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干物女
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1:
飛鳥
私は干物女。名前は飛鳥。22歳。無職歴半年。毎日家でぐーたら。同棲中の彼氏とモコっていう犬と暮らしてる。
2006-12-08 00:32:00 -
131:
飛鳥
みんながあたしを気にしていてくれた。あたしは友達と遊ぶ事もほとんど無くなって、毎日仕事ばかり。疲れていたのか?気付けば夜の仕事が終わった後、ある店の前に来ていた。そのお店は、あたしが前に水商売をしていた時に、ちょくちょく足を運んでいたホストパブ。2年以上前に来た以来だが、まだ看板があった。そっとドアに手をかけた瞬間、中から1人の男が出てきた。「‥凛ちゃん」その男はあたしを見てビックリしていた。「飛鳥やん!めっちゃ久しぶり。飲みに来たん?入りや!」その男は凛ちゃん。あたしのお兄ちゃん的存在。相談にもよくのってもらっていたし、頼りになる人。
2006-12-16 01:59:00 -
132:
飛鳥
凛ちゃんはあたしが悪い方向へ行きかけると、ストップをかけてくれる。弱音を誰にも吐けなかったあたしは、凛ちゃんに今に至るまでの話や不満、これからの事に対しての不安をぶつけた。凛ちゃんはあたしの話をずっと聞いててくれた。「2年っていう時間が過ぎてるのに、飛鳥が俺を頼って来てくれて嬉しい。」凛ちゃんは、あたしが喋り終わって落ち着いた時にそう言った。やっぱり凛ちゃんは、あたしの落ち着く場所なんだね。あたしは、自分の中で溜っていたものがなくなって、帰る頃にはすっきりしていた。
2006-12-17 00:18:00 -
133:
飛鳥
また次の日から同じ日々が続く。変わったのは面会が出来るようになった事。その頃には海君は、留置所から拘置所へ移動していた。拘置所は家から少し距離があったから、毎日は行く事ができない。あと、1日に面会出来る人数も決まっていたから、あたしは月・水・金曜日に行く事になっていた。この頃のあたしは海君の家族にも不満が生まれてたし、海君に対しても恐いという感情は消えていた。
2006-12-17 00:27:00 -
134:
飛鳥
海君に対しては「うっとおしい」という感情すら生まれていた。拘置所は込み合うから、面会の時は朝からの仕事の前に行っていた。夜も仕事をしているから、起きたら時間がぎりぎりなんて事も何回もあった。準備が間に合わなくて、髪の毛を乾かさないで行く日もあった。それを見て海君は「どっかの男とホテル泊まった帰りか?!」とか、嫌味を言うようになった。朝にしか面会に行けないのも、「仕事とか嘘で、他の男と遊んだ帰りやから朝しか無理なんやろ?!」とか言われる。イライラしていた。あたしはまた薬に手を出してしまっていた。
2006-12-17 00:37:00 -
135:
飛鳥
遊ぶ暇も無いくらい働いていたのに、遊んでるなんて言われるなら「本当に遊んでやる!!」あたしは男の子とも遊ぶようになっていた。昼の仕事も辞めて、水商売だけにした。自由になったあたしは、仲良しの茜と毎日のように一緒。飲んだ後そのまま面会にも行ったし、実際に他の男と寝た後に面会に行った事もあった。だんだん面会にも行かない日が出てきたせいで、海君とガラス一枚挟んで喧嘩になった事もある。家賃も払ってなかったせいで、ポストには督促状が詰まっていた。
2006-12-17 00:47:00 -
136:
飛鳥
そんな日が続いたある日、海君のお兄さんから1本の電話。普段ほったらかしの癖にめずらし〜。何の用だろ?電話に出ると、海君が働いていた時の給料がまとまって全額あるとの事。「ラッキー☆家賃払えるやん。」受け取った給料袋には約2ヶ月分で50万あった。思わぬ収入。「…。」あたしは家賃を払わなかった。茜に電話をして「臨時収入〜♪ホスト行かん?」その時あたしは気になってた店があった。雑誌で見た「ヘブン」という店。茜とあたしはそのお金を持って遊びに行った。そこで出会ったのが剣。剣はあたしの今の状況を聞いて、「うちに住んだら?」と言ってきた。
2006-12-17 00:59:00 -
137:
飛鳥
軽い男。けど茜もノリ気。「そうしたら?茜のとこにおっきい荷物置いといていいし!今の家もこのままいたら、また家賃払わなあかんくなるやん。」あたしは考えた。家賃はもう払う気ない。けどこのままいたらまた払わなくてはいけなくなる。もう前みたいな生活は嫌。あたしは剣と茜に頼る事になった。そうなれば早速引っ越し。その日のうちに荷物をまとめる。ゴミ袋7個分と結構多い。車に詰め込んで、最後に鍵をポストにいれた。そのまま茜の家に荷物を運ぶ。全部終わって、海君の家族にもメールを送った。
2006-12-17 01:10:00 -
138:
飛鳥
『もう疲れました。ごめんなさい。』送信。その後メールアドレスを変えた。電話が鳴る。何回も何回も…。うるさいから電源を切った。剣は実家だった。2人でご飯を食べて寝た。起きて剣は仕事へ…あたしは茜と遊びに出かけた。クラブで薬をして遊びまくってまた剣の家に帰る。剣とは付き合っていないが、体の関係はあった。あたしを愛しいと言う剣。体を求められるのは、嫌ではない。「付き合うか…?」数日後、剣はそう言った。「うん」あたし達は付き合う事に。その日は茜とショットバーへ出かけた。「よかったやん!」茜はあたしと剣が付き合った事を喜んでくれていた。「けど…それやったらハッキリ海君に別れ伝えたほうがよくない…?」
2006-12-17 01:29:00 -
140:
名無しさん
一気に読みました?すごい人生ですね?忙しいし大変だと思いますが、頑張って完結してくださいね?
2006-12-17 03:01:00