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?人魚のソーダ?
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1:
なお◆l4UcoxfPVQ
君は人魚
青ぃ程透明な
ソーダの海で
流した涙が真珠に変わる
2006-12-02 01:06:00 -
291:
なお◆l4UcoxfPVQ
あの時、あの夜、この海で、吸い込まれそうなくらい綺麗なガラス玉の……からっぽの充貴の瞳。
この瞳の奥の悲しみを覗いた時から、もしかしたら彼とこうなる予感があったのかもれない。2006-12-23 07:01:00 -
292:
なお◆l4UcoxfPVQ
「充貴。あんたが1人で背負ってきたもの、あたしに半分ちょーだい?」
彼の冷たくなった頬を両手で触ると、彼はまっすぐあたしの方を見た。2006-12-23 07:06:00 -
293:
なお◆l4UcoxfPVQ
「悲しい事とか辛い事は半分個しよ?だから充貴の罪もあたしが一緒に背負う。でも、嬉しい事とか楽しい事は合わして2倍にすればい…」
言い終わる前に充貴はあたしをぎゅっと抱き締めた。2006-12-23 07:12:00 -
294:
なお◆l4UcoxfPVQ
「お前クサイ事ゆーて笑」
「は!?うっさい!笑」
あたしを小馬鹿にする充貴の声は、セリフとは裏腹に小さく震えていた。
「華……有難ぉ……」「うん」「ずっとおってな」「うん」2006-12-23 07:19:00 -
295:
なお◆l4UcoxfPVQ
愛しすぎて切なくて涙がこぼれた。
人は幸せを感じても涙が出るのだと、貴方に出会って初めて知ったんだ…。
ありがとう。2006-12-23 07:22:00 -
296:
なお◆l4UcoxfPVQ
家に帰りベッドへ入っている時、充貴はある物を出して来た。
「もぅイブやし今日渡したかってんけど…」
申し訳なさそうな顔であたしの手に差し出したのは………カルティエの…リボン?2006-12-23 07:28:00 -
297:
なお◆l4UcoxfPVQ
「買いに行くんちょっと遅かったみたいで在庫なかってん…予約してきたけど数日かかるわ、ごめんな」
と、あたしの左手の薬指にカルティエのリボンを結んだ。
「充貴…ありがとおめっちゃ嬉しい…!」2006-12-23 07:32:00 -
298:
なお◆l4UcoxfPVQ
あたしが嬉しすぎて充貴に抱きつくと彼も力いっぱい抱き締め返してくれた。
物が嬉しいんじゃない…気持ちが嬉しい。
「とりあえず今日は寝よか、笑」「うん!」2006-12-23 07:37:00 -
299:
なお◆l4UcoxfPVQ
ベッドに2人沈まり、彼はあたしを引き寄せて言った。
「愛してんで…」
彼の胸にうずまりながら
「あたしも」と返すと、彼はオデコに軽く唇をあてる。
充貴のぬくもりと匂い、幸せに包まれ、その日、あたしの意識はすぐに途切れていった――――――――――――――――――。2006-12-23 07:46:00 -
300:
なお◆l4UcoxfPVQ
2006-12-23 07:48:00