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〜ホステス・街〜
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1:
裕末
覗いていただき、誠に有難うございます。
小説自体、初めて書かせていただくので、ご指摘あれば、遠慮なくレスをしてください。
よろしくお願い致します。
ゆっくりかもしれませんが、完結できるよう頑張ります。2006-10-31 02:16:00 -
95:
裕末
「俺、もう帰るねんけど、今日はアフターは無理やねんなぁm(_ _)mそしたらまた連絡ちょうだいな。」といって、西川は売りかけで帰って行った。
【※売りかけ】とは、ツケで帰るというもの。締め日にはきちんとお客様に支払いをしてもらうということ。もし飛ばれたりした場合はホステス本人が支払わなければならない。
さっき着いていた席に戻った。「えらいあのお客さん大変やったな。」「(笑)」「まぁ、ゆりも頑張ってる証拠やな。」
2006-11-13 00:55:00 -
96:
裕末
と今日はちょっとしたハプニングもあり、夜も更けていった。。
家に帰ってホッと一息ついていると… ―♪♪♪― ―着信 お母さん―
珍しいなと思い通話ボタンを押した。 「はい。」 『あんた元気にしてるの?』 「うん、一応。」 『お父さんが心配しとったよ。』 「そっか。」 『たまには連絡しなさいよ。』「わかってる。」 『そしたらまたね。』 「うん。」2006-11-13 01:07:00 -
97:
裕末
たまに家族の声を聞くとホッとする。
ホステスというのは、客に“癒し”“居心地”を与える職業であるが、結果的に自分への癒しも後々欲しくなるのだ。
私は今彼氏がいるわけでもない。かと言って、客に彼氏になって貰おうとも思ったりもしない。始めやる気満々だったあの私も日が経つごとに少し疲れが見え始めてきた。といって仕事に手は抜けない。よくここで言われるのが ―ホスト― だ。ホストに行っても結果、何も生まないことぐらいは、キャバクラ時代の女の子を嫌なくらい見てきている。2006-11-13 01:21:00 -
98:
裕末
“仕事前、買い物でも行こうかな。。”と眠りについた。
ホステスの日常なんて、しれてる。
【仕事→寝る→起きる→営業→仕事】の、ワンパターン。同じことの繰り返し。ワンパターンだが、そんな中でも、私の場合はやっぱりお客様とグラスで、笑顔で乾杯をして楽しくお話しているときが一番楽しい。口座になって、必要とされてる感じがたまらなくいい。それが上辺であってもだ。
きっとこの頃は“水商売”にハマっていたのだろう。“お金”ではなく、私自身の存在価値の追求といったところだろう。それが楽しさに変化する。
キャバクラからクラブに移籍して気持ちの変化はそんなところだ。それがあの日のブラウン管の中にいたお姉さんから、今の私の同じ楽しさが私に伝わったから、今の私があるのだと思う。2006-11-13 01:40:00 -
99:
裕末
― 締め日 ― 出勤前。ホステス全員を集めてのミーティングが行われた。オーナーやチーママが厳しい言葉を浴びせ全体が引き締まる。極めつけは、詩織ママの言葉だ。『頑張ってくださいね。』詩織ママからはこの一言で十分だ。むしろ、それ以上は話して欲しくない。 ―解散― ここからホステス達は同伴の者は同伴へ。と各々の行動をとる。 私にはひとつ気になることがあった。あの日の西川から、連絡が一切取れない。
―飛ばれる…?― 怖くなった。まだ私は飛ばれたことはなかった。必死に連絡をとる。繋がらない。
会社にも電話をした。繋がらない。 ―私は腹をくくった―2006-11-13 01:53:00 -
100:
裕末
― 案の定、飛ばれた。― 運良くその月は売り上げも良かったため、難を逃れた。が、手元に残った額はもちろん少ない。 お客というものは信用するものではない。お客だってホステスより口の上手い者なんていくらでもいる。人間を見極めるのもホステスの仕事だ。そこが大変だと言われるところかもしれない。人なんてのは、なかなか見抜けるものではない。
“よくあることよ。” と鼻で笑ってどこかへ消えていく、嫌味なホステスもいた。2006-11-13 02:09:00 -
101:
裕末
悔しさもあったが、悲しさの方が大きかった。飛ばれたことよりも、客との信用なんてものは元からあって無いような物だと、改めて気付かされたからだ。
西川との付き合いも短いものではなかった。キャバクラからのお客さんだった。
その後の西川の所在はつかめなかった。噂では、どうやら急に会社が倒産したらしい。それを聞いたのはもうかなり後になってからの事だった。 少しの間私はかなり落ち込んだ。そんなとき、若手のやり手サラリーマンといったところだろうか。久しぶりに男をお客としてではなく、男として見れる人ができた。女は弱っている時に優しくされると弱い。2006-11-13 02:26:00 -
102:
裕末
そのやり手サラリーマンは“ゆうじ”という。初めて席についてから、私の表情を読みとったのか、どうしたのと声をかけてきた。私も人間だ。その時はいっぱいいっぱいだったに違いない。何かが切れたように、心のうち全てをゆうじに話した。ゆうじは嫌な顔一つせず、うん、うん、と聞いてくれた。
「この後ちょっとどっか行こう。」私は聞いてくれたお礼ではないが、了承した。店も終わり、ゆうじと合流し、車に乗り込んだ。若いというのにも関わらず、乗っている車からして一般の若者が乗るような車とは違った。2006-11-13 02:38:00 -
103:
裕末
帰りは家の近くまで送ってくれた。その時に携帯番号を聞いた。何故かドキドキした。 後日食事に誘ってみた。行ったところは予約してもらっていたホテルのディナーだ。 ゆうじは本当女の子が喜ぶツボを知ってるようだ。かと言って口説かない。女の子というのは、自分がお姫様になることが大好きだ。だから、そのような感覚を味わうと、その人が王子様に見えてしまうことだってある。ゆうじはそんなところだ。ゆうじが同伴をするような素振りをみせたので、その日は私から同伴を断ったが、ゆうじは行くと言って聞かない。
仕方なく同伴をした。2006-11-13 03:17:00 -
104:
裕末
この人は何を考えているのだろう…。ゆうじはよくわからないが優しい。相変わらず口説くことも、体の関係も一切なかった。一、お客とホステスであるからだ。きっと向こうもわかっていたのだろう。求めてもこなかった。 “店の外で出会いたかった…” 店に来るお客は、よく、ろくでもないやつが多いと言われる。たまにこんなひともいるんだな。と思った。久しぶりだが、安田的なタイプだ。
安田は安田でまた別だ。2006-11-13 03:49:00