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〜ホステス・街〜
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1:
裕末
覗いていただき、誠に有難うございます。
小説自体、初めて書かせていただくので、ご指摘あれば、遠慮なくレスをしてください。
よろしくお願い致します。
ゆっくりかもしれませんが、完結できるよう頑張ります。2006-10-31 02:16:00 -
155:
新地
初めまして?とても楽しく拝見させて頂いてます?凄く共感ができ、パワーをもらえる気がします?続きを楽しみにしています?
2006-11-26 08:48:00 -
157:
裕末
―明日からクラブのママ、ゆり― “これから着物メインかぁ。” 前にお正月の為に買った着物があったので、明日はママの着物は借りないことにした。その着物をタンスから取りだし、明日の準備をした。 ―翌日― 着物も着せてもらい、ドレスに合うような、いつものセットも着物の時のセットへ…。それだけで、気合いの入りかたが全然違う。
― 川崎のママ、ゆり ― 川崎へと向かう。誰がみても今のゆりはどこかのママに見えるに違いない。
2006-11-26 15:04:00 -
158:
裕末
「おはようございます。」黒服が挨拶をしてきた。 いつもの挨拶と少し違うのは気のせいだろうか…? 「ゆりママ、詩織さんがお呼びです。」 “詩織さん……か…。” 詩織ママの部屋をノックした。これからは私の部屋になるのだが、そんな実感は全くない。「失礼します。」詩織ママはいつも座っていた机の椅子には座らず前にあるソファーに座っていた。「ゆりさんおはよう。着物、良く似合ってるじゃない!ママらしくなったわね。」「ありがとうございます。」こう詩織ママのように潔く、身を引けるのは本当の意味で良いママであり、そういう店は流行る。ママになってから店の女の子に意地悪や自分の客にしがみつくママは、そんな嫉妬で客がしんどくなって、初めは良いが、客はママやお気に入りの女の子を気使って切れていく。そして流行らなくなる。
2006-11-26 16:53:00 -
159:
裕末
と、水商売を少し長く続けていると、当然同業者の友人が一人や二人できる。休日に遊んだり。と、いろいろな話をして情報交換したりする。そんな中でいろいろ聞くのだ。 だが、詩織ママは違う。大人で、女の子皆を大切にしている詩織ママを私はすごく尊敬している。 そんなママになりたいと思う。「さっ、始まるわね。」「はい。」「ゆりさん、今日同伴?」「はい、そうです。」「こんな時間にどうしたの?」「いえ…私も詩織ママにお話があって、時間も余ったので。」「そう。黒服がゆりママ来てるって聞いたから。私もお話したかったの。」
2006-11-26 19:13:00 -
160:
裕末
詩織ママは本当に仕事人だ。いつもOPEN前から出勤しているのを私は知っている。その後からいつも同伴をしているのも知っている。 あの人は、そんな素振りは一切見せないが。引退後もきっとそうだろうと思った。 案の定、今日も詩織ママは早くに出勤していた。 そうしている内に、同伴の待ち合わせの時間がきた。 「すみません、もうそろそろなので…。」「あっ、もうこんな時間?同伴だったわね。頑張ってらっしゃい。」「はい。」
詩織ママの前では私はずっと“川崎の女の子の一人”だ。これから先、立派なママだと言われるようになったとしても、あの人の前ではずっとずっと未熟者だ。いつか追い付けるようにと、川崎のママになったこの初日を、精一杯頑張ろうと決意した。
2006-11-26 22:18:00 -
161:
裕末
「ゆりさん、ちょっと待って!あとこれ!」 部屋を出ようとした時に止められた。 「……はい。」「はい、これ、お名刺。」見ると、新しく造られた私の名前が入ったピカピカの名刺をもらった。「…いいんですか…?」「いいのよ!そしたら行ってらっしゃい!」 「行ってきます!」 同伴の場所へと向かう。ママになって初日の、今日の同伴のお客様は、川崎で出会った大手企業の社長だ。この社長はすごく私の事を応援してくれる。
「ごめんなさい!お待たせしました!」 「大丈夫だよ。さぁ、行こうか。○○のディナー予約してあるんだ。」 「楽しみですね!」「それにしても、やっぱり女は着物がいいな!良く似合ってるよ。その着物。」「本当ですか〜!?ありがとうございます!(*´∀`)」2006-11-26 22:32:00 -
162:
裕末
やはり褒められるというのは、何歳になっても嬉しいものだ。だが、着物でディナーはちょっと……………とは思ったが、もう予約してあるので、一応行った。 「ご馳走です!美味しかったです♪」「そうかぁ、それは良かった!」 とお店に向かう。 私が同伴の間に数えきれない程のお花が、店の前にも中にもたくさんならんでいた。そして、その花以上の数のお客様にとっての一番のママでいようと思った。
― いらっしゃいませ ― 「お待ちしておりました。○○様、ご案内致します。」
2006-11-26 22:44:00 -
163:
裕末
もう既に、川崎は混み合っていた。 席へつこうと、向かう間に、お客様や女の子が私を見る。 そんなことはもちろんわかっていたことだが、さすがにあの数の視線は緊張した。 席につき「社長、挨拶行ってきます。」「あぁ。行っておいで。」 ― 今日はようこそ川崎へおいで下さいました。 ― と、次々に挨拶に回った。挨拶も終わろうとする頃。チーママの紗耶香ママのお客様の席に挨拶に行った時、その紗耶香ママのお客様はワインの入ったグラスを、わざとかのように、私の着物の上に溢した。
2006-11-26 23:02:00 -
164:
「あ、ママ、悪い。」 せかっくの着物が台無しになった。 「○○様、大丈夫ですか?!」おしぼりを新たに持って行き、机や身の回りをふいた。 隣にいた紗耶香ママは口では謝っているが、どこか笑いを浮かべているように見えた。 私の着物は今日は明るい色を着ていたので、ワインの色がベッタリと染み付いて目立ってしまっていた。 わざとな動作にすごく腹立ったが、ここは仕事場。感情を出す訳にはいかない。
「着替えてまいります。」詩織ママが今日は着物を持ってきてくれていたので、帯と着物も偶然合っていたので、着替えた。 ―助かった!―" " "06/11/27 09:542006-11-27 09:54:00