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☆純情非行☆
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1:
ロンリコ
13歳。懐かしい。
あの頃初めて彼氏ができた。
そこからあたしは変わり始めた。
今のあたし…時々あの頃のあたしを羨ましく思ったりする。あの頃は何だって信じて疑う事知らなかった。2006-09-20 17:19:00 -
13:
ロンリコ
どうしてかな。昌にとってあたしは玩具で、昌がきっかけで体を売り始めて…。
昌はあたしにお金を求める上にあたしを異常な束縛をした。異常な程あたしへ執着してたあいつ。何もかも嫌で最後はあたしから別れを切り出した。
もう玩具は嫌。
もう愛のないセックスは嫌。
男なんか嫌い。男へのトラウマ。だけどジュンはなぜか違った。2006-09-20 21:08:00 -
14:
ロンリコ
誰も好きになれないって思ってたけどジュンと初めて会った時なぜかあたしの中で何かパチンってひらめく音がした。
「変われるチャンスかもしれない」
そうおもった。この人なら好きになれるかもしれないって…。そう思わせてくれたジュン。2006-09-20 21:17:00 -
15:
ロンリコ
でもジュンはホストだった。はっきり言ってあたしの一番嫌いな職業。
でもジュンはあたしにだけは優しかった。2006-09-20 21:24:00 -
16:
ロンリコ
ジュンと付き合いだしても変わらずあたしは毎日クスリ漬けだった。あたしの日常にクスリはつきものなだけだった。
毎日ジュンが仕事終わってあたしはクスリしながら一人でジュンの帰りを待ってる毎日。
ジュンにそれがばれたある日…。2006-09-20 21:29:00 -
17:
ロンリコ
その日もジュンの家でテレビを見ながらいつものように帰りを待ってた。
ジュンもご飯とあたしの大好きなお菓子を買って帰ってきた。
「正直にゆうて。何かやってるやろ?」
ジュンが苦笑いしながらあたしに言った。ジュンが気づきだして当たり前だ。あたしの目の下のくまはすごかった。あたしはいつでも起きっぱなし。2006-09-20 21:39:00 -
18:
ロンリコ
あたしがシャブ中だって事は付き合う時ジュンに話した。二人とも絶対もうクスリをやらないって約束して付き合った。
ジュンがあたしの瞳をのぞきこんだ。
瞳孔はおもいきり開いてるから隠しようがない。あたしは一言だけ
「ごめん」
それしか言えなかった。2006-09-20 21:43:00 -
19:
ロンリコ
ジュンにばれた。
でもここからあたし達は崩れだした。
あたしのせいでジュンまで…
あの時は気づかなかった。今ならわかるのに。どうしてジュンがやりたがるのを止める力がなかったんだろ。
あの時あたしがクスリを止めてれば…。
ジュンとあたしは毎日一緒にクスリ漬けの日々を送り出す事になった。2006-09-20 21:54:00 -
20:
ロンリコ
ジュンはあたしにお金を使わせなかった。何から何までしてくれてた。
そう…クスリを買うお金ももちろんジュン。
あたしはそこで負けてしまった。シャブが欲しく仕方なかったからジュンが買うのを止めれなかった。
ジュンもナンバー争いでかなりストレスたまってた時期だったから余計にクスリははまる原因だった。2006-09-20 22:02:00 -
21:
ロンリコ
今思えばあれからジュンが変わりだした。
短気になってすぐ怒る。
おまけにあたしはジュンを振り回す事ばかりし続けてケンカがしょっちゅうになった。2006-09-20 22:05:00 -
22:
ロンリコ
ジュンがこっそりあたしの携帯を見たりしてたのが後で分かった。
全く会ってはなかったけどまだ連絡だけはとってたパパが一人いた。
ジュンは多分全部知ってた。
あたしはジュンに何を聞かれてもシラを切った。最悪な女だってわかってる。2006-09-20 22:10:00