳥
「いつ書いたんだろ‥」あたしは、少し泣きそうになりながらも、笑って送り出すつもりでいたから、グッと堪えた。プリクラなんかも見ながら、時間を見ると約束の10分前だった。喫茶店を出て、約束の場所に向かうとまだ隆君の姿は無かった。辺りを見回していると、肩を『ポンポンッ』と叩かれた。振り返ると、いつもの隆君がいつもの笑顔でそこに立っていた。「待った?」「ううん。はいこれ。」あたしは、頼まれていたコンタクトと、もう1つ荷物を差し出した。
2006-12-27 04:48:00 -
217:
飛鳥
もう1つの荷物には、あたしの母から隆君への荷物だった。「いらないって言ったんだけど、お母さんが無かったら困るでしょって。」タオルと旅行用の洗面道具だった。「おう♪今日から必要なるからな!めっちゃありがとう☆」隆君は「お前のお母さん分かってるわ♪」とか言ってたが、手がとまった。「何?これ。」その手に握られていたのは、女性用の生理用品‥。「ははっ!お前のお母さんバリうける!」そのナプキンにはマジックで『なんかあった時使ってね!頑張って♪』と書いてあった。
2006-12-27 04:57:00 -
218:
飛鳥
隆君と「何かあった時にどうやってコレ使うねん!!」とつっこみながら、2人で訳の分からない母の餞別に笑った。そうこうしているうちに、もうすぐ時間だ。「行こっか♪」あたしも入場券を買って、新幹線のホームへむかった。ホームの売店でレモンティーを買ってもらう。あと5分くらいで電車が来る。「遊びに来てな♪」「うん。たまには帰ってきてな!」あたしは頑張って笑顔を作った。電車の到着の放送がながれる。ホームに入ってくる電車。『もうお別れだ‥。けど一生会えなくなる訳じゃない。』涙をこらえる。
2006-12-27 05:05:00 -
219:
飛鳥
それに気付いたのか隆君はあたしの頭をポンッと触り、「またな♪」と言った。いつもと同じ別れの言葉、けれど今日は違う‥。あたしは精一杯の笑顔で「いってらっしゃい!」と言った。発車のベルが鳴り、ドアが閉まる。電車が動きだす‥。あたしは手を振った。隆君も手を振った。「また会えるよね‥。」1人になったあたしは、去っていく電車を見ながらポツリと呟いた。
2006-12-27 05:11:00 -
220:
飛鳥
一気に書いたんですが、このあとの展開がまとまってないので、また明日書きます?
読んでもらぇてたら嬉しいでーす?2006-12-27 05:53:00