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〜ホステス・街〜
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1:
裕末
覗いていただき、誠に有難うございます。
小説自体、初めて書かせていただくので、ご指摘あれば、遠慮なくレスをしてください。
よろしくお願い致します。
ゆっくりかもしれませんが、完結できるよう頑張ります。2006-10-31 02:16:00 -
35:
私はまだ待機室にいる。と、フリーが入ったようだ。
―さぁ、出番だ!―
「いらっしゃいませ〜♪初めまして、ゆりです!」「君初めてやな〜。」「はい!初めてですね!」このお客さんは話し易そうだ。「お名前は……?」「安田や。」「安田さんですかぁ。。。」……続かない… 「大丈夫か?!君!」「もぅ緊張しちゃって(;´`)」「ん〜っと、ゆりちゃんやったな。入ってどれぐらいなん?」「2日です!」「ってことはその様子からいくと初めてやな?」「はい、そうなんです。(T_T)」「君かわいいなぁ。」「???」「かわいい、かわいい。」「?!?!」安田はボーイを呼んだ。どうやら指名が入ったようだ。
―何かわからんけど、初指名やぁ!!―" " "06/11/01 11:242006-11-01 11:24:00 -
36:
裕末
私には何がかわいいのか全くわからなかった。ただ、水商売が初めてだということしか話しもしていない。 「ゆりちゃん、何飲みたい?」「なんでもいいです。」「ゆりちゃん、こういう時は遠慮なく言っていいねんで。」「じゃぁ……ビールで…」私はホント何もできない。仕方のないことかもしれないが、少しブルーになる私。
そして安田が「はい、これ番号。」「すみません!」名刺と番号をもらい、安田といろいろ話をした。安田はどうやらどこかの社長らしい。あまり職業のことは聞かれたくなかったようだった。安田の人柄が良かったせいか、その後の会話もスムーズにいった。延長もしてくれた。「明日も仕事早いから今日はもう帰るわ。またいつでも連絡して。」「わかりましたぁ!ありがとうございます!(*´∀`)」2006-11-01 11:50:00 -
37:
裕末
安田を送り出し、さっきもらった名刺を改めてちゃんと見てみた。会社名を見たがどんな職種かはよくわからない。が、“代表取締役社長”とだけは理解ができた。
―こんな人もくるんやなぁ。。―そう、普通であれば、関わることのない人だ。言えばその人とお話したくても話することができない人もいるのかもしれない。
この商売はいろいろな人と出会う。それが色であったり、ホント人それぞれである。2006-11-01 12:00:00 -
38:
裕末
訂正 ×それが色であったり…
○客のニーズもまたいろいろで、それが色であったり…
2006-11-01 12:04:00 -
39:
裕末
【色】とは、擬似恋愛のことである。この商売にはこれが絶対つきものだ。
私自身個人的にも、もっとも難しいものと思っている。
これがあるから、お客さんは“騙された”なんなどと言ってるのだろう。求めたのはお客さまであることを忘れずに…。
今日は初指名をいただいてとても満足した。「お疲れ様でーす!」あの赤のドレスのカナと言う子はどうやらアフターに行ったらしい。仕事終わってもお客さんといるなんて、よく頑張るなぁ。と思った。私は気分よくさえの家へと帰った。2006-11-01 12:18:00 -
40:
裕末
ホステスって難しい…。今日はホント反省することばかりだ。ブラウン管の中のお姉さんまではかなり自分から程遠い。―いつか、追い付きたい!―
そして安田にお礼のメールをして寝た。
そして翌日も何故かまた安田が店に来た。今度は本指名(A指名)だ。「ゆりちゃん!おはよう!」「………お、おはようございます。」「昨日はメールありがとう!嬉しかったで!o(^-^)o」
2006-11-01 12:46:00 -
41:
裕末
―今日もきはったわ― 「いらっしゃいませ!というか、そう改めて言われると照れますね(*/∀`*)」「そこがゆりちゃんのかわいいとこやがな〜!!」
安田は席に着き私も席に着いた。またそこでいろいろな話をした。自分の過去や、夢の話。安田はどこか嬉しそうに聞いていた。
「せやせや、今日はゆりちゃんの売り上げなんねんな!」「はい。」「何か卸すか?」「いやいや、そんなん無理しなくていいですよ!」「何ゆーてんねん!そしたらゆりちゃんとの出会いに乾杯でえぇやないか!」「……ぁ、はい…。」ボーイがいろいろなシャンパンを持ってくる。
「ゆりちゃん、これからも頑張ってや!乾杯〜!」「ありがとうございます!いただきまーす!」2006-11-01 14:49:00 -
42:
裕末
―……楽しい…― ヘルプの女の子も席についてもらって、みんなでワイワイ飲んだ。 ―それにこの感じ― まさにあのテレビに映っていたお姉さんと似てるかも…… 安田は卸すだけ卸してさっさと帰っていった。今思えばホントいいお客さんだったと思う。 営業終了後、気分は絶好調で帰った。 「ただいま…っと。」さえがいない。どうしたんやろう…。電話をしてみた。
―♪♪♪―
《おかけになった電話は電波の…》
おかしい。2006-11-01 15:04:00 -
43:
裕末
ここは街だ。さえになんかあったらどうしよう…。そんな不安が私を襲った。 “ガチヤ…”「誰…!?」「あたし…」「さえっ?!どないしたん?!電話したのに!」さえはうつ向きながら、涙をこぼして、ゆっくりと部屋のなかに入ってきた。 「あんな…あんな…。」「もぅ何にも言わんでいぃ。」さえが泣くぐらいだからきっと男にでもフラれたのだろう。 「さえ、泣かんでいいよ。この世には男なんかいっぱいおるさかいに。」「グスン…(/_;)ぅん…ぅん。」男の影すらない私はそんなさえを少し羨ましく思ったりもした。
2006-11-01 15:16:00 -
44:
裕末
話せばさえの男が浮気したという。よくある話だ。しかし、逆ギレされフラれたとのこと。 さえにしたら珍しい話だ。余程その男にハマっていたのだろう。さえは男を振り回して昔から魔性な女の子だったから、私よりも明らかにこの子の方が水商売あっているのではないかと時々思う。 話は朝まで続いた。さえは泣きに泣いた。そんな日があってもいいだろう。
さえはお風呂に入りそのまま仕事へと向かった。私はまだ時間があったので、一眠りすることにした。2006-11-01 18:52:00