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〜Noni〜
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1:
知香
あなたが好きで…
あたしはどんどん変わっていった。
あたしだけを見てほしくて…2006-10-24 15:11:00 -
109:
知香
「今日は…楽しかったです。ありがとうございました」
あたしはそう言ってドアに手をかけた。でも広瀬大地は何も言ってくれないまま黙っていた。
「か…えりますね」あたしは戸惑いながらドアを開けようとした。2006-10-30 16:55:00 -
110:
知香
「もう…帰んの?」
ドキッとした。ドアを開けるあたしの手を止めたのは、寂しそうな大地の声だった。
どういう意味なのか分からない。でも、自分が大地のことを好きになっているような気がした。帰んの?…そう言われた時、あたしは帰りたくない、まだ一緒にいたいと思ったから。2006-10-30 17:04:00 -
111:
知香
「えっ?」
「もう帰んの…?もうちょっとだけ時間ない?まだ…一緒におりたいねん」
なにこの展開…。嬉しいのと驚きで心臓がバクバクした。広瀬さんは少し照れながらこっちを見ると、あたしと目が合った瞬間そっと肩に手をまわした。2006-10-30 17:20:00 -
112:
知香
自分の心臓の音が聞こえるくらいドキドキする。肩を抱き寄せられながら、信じられない展開にあたしは軽く放心状態だった。
(いやいやいやそうじゃないやろ。なんで広瀬さんこんなん…彼女おるやん)
「あ…の…広瀬さん彼女…いますよね?こんなことしててい…んですか」2006-10-30 17:25:00 -
113:
知香
「ごめん…」
広瀬大地はそう言いながらも、肩を抱く腕を離すことはしなかった。
ごめんって何?いま何を思ってこんなことしてるん…?あたしには理解できない。2006-10-30 17:30:00 -
114:
知香
でも、あたしも抱き寄せられる腕をほどくことはできなかった。
切ないってこういうことをゆうんだろうな…
だめだと分かっているのにどうにもならない気持ちって切ない。広瀬大地の気持ちも分からないままあたしは彼を本当に好きになってしまった。2006-10-30 18:00:00 -
115:
知香
ずるい…ちゃんと彼女がいるくせに…
最低な男だと思った。
でも、そんな最低な男を好きになった。だったらあたしは…最低な馬鹿女だ。2006-10-30 18:02:00 -
116:
知香
「彼女と…うまくいってないんですか?」
あたしは聞きたくない彼女とのことを聞いた。
「え?あぁ…」それから広瀬大地は彼女とのことを静かに話し始めた。2006-10-30 18:07:00 -
117:
知香
彼女は広瀬さんと地元が近く、同じ年齢で一年半ほど付き合っていた。
広瀬さんが言うには気が強くて独占的の強いスーパーウルトラヤキモチ焼きで、ありえないくらい束縛が激しいらしい。
それが嫌で、距離を置きたいと思っているとあたしに言った。2006-10-30 18:14:00 -
118:
知香
「だってな、俺が幼なじみみたいな男友達とか職場の同僚と遊びに行くってゆうのも嫌がんねんで?男にまでヤキモチ妬くとかありえへんやろ」
そう言ってあたしにグチをこぼす。
ありえへんのはあんたも同じやん。なんであたしがそんなグチ…聞かないとあかんのよ。あたしは心の中でそう思っていた。2006-10-30 18:19:00