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干物女
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1:
飛鳥
私は干物女。名前は飛鳥。22歳。無職歴半年。毎日家でぐーたら。同棲中の彼氏とモコっていう犬と暮らしてる。
2006-12-08 00:32:00 -
171:
飛鳥
3回目はファミレスだった。のりかとご飯を食べに行ったら、隆君が地元の友達と来ていた。「久しぶり。」ニコニコしながら隆君は話しかけてきた。のりかが「久しぶりぃ!」と言う。あたしは前回覚えてもらえてなかった事もあって無視していた。「あんたじゃなくて、そっちの子。ねっ?」あたしが顔をあげると、隆君がこっちを見ながら笑っていた。
2006-12-25 08:09:00 -
172:
飛鳥
「こないだ無視したクセに‥」あたしはハンバーグを頬張りながら、目を反らした。「なんで?知り合い?」のりかは隆君の大ファンだったから、あたしに詰め寄る。「知らない。」あたしは冷たく言う。「ね、カラオケ行こ」隆君はあたしが言った言葉を無視して、遊びに誘ってきた。のりかは頭に『?』を浮かべながらも、「行く!!ね?飛鳥行くよね!」強引にカラオケに行く事に。
2006-12-25 08:16:00 -
173:
飛鳥です。
二部は、隆君との秘密の恋バージョンです。ちゃんと一部と二部繋がるので、読んでもらえたら嬉しいです?
2006-12-25 08:19:00 -
174:
飛鳥
カラオケに来た、のりかと隆君と卓ちゃんとやっ君とあたし。のりかはチャッカリ隆君の隣に座っている。「これ歌ってぇ〜ん」のりかの甘える声に頭が痛くなる。のりかはあたしの2個年上で、あたしは少し苦手だった。さっきもカラオケに来る途中に「隆君はあたしのが先に好きだったし、あたしがお兄ちゃんとも仲良いんだから、取らないでね!」な〜んて釘をさされていた。
2006-12-25 09:33:00 -
175:
飛鳥
あたしは隣に座っているやっ君と、好きな歌手が一緒だったので盛り上がっていた。「飛鳥ちゃんと俺気が合うなぁ」なんて話してると、のりかが歌い出す。モロ狙ってます系のラブソング。「はぁ。」あたしが溜め息をついていると、隆君が立ち上がりあたしの横に座る。のりかは歌っていたし、止める事ができなかったんだろう。「飛鳥ちゃん。」隆君はまたニコニコしている。近くで見ると、やっぱりかっこいい。顔も小さいし、八重歯がかわいい。
2006-12-25 09:40:00 -
176:
飛鳥
あたしは顔を直視できないでいると、隆君は顔を覗き込みながら歌本を渡してきた。「あゆ歌って。」気付けばのりかの歌は終わっていて、やっ君と卓ちゃんが歌っていた。のりかが睨んでいる。「あいつ嫌い。」あたしが歌本を見ていた少しの沈黙の時に、隆君はのりかを見て小声で言った。「なんで?」あたしは歌本を見ながら聞いた。「ベタベタ嫌いやし、なによりもあのブリッコは受け付けへん。」「ふーん。」芸能人でもそんなん言うんや。そのぐらいにしか思ってなかった。
2006-12-25 09:48:00 -
177:
飛鳥
カラオケで2時間ぐらい歌って、気付けば夜中の1時。終電もない。「適当にオールするわ」のあたしの意見を無視して、のりかは「隆君の家泊まらしてよぉ。あたしら帰られへんし、みんな一緒やったらいいやん」とおねだり。これには隆君も『図々しいな』と顔に出ていた。だけどのりかは引き下がる気配がない。「な〜ぁ?いいやん?」あたしは隆君と目が合い『ごめん』と目で合図して、「のりか!もういいやん」と言った。すると隆君は「家来ていいよ」と言った。
2006-12-25 09:56:00 -
178:
飛鳥
のりかの粘り勝ちだ。だけどこのあとが大変だった。寝る場所なんかで、のりかは大暴走。「隆君の隣がいい〜のっ!」と我儘連発!!一方隆君は「飛鳥!こっちおいで。」と、なんかこの状況を楽しんでいる様子。間に挟まれたあたしは、もう本当にしんどかった。『隆君は性格悪い』そう思ったね。だけどあたしも隆君の事が好き。のりかには悪いけど、この機会を逃す訳にはいかない!!みんなが寝静まった後、隆君と2人で喋ってた。芸能界の事をいろいろ聞かせてもらったり、気が付けば外は明るくなっていた。
2006-12-25 10:09:00 -
179:
飛鳥
「ありがとぉ」のりかはグッスリ眠れたのか、朝から元気だった。あたしとのりかはお礼を言って、駅へと歩きだした。「‥ってかさ、何喋ってたん?」のりかが低い声で聞いた。「ん?なにが?」「とぼけんといてよ!!」のりかの声が荒くなる。「昨日みんなが寝てから!!飛鳥と隆君起きてたん知ってるんやで!?」のりかは寝てるフリをしていたらしい。「芸能界の話とか、仕事の愚痴聞いてただけやで。」女は恐い。のりかはあたしを睨み「仲良くしんといて!!」と言い放つと、1人でスタスタと歩いていってしまった。
2006-12-25 10:19:00 -
180:
飛鳥
しばらく1人で歩いていると携帯が鳴る。『着信 隆君』電話に出ると隆君が「女の子って恐いね。」と言う。「どうして?」「のりかちゃんから電話あってね、飛鳥の悪口言ってたから。」隆君はあたしとのりかを離したいのか、馬鹿正直に言ってきた。「さっき、仲良くしんといて!って言って先帰ってったもん。」あたしはのりかにムカついていた。『悪口とか有り得へん。』とプンスカしていると「1人なら戻ってくる?」と隆君。「うん。」電話を切って、来た道を戻る事にした。
2006-12-25 10:32:00