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?人魚のソーダ?
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1:
なお◆l4UcoxfPVQ
君は人魚
青ぃ程透明な
ソーダの海で
流した涙が真珠に変わる
2006-12-02 01:06:00 -
91:
なお◆l4UcoxfPVQ
「……………充貴の子供ん時は?」
充貴の質問に答える事なく今度はあたしが彼へ問い掛け、そして彼は話はじめた。
「俺はなー、兵庫の孤児院で育ってんけど…むっちゃヤンチャやったなぁ笑 好きな子のカバン中蛙入れたり」「サイテーやな!笑」「昔やんけ、笑 で親の顔は知らんわ〜、別に知りたいと思った事も無いけど。」
あっけらかんとそう言い放つ充貴を見て、あたしと彼はどこか似ている……
そんな事をあたしは思っていた。2006-12-03 14:44:00 -
92:
なお◆l4UcoxfPVQ
「……そか…、じゃあ…大阪にはいつ来たん?」
「18ん時」
「そっから何してたん?」沈黙を避けるかのようにあたしは質問を繰り返す。
「………ホスト。」
2006-12-03 14:49:00 -
93:
なお◆l4UcoxfPVQ
夕方の出来事が蘇る。
ふーん…と小さく返事をし、それからあたしは何も質問する事が出来なくなっていた。2006-12-03 14:52:00 -
94:
なお◆l4UcoxfPVQ
「それで、あいつに出会った。」
沈黙をやぶるように、
充貴がポツリとそうつぶやく。2006-12-03 14:55:00 -
95:
なお◆l4UcoxfPVQ
「あいつ……って…?」
何故だろう。
充貴の重い声に、あたしの背中が氷の様に張り詰めていくのが分かる。
「初めて愛した女」2006-12-03 15:00:00 -
96:
なお◆l4UcoxfPVQ
危険だと、あたしの中のシグナルが知らせる。
視線の先にある彼の口元がかすかに笑っていたからなのか
もぅ
この時には後戻りなんて出来なくなっていたんだ。
あたし達を乗せた列車は運命を辿り走りだしていた。2006-12-03 15:06:00 -
97:
なお◆l4UcoxfPVQ
「その……彼女は…?」
「 殺した 」
2006-12-03 15:09:00 -
98:
なお◆l4UcoxfPVQ
人魚姫が泡と消えた後も
王子様は幸せに
笑っていたんだろうか
2006-12-03 15:12:00 -
99:
なお◆l4UcoxfPVQ
夜の海に降る月の光は
天使の様に美しい充貴の顔を照らし
ガラス玉の様な彼の氷の瞳に
あたしの心はもぅ、捕われていたんだ。2006-12-03 15:18:00 -
100:
なお◆l4UcoxfPVQ
時刻はAM6時半を指していた。
久しぶりの朝帰りはキツイ。
もう若くないなぁ…
なんて事を思いながらベッドへ身を沈める。2006-12-05 03:28:00