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?人魚のソーダ?
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1:
なお◆l4UcoxfPVQ
君は人魚
青ぃ程透明な
ソーダの海で
流した涙が真珠に変わる
2006-12-02 01:06:00 -
41:
なお◆l4UcoxfPVQ
「給料取りに来ましたー。」
今日は1週間に1回の登録スタッフ達の給料日だ。
もうそんな時間か、と振り替えると、ドアの所に2週間前登録に来た瀬口くんが頭をひょっこり出していた。2006-12-02 20:20:00 -
42:
なお◆l4UcoxfPVQ
それからドアの上の時計に目をやると、PM4時30分を指していた。
給料を渡す時間は5時からだ。
「時間まだやからスタッフルームで待っててーっ」とデスクから声を張り上げると、瀬口くんはコクンと頷き頭を引っ込めた。2006-12-02 20:25:00 -
43:
なお◆l4UcoxfPVQ
さて、あたしもコンビニでも行こうかな。
引き出しから携帯と財布を取出しデスクから立ち上がると
「山野さん、コンビニやったら俺のおにぎりも買ってきてー梅で」と、前嶋がデスクからこちらを見ずに言った。
あたしはハーイと軽く返事をしてオフィスを出る。2006-12-02 20:37:00 -
44:
なお◆l4UcoxfPVQ
「あれ、瀬口くんどっか行くん?」
オフィスを出てすぐにあるエレベーターの前で瀬口くんが立っていた。そういってあたしが横に立つと、彼はうつむいていた顔を上げた。
「あー、暇やからコンビニにでも行こっかなーて。山野さんどこ行くん?」
「うん一緒、コンビニ☆」「サボりですか?笑」「休憩です。笑」2006-12-02 21:13:00 -
45:
なお◆l4UcoxfPVQ
彼の最初の印象は、無口で、影があって、人を寄せ付けないオーラがあるなって。
例えるなら氷の王子様といった所だろうか。
そんな風に思った気がする。
だけどこうやって会話してみると、彼はなんて柔らかい顔で微笑むのだろう。2006-12-02 21:19:00 -
46:
なお◆l4UcoxfPVQ
「山野さんて下の名前なんて言うんですか?」
「………なんで」「や、なんとなく」
エレベーターのドアが開き、あたし達は一緒に乗り込んだ。2006-12-02 21:22:00 -
47:
なお◆l4UcoxfPVQ
「で、名前は?」1階へのボタンを押しながら、彼は繰り返す。
「………華子やけど」
「……………ハナコ……」
ドアが閉まり動きだした。
「………山田花…」「そう一字違いやなよく言われるからハイおもんない!」2006-12-02 21:26:00 -
48:
なお◆l4UcoxfPVQ
彼が言おうとした言葉をさえぎりあたしは一気に言い放った。
彼はあたしを見て目をまんまるにしている。
「しかもあたし漢字ちゃうし」
もう!だからフルネームあんま言いたくないのにぃ、泣
2006-12-02 21:29:00 -
49:
なお◆l4UcoxfPVQ
「………ぷっっ!けらけらっ」
ふくれたあたしを見て樋口くんは楽しそうに笑いだした。するとつられてあたしも自分が必死だった事に恥ずかしくなってきた。
「山野さん、そんなキャラやったんや笑 印象ちゃうわぁ」2006-12-02 21:35:00 -
50:
なお◆l4UcoxfPVQ
樋口→×
瀬口→〇2006-12-02 22:57:00