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?人魚のソーダ?

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  • 1:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    君は人魚           
    青ぃ程透明な
    ソーダの海で          
    流した涙が真珠に変わる     

    2006-12-02 01:06:00
  • 271:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    無言電話をしまくるなんてどこの暇なやつなのか。まったく……
    「はぁー…」と肩でため息を落とし、またパソコンに向かう。
    翌日の発注が少ないせいか午後の時間はゆったりと流れ、何故かバラードばかりの有線とキーボードを叩く一定でリズミカルな音がオフィスに響き渡る。
    ねむた……

    2006-12-22 13:33:00
  • 272:

    コーヒーを飲みつつぼんやりする頭と戦っていると
    ―ヴーッ ヴーッ―
    とパンツのポケットに突っ込まれた携帯が震えだした。    
    ―新着メール 1件―" " "06/12/22 13:38

    2006-12-22 13:38:00
  • 273:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    あくびをぐっとこらえつつ、あたしはさっそくメール画面を開いた。        
    『夜仕事終わったら華ん家行くわ。いい子して待っとくねんで(*。`・ω・)っ+゚』   
    メールは充貴からだった。
    てか、何やねんこの顔文字。笑
    思わず可愛いなぁ…なんて思って笑みをこぼしてしまう。

    2006-12-22 13:45:00
  • 274:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「あんたきっしょ、笑」
    携帯の画面を見ながらこっそりニヤけるあたしに綾子がボソッ突っ込んだ。
    「うっさいわ、笑」
    心の中がじんわり温かくなっていく。          
    あたし今、めちゃくちゃ幸せかもしれない。

    2006-12-22 13:53:00
  • 275:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    おかえりと言える。好きだと素直に言える。甘える事が出来る。時間を気にする事なく朝を一緒にむかえられる。
    そんな当然な事が嬉しくて…、ただただ幸せで。
    だけどそれは貴方だからだと、心から思えた。       
    幸せな時はガラスの様に脆く、そして掴んだ砂の様にさらさらと指の隙間からこぼれ落ちてゆくんだ。      
    それでも想いは永遠だと、昔に母が言った。

    2006-12-22 14:05:00
  • 276:

    なお◆l4UcoxfPVQ

                                



    2006-12-22 14:08:00
  • 277:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「俺のはぁーな♪」
    時刻はもう夜中の1時を過ぎていた。玄関を開けるや否や酔っ払いの充貴があたしに抱きついて来た。
    「あんた酒臭いって!笑」「ん!華はいい匂い!」
    酔っ払い充貴はあたしの頭をガシッと掴むと、そのままブチュっとキスをした。
    「もー…」

    2006-12-22 14:17:00
  • 278:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    あたしが諦めた様に充貴をみあげると
    「その顔好き」と、もう一度優しくキスをした。
    それからガバッっといきなりあたしを持ち上げるとびっくりしてジタバタするあたしなんかおかまいなしに彼はベッドへと運んでゆく。
    「ちょっと充貴!笑笑」
    なんて近所迷惑なあたし達。

    2006-12-22 14:27:00
  • 279:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「重たい!」彼はあたしを向き合った形で抱っこしたままベッドへ腰かけた。
    「うっさいなー、鍵しめた?」「しめたー」「ご飯は?なんか作ろか?」「店で食ったで、ありがと」他愛ない会話。充貴は愛しそうにあたしを見つめながらあたしの髪をゆっくり撫でる。彼は、1つ1つの動作がすごく優しい。

    2006-12-22 14:35:00
  • 280:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「オレな、もぅ幸せになったらあかんって思ってた。思ってたってか…あかんのかもしらん。誰か好きになる事もなく一生1人で背負ってくって。」
    そこまで言うと彼は髪を撫でていた手を止め、あたしの胸に顔をポスンと置いて背中に腕をまわす。

    2006-12-22 14:45:00
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