小説掲示板〜ホステス・街〜のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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〜ホステス・街〜

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  • 1:

    裕末

    覗いていただき、誠に有難うございます。
    小説自体、初めて書かせていただくので、ご指摘あれば、遠慮なくレスをしてください。
    よろしくお願い致します。
    ゆっくりかもしれませんが、完結できるよう頑張ります。

    2006-10-31 02:16:00
  • 2:

    裕末

    ―夏―           蝉の声が鳴り止まない、ここ最近。思いだします。あの頃を…「お父さーん!!」私はテレビにかじりついていたが、とっさに父を呼んだ。 「ここってどんなとこぉ?」 私はテレビを指差した。ブラウン管の中には、綺麗なお姉さんと、いかにもお金持ちそうな男の人が映っている。 父は言葉を濁した。     「この世界は難しい世界だよ。」             私は首をかしげたが、それ以上に、その言葉が私の好奇心をより掻き立てた。 

    2006-10-31 02:34:00
  • 3:

    裕末

    グラスがカンカンとなっている。みんなが「乾杯」「いただきまーす」といって、ブラウン管のなかで、楽しそうにお酒をのんでいる。私はそんな光景を羨ましく思った。 ……楽しそう…「お父さん!私もあそこに行く!」 父はもう何も言葉が出てこなかった。そりゃ、娘が突然ホステスになりたいと平気で父に宣言したのだから。
    驚きのあまり、固まっている父をよそに、私は本屋へと向かった。そうここは、山がいくつもそびえたつ、ドが付くほどのド田舎なのだ。近くに飲み屋がある。訳がないのだ。

    2006-10-31 02:49:00
  • 4:

    裕末

    本屋以外にあるのは、喫茶店と、スーパー、後は個人商店がポツポツとあるぐらいだ。
    私は本屋へと急いだ。
    「あったー!」―銀座ホステス―私はもう興味心々に本を開けた。私は、これっ!と決めた物以外は全く目が行かない。そんな、ある意味頑固な性格である。

    2006-10-31 02:55:00
  • 5:

    裕末

    つまり、今はホステスになることにしか目がないのだ。
    本の中身はと言うと、小説なのだろうか、ズラズラと文章が書かれていた。私は気が短いため、さっと本を閉じた。一応買っては見たが、まずはどうやってホステスになるのか、それをまず早く知りたかった。
    ―お父さんに聞くしかない―
    本屋のおばあちゃんに袋の中に本を入れてもらって、私はぎゅっと袋を握りしめ、家へと走っていった。

    2006-10-31 03:06:00
  • 6:

    裕末

    自己満足かもしれませんが、書けて嬉しいです!また書きます!
    今日はもう寝ます。失礼します。

    2006-10-31 03:26:00
  • 7:

    名無しさん

    おやすみ?

    2006-10-31 04:13:00
  • 8:

    裕末

    ↑些細な一言でもホンマめっちゃ嬉しいですね!!?
    ありがとうございます??

    2006-10-31 10:33:00
  • 9:

    裕末

    >>10〜           「なぁ、お父さん。ホステスってどうやったらなれるん?」もう私は単刀直入だ。父を見ると、困り果てている。どう見ても不機嫌だ。そして何か言葉を発したかと思うと…「……それなら、街へ行け!ホステスになるなら二度と顔をみせるな!」
    私は何故怒られているのか、その時には理解ができなかった。
    そしてその言葉だけを残して、違う部屋へと去っていった。
    「まっ、いっか!」実にマイペースだ。

    2006-10-31 10:51:00
  • 10:

    裕末

    とりあえず今はどうやってホステスになるか…       ―そうだ!さえに聞いてみよう!―            ―さえ―私と同い年。しかし、私よりはかなりませた感じである。学校にいた時はかなり不釣り合いな人種だ。言えば、さえは男の子からも人気があって、それゆえしたたかな子である。今は街へとでていったので、もうここにはいない。
    電話をしてみる。      ―♪♪♪―         「もしもーし。」「さえ!久しぶり!あたし!」「いやぁ〜久しぶりやね!どうしたん?」「ちょっと質問があんねん。」「何?」「あんな、ホステスってどーやってなれるん?」「?!?!いきなり何言うてるん(笑)」「だからどーしたらなれるん?!」「………どぉやってって…街でたらなれるんちゃう?なんでまたいきなり?」「え?なりたいねん。ホステスに。」  

    2006-10-31 11:10:00
  • 11:

    裕末

    私とさえは長い付き合いである。さえはよく私の性格を知っている。           「まぁあんたの考えやから何言うても聞かんわな。」     「そしたら街行ったらいいねやんな?」         「そういうことになるわな。」「でもお父さんに怒られてん!…お母さんには言ってないけど。。」           「あんた言ったん?!」   「言ったよ?」               

    2006-10-31 11:22:00
  • 12:

    裕末

    「はぁ…やっぱりアホやなぁ、あんたは。」        「貯金あるし、出るわ!街!明日にでも!」        「それでまたあたしん家とか言うんやろ。!?」      「うん!ありがとうなぁ!」               「そしたらまた連絡して!」 「わかったぁ!」      「またね!」        私は街に出るのがとても久しぶりで、あまり記憶にない。  予定日は明日。       ―さっ!準備開始だ!―                                                                                     

    2006-10-31 11:33:00
  • 13:

    裕末

    なんか訂正箇所いっぱいですねぇ(-"-;)申し訳ないです↓↓

    2006-10-31 11:39:00
  • 14:

    ☆なお☆

    頑張ってねっ(*^口^*)

    2006-10-31 12:30:00
  • 15:

    裕末

    電車に乗る。懐かしい風景がどんどんどんどん遠くなっていく。。            ―着いた―そこには車やビルや人や自転車が溢れかえっていた。             ―騒がしいな…。―とりあえずさえに電話だ。       ―♪♪♪―         「もしもーし」「さえ?着いたよ!」
    「わかったぁ!○○駅やろ?そこ居といてや!」「わかったぁ!」
    待つこと数分…… 「久しぶりー!」向こうから大きく手を振って満面の笑みでこちらへ向かってくる。 「さえ〜!久しぶりやなぁ!」             

    2006-10-31 12:35:00
  • 16:

    裕末

    >>16 ☆なお☆さぁーん!ありがとうございます?
    めちゃめちゃ嬉しいですね?
    ホント文下手なんですが、また読んでやってください?
    マジ嬉しいです????

    2006-10-31 12:40:00
  • 17:

    裕末

    「ところであんたホステスなりたい言うてたけど、何でなりたいん?」          「テレビ見ててな、いいなぁって思ってん!」       「……それだけ?」     「せやで。」        「どんな世界か知ってるん?」              「知らん。」        「はぁ……そっか。」    「なりたいねん。ホステス。」              「わかった、わかった。知り合いに電話してみるわ。」   「ありがとう!何から何までゴメンな(^_^;)」         

    2006-10-31 12:51:00
  • 18:

    裕末

    さえと合流し、さえの家へと向かった。さえは向かう途中なんども「ホンマにやるの?ホステス。」と聞いてきた。
    父といい、さえといい、何故そこまで私の予想と反した様子なのか…。私は何か夢を見つけてそれに向かっているというのに…。
    家についた。私はソファーに腰掛け、さえはお茶を出しながらこう言った。
    「世間体とかあまり良くないとかゆうのはわかってるん?」「そうなんや。」「あまり表向きに言える仕事じゃないねん。」「なんで?」「あんな、男を騙したとか、誰とでも寝るとか、言うたら遊んでる女にみられやすいねん。ホンマはどうか知らんけどな。」

    2006-10-31 13:05:00
  • 19:

    裕末

    「じゃあ、そんなんせんかったらいいんじゃないん?」   「まあ、せやけどなぁ。」  さえは普通のOLだ。水商売には触れたことはない。さえも街に出てきて上司の接待の話を聞いたりして、学んだぐらいだ。さえはさっそく男の知り合いに電話してくれた。
    「面接いけるってさ!」    「やったー!!」やっとなれるんだ!ホステスに!「どんな所かわからんで?水商売でも種類あるみたいやし。とりあえずは明日夜の7時に○○の喫茶店△△におってってさ。」「わかったぁ!ありがとう!」              

    2006-10-31 13:18:00
  • 20:

    裕末

    その晩はなかなか寝つけなかった。もちろん嬉しさのあまりに。             起きたらもうお昼になっていた。今日は休日だ。「なぁ、さえ。水商売ってドレスとかいるんじゃないん?」「せやなぁ。」「どっか売ってない?」   「あるで!一緒にいこか!」「行こ!行こ!」私はやる気満々だ。外へでてしばらく行くと小さなお店があり、小物やドレス、普通の服などが売っていた。「やっぱ都会にはいろいろ売ってあるんやねぇ。」「せやろ。さえも最初来たときビックリしたもん!」
    そして一着、綺麗なピンクのドレスを手にとった。       ―綺麗……―         

    2006-10-31 13:56:00
  • 21:

    裕末

    さえはもちろん普通の服をみている。私は手にとったドレスを試着してみた。体型にはあまり自信はないが、まぁ普通には着れた。
    「さえ!みてや!」試着室のカーテンを開け、さえの目の前でヒラヒラと回転してみた。              「めっちゃいいやん!」さえも誉めてくれたことだし、私も気に入ったので財布からお金を取りだし買った。「早く、ホステスなりたいなぁ…。ところでさえなんで知り合いに水商売してる人いてるん?」
    「さえ前に街歩いてたら声かけられてんやん。だからやねん。」        そんな話をしているうちにも時間は7時へと向かっていく…
    化粧もいつもより少し濃いめに。田舎から持ってきたヒールを履き、服装もいつもより少し決めてみた。今日の私はバッチリだ!
    期待を胸に約束していた喫茶店へと向かった。        

    2006-10-31 14:14:00
  • 22:

    裕末

    スーツを着た山城とやらに、私はついて行った。着いた先にはとても華やかな外観で、あたりはキラキラしたネオンが辺りにたくさんそびえたっていた。
    ―すごいな― そして私は店内へと移動した。沢山の声が聞こえる。ちなみに私の源氏名は“ゆり”にした。実にぎこちない。呼ばれても振り向かないかもしれない…。そんなことを思いながら、山城に案内された。―私がホステス“ゆり”になるとき―「今日入店の“ゆり”さんでーす!」

    「初めまして!ゆりです!(*´∀`)」

    2006-10-31 14:50:00
  • 23:

    裕末

                  ―あのブラウン管で見たのと少し違うな…―       違和感があった。今お客さんと一対一で話をしている。ブラウン管でみたのとは似ているようで違う。           初めて着かせていただいた席、奥田さん。この人はどうやら気前がいいらしい。      「この子、今日初めてかぁ!祝いにドンペリ持ってきて!」 「わーい!ありがとうございます!」           「好きなん飲みや!」
    山城以外のボーイとやらも私をみて微笑んでいる。          

    2006-10-31 15:00:00
  • 24:

    裕末

    さっきの違和感を感じながらも、初めてホステスになれたことの達成感の方が大きかった。終わった時には話の内容すら覚えていない。必死だったのだろう。あのブラウン管で見た綺麗なお姉さんのように楽しそうにしてはいなかったと思う。
    一応経験を積もうということで入店してみた。
    その後は足早にさえの家へと帰った。さえは既に寝ていた。明日仕事やもんな。そんな私も疲れからか、いつの間にか眠ってしまった…。

    2006-10-31 15:08:00
  • 25:

    裕末

    …目がさめた。もうさえは仕事に出ている。さぁ、今日から仕事だ。一応早く成長したいと思ったので、レギュラーを選んだ。
    また昨日のように緊張しながらも、店に入った。パラパラともう人が入っている。これから一緒に頑張る女の子だ。赤のドレスを着た女の子が髪の毛などを確認しながら、おはようございます。と、挨拶をしてきた。この世界はどうやら「おはようございます」が基本のようだ。
    「おはようございます!」元気よく言ってみた。他にいた女の子が振り返る。
       「新しい子か。誰かと思った!」「初めましてゆりです!」とにかく笑顔が大事だと思ったのでまた挨拶をしてみた。

    2006-11-01 00:56:00
  • 26:

    名無しさん

    読んでるよ?
    頑張ってね?

    2006-11-01 01:26:00
  • 27:

    裕末

    ↑いや〜??嬉しいです??有難いです?テンション上がりますね?(笑)
    ホントにありがとうございます?下手な文ですが、今から書くので、良かったら読んでやってください??(>_

    2006-11-01 02:31:00
  • 28:

    裕末

    「ゆりって言うんやぁ!」赤いドレスの女の子が振り返ってこちらへ寄って来た。「初めましてやんな!あたしカナって言うねん!よろしくね!」「よろしく!」―えらく愛想のいい子だなぁ―
    もうそろそろ開店時間だ。ホステス“ゆり”になる時がきた。
    「行こっかぁ。」私はカンナに手を引っ張られながら、待機室へと行った。隣にはカナ。「なぁなぁ、ゆりって前はどこ行ってたぁん?」「??田舎。」「(笑)ちゃうやん、お店の場所やで?」「そんなん無いよ?」「え、そしたらここ初めて?!」「せやで。」

    2006-11-01 02:57:00
  • 29:

    裕末

    カナは驚いていた。「そっかぁ、初めてなんやね!」「うん。何にもまだわからんねん。」「そんなん次期にわかってくるって!しかし田舎から何しにでてきたん?」「何しにって、ホステスなりに来てん。」「?!?!ホステスに?!そのためだけに?!」
    「せやで。って言うか、タメ語で話ししてるけど、私より年上じゃないん?」「え、ゆりは何歳なん?」私の年はもうキャバクラで言えるような年ではない。
    こそこそ話で年齢をカナに言ってみた。カナも私の耳元で言ってきた。「カナ、私より年下やん!?」―大人っぽいなぁ!―世の中も変わったなぁと思った。

    2006-11-01 03:10:00
  • 30:

    裕末

    すいません!めっちゃ更新頑張ろうと思ったのですが、なんか眠たくなってきました…
    申し訳ないです。また書きます!おやすみなさい?

    2006-11-01 03:13:00
  • 31:

    名無しさん

    頑張れ

    2006-11-01 07:28:00
  • 32:

    裕末

    ↑ありがとうございます??
    読んでいただいているということはホント嬉しいです??

    それから訂正ありましたね(-"-;)カンナではなくカナです。今から書くので読んでやってください?

    2006-11-01 10:42:00
  • 33:

    「じゃぁ、敬語使わないとダメですね(>_

    2006-11-01 10:56:00
  • 34:

    裕末

    この世界はお客さんの数で女の子の価値が変わってくる。  厳しい世界だ。単に話せばいいというものでもない。    気に入っていただかなくてはならないのだ。お客さんそれぞれにタイプもある。顔だけでの話ではない。それ以外に気に入っていただく要素はいっぱいある。それは今後私が経験していく“水商売の不思議”と言ったところだろうか。
    この時のまだまだ水商売の卵の私はそんな事は知るはずもなかった。

    2006-11-01 11:11:00
  • 35:

    私はまだ待機室にいる。と、フリーが入ったようだ。
    ―さぁ、出番だ!―
    「いらっしゃいませ〜♪初めまして、ゆりです!」「君初めてやな〜。」「はい!初めてですね!」このお客さんは話し易そうだ。「お名前は……?」「安田や。」「安田さんですかぁ。。。」……続かない… 「大丈夫か?!君!」「もぅ緊張しちゃって(;´`)」「ん〜っと、ゆりちゃんやったな。入ってどれぐらいなん?」「2日です!」「ってことはその様子からいくと初めてやな?」「はい、そうなんです。(T_T)」「君かわいいなぁ。」「???」「かわいい、かわいい。」「?!?!」安田はボーイを呼んだ。どうやら指名が入ったようだ。
    ―何かわからんけど、初指名やぁ!!―" " "06/11/01 11:24

    2006-11-01 11:24:00
  • 36:

    裕末

    私には何がかわいいのか全くわからなかった。ただ、水商売が初めてだということしか話しもしていない。        「ゆりちゃん、何飲みたい?」「なんでもいいです。」「ゆりちゃん、こういう時は遠慮なく言っていいねんで。」「じゃぁ……ビールで…」私はホント何もできない。仕方のないことかもしれないが、少しブルーになる私。
    そして安田が「はい、これ番号。」「すみません!」名刺と番号をもらい、安田といろいろ話をした。安田はどうやらどこかの社長らしい。あまり職業のことは聞かれたくなかったようだった。安田の人柄が良かったせいか、その後の会話もスムーズにいった。延長もしてくれた。「明日も仕事早いから今日はもう帰るわ。またいつでも連絡して。」「わかりましたぁ!ありがとうございます!(*´∀`)」              

    2006-11-01 11:50:00
  • 37:

    裕末

    安田を送り出し、さっきもらった名刺を改めてちゃんと見てみた。会社名を見たがどんな職種かはよくわからない。が、“代表取締役社長”とだけは理解ができた。
    ―こんな人もくるんやなぁ。。―そう、普通であれば、関わることのない人だ。言えばその人とお話したくても話することができない人もいるのかもしれない。
    この商売はいろいろな人と出会う。それが色であったり、ホント人それぞれである。

    2006-11-01 12:00:00
  • 38:

    裕末

    訂正            ×それが色であったり…

    ○客のニーズもまたいろいろで、それが色であったり…

    2006-11-01 12:04:00
  • 39:

    裕末

    【色】とは、擬似恋愛のことである。この商売にはこれが絶対つきものだ。
    私自身個人的にも、もっとも難しいものと思っている。
    これがあるから、お客さんは“騙された”なんなどと言ってるのだろう。求めたのはお客さまであることを忘れずに…。

    今日は初指名をいただいてとても満足した。「お疲れ様でーす!」あの赤のドレスのカナと言う子はどうやらアフターに行ったらしい。仕事終わってもお客さんといるなんて、よく頑張るなぁ。と思った。私は気分よくさえの家へと帰った。

    2006-11-01 12:18:00
  • 40:

    裕末

    ホステスって難しい…。今日はホント反省することばかりだ。ブラウン管の中のお姉さんまではかなり自分から程遠い。―いつか、追い付きたい!―
    そして安田にお礼のメールをして寝た。
    そして翌日も何故かまた安田が店に来た。今度は本指名(A指名)だ。「ゆりちゃん!おはよう!」「………お、おはようございます。」「昨日はメールありがとう!嬉しかったで!o(^-^)o」

    2006-11-01 12:46:00
  • 41:

    裕末

    ―今日もきはったわ―    「いらっしゃいませ!というか、そう改めて言われると照れますね(*/∀`*)」「そこがゆりちゃんのかわいいとこやがな〜!!」
    安田は席に着き私も席に着いた。またそこでいろいろな話をした。自分の過去や、夢の話。安田はどこか嬉しそうに聞いていた。
    「せやせや、今日はゆりちゃんの売り上げなんねんな!」「はい。」「何か卸すか?」「いやいや、そんなん無理しなくていいですよ!」「何ゆーてんねん!そしたらゆりちゃんとの出会いに乾杯でえぇやないか!」「……ぁ、はい…。」ボーイがいろいろなシャンパンを持ってくる。
    「ゆりちゃん、これからも頑張ってや!乾杯〜!」「ありがとうございます!いただきまーす!」

    2006-11-01 14:49:00
  • 42:

    裕末

    ―……楽しい…―      ヘルプの女の子も席についてもらって、みんなでワイワイ飲んだ。            ―それにこの感じ―     まさにあのテレビに映っていたお姉さんと似てるかも……                安田は卸すだけ卸してさっさと帰っていった。今思えばホントいいお客さんだったと思う。 営業終了後、気分は絶好調で帰った。           「ただいま…っと。」さえがいない。どうしたんやろう…。電話をしてみた。
    ―♪♪♪―
    《おかけになった電話は電波の…》
    おかしい。

    2006-11-01 15:04:00
  • 43:

    裕末

    ここは街だ。さえになんかあったらどうしよう…。そんな不安が私を襲った。       “ガチヤ…”「誰…!?」「あたし…」「さえっ?!どないしたん?!電話したのに!」さえはうつ向きながら、涙をこぼして、ゆっくりと部屋のなかに入ってきた。         「あんな…あんな…。」「もぅ何にも言わんでいぃ。」さえが泣くぐらいだからきっと男にでもフラれたのだろう。    「さえ、泣かんでいいよ。この世には男なんかいっぱいおるさかいに。」「グスン…(/_;)ぅん…ぅん。」男の影すらない私はそんなさえを少し羨ましく思ったりもした。              

    2006-11-01 15:16:00
  • 44:

    裕末

    話せばさえの男が浮気したという。よくある話だ。しかし、逆ギレされフラれたとのこと。 さえにしたら珍しい話だ。余程その男にハマっていたのだろう。さえは男を振り回して昔から魔性な女の子だったから、私よりも明らかにこの子の方が水商売あっているのではないかと時々思う。          話は朝まで続いた。さえは泣きに泣いた。そんな日があってもいいだろう。
    さえはお風呂に入りそのまま仕事へと向かった。私はまだ時間があったので、一眠りすることにした。               

    2006-11-01 18:52:00
  • 45:

    裕末

    目覚めた。辺りは夕方だ。そして仕事だ。―この前買ったドレスを着よう!―       クローゼットからドレスを取りだし、自分に合わせて鏡でみてみた。           “もう気分はお姫様☆”なんて馬鹿なことを考えながら、仕事の準備へと取り掛かった。  新しいドレスはさすがに気分がいい。一番変わるのが今日のモチベーションだということ。 
    《今日新しいドレス買ったんです。見に来てくださいね。》なんて一丁前に“営業メール”。しかし、そういう営業とやらは全然わからないので、この言葉も女の子に教えてもらったものである。もちろんメールをして来てくれそうな客は“安田”だ。
    他に昨日、一昨日と番号を聞いたお客さんにもメールをしてみた。

    2006-11-02 00:26:00
  • 46:

    裕末

    ―どうなるんやろぅ…―   まだ入店したてな私だから、きっと初めての営業だろう。初めてだけあってなんだか少しドキドキする。         アホな位気合いが入っていたためか、準備がかなり早くできてしまった。時間があまった。とその時…          ―♪♪♪―         着信 ―安田さん―     「もしもし。」「初めて電話したなぁ!」「そうですね!」「ドレス買ったらしいやん!」「はい!(*´∪`)」「今さぁ、仕事帰りやねんけど、俺時間あるし、今からご飯いかへん?」「やったー!いいんですか?!」「もちろんやん!」「ありがとうございます!」
    ―初めての“同伴”出勤だ!―  そのあとの予定を決め、いざ出発!待ち合わせはさえの家からちかいバス停辺りだ。      

    2006-11-02 01:48:00
  • 47:

    裕末

    思い返すと、安田はかなり私の事を気に入ってくださっていたと思う。右も左もわからないこの世界の美味しい部分を教えてくれた人だ。しかもこの世界に入って早々のことだ。ラッキーだったなぁ。と今更になって思う。                          予定時間から待つこと3分… 私の目の前にタクシーが止まった。《○○まで》安田はそう運転手に告げた。       ―どこに行くのだろう―   着いた先にはなんか堅苦しい田舎ではみたことのない雰囲気をかもしだした場所だった。
    「ここどこですか…?」「予約したんや。入ろか。」             

    2006-11-02 01:59:00
  • 48:

    裕末

    【訂正】
    中には安田が乗っている、《○○まで》…

    2006-11-02 02:05:00
  • 49:

    裕末

    中に入ると、着物を着た綺麗な女の人が部屋を案内してくれた。             お琴が流れていて、ふすまがあったり床の間があったり。全て和室だった。
    《こちらでございます。》お膳が二つ両側を向いてならべてあった。中に入り座布団にすわる。             ―やたらと距離があるなぁ…話ずらい―          「どぉやぁ。ここは。」「すごいですね!田舎にはありません。」             

    2006-11-02 02:16:00
  • 50:

    裕末

    「ゆりちゃん田舎からでてきたもんなぁ」「……はい。(^_^;)」             前菜だろうか。いろいろ彩り良く飾りつけられている。   着物の女の人がいろいろ運んでくる。会話は食べるのに必死になってしまって少なかった。 そして、食事も終わり、店へと向かう。          タクシーにのり、いざ“同伴”出勤!店に入ると、ボーイが声をかけてきた。       「どうしたん!よぅ頑張ったな!o(^-^)o」「………ぁ、はい。まぁ……」              

    2006-11-02 11:50:00
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