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━君がいたから━
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1:
Y
秋の匂いは私の胸を締めつける。
だって,思い出が多過ぎるから。
裕里。2006-09-04 20:52:00 -
35:
Y
裕里に泣く資格なんかないのにね。
その日,会う勇気がなかった裕里は,電話で圭ちゃんに別れを告げた。
圭ちゃんの泣く声を聞いたのは,これが初めてでした。
圭ちゃんは,声を振り絞って「友達でいてな」と言ってくれました。2006-09-05 21:30:00 -
36:
Y
人は失ってから,初めて大事だと気付きます。
傷つけた分,必ず自分に返ってきます。
だけど耐えます。あなたが好きやから。2006-09-05 21:32:00 -
37:
Y
◆またあの季節がやってきた。今は9月。秋が近づいてくる。
圭ちゃんと別れてからも,電話のやり取りがほぼ毎日続いた。恋人じゃない,友達として。
周りは,圭ちゃんが裕里に未練あるって言ってたけど,全然そんな感じじゃなかった。本間に仲の良い友達って。裕里はそう思ってた。2006-09-05 22:15:00 -
38:
Y
毎日電話して飽きひんの?ってくらい楽しかった。こんな日が続いたらって思った。
けど,裕里は圭ちゃんの気持ちを利用してたんかもしれません。寂しくならないように。2006-09-05 22:19:00 -
39:
Y
そんな毎日が,少しずつ,少しずつ変わろうとしていました。
学校の帰り道,愛加とバイバイをして一人ポチポチ帰ってると,後ろから聞き慣れた声がした。2006-09-05 22:23:00 -
40:
Y
圭ちゃん━?
電話だけの変な関係やったから,会って話すのは久々やった。
「今ちょっといける?」
『ぁっ…久々!どしたん?』沈黙がしばらく続き,耐え切れなかったのか圭ちゃんが話し始めた。2006-09-05 22:29:00 -
41:
Y
「俺やっぱり裕里の事…好きやねん。やり直されへん?」
私はこの時,後悔しました。まさか二人を失うなんて。2006-09-05 22:32:00 -
42:
Y
それでも朝はやってきます。
なんか行きたくないなぁ。圭ちゃんに会いたくないしなぁ。
『ぉ母さぁん!今日学校休むから,弁当いらん』
「はぃ。じゃ仕事いってくるからぁ」
それでいいんですか?裕里の家は少し放任ぎみ。兄がいて,兄が問題児やから裕里まで見てられへんって感じかな。裕里は兄とかなり仲悪くて,そのせいで家族が少しギクシャクしぎみ。反抗期でもあり喧嘩も絶えなかった。2006-09-06 13:43:00 -
43:
Y
しばらくそんなダラダラした日が続いた。気付けばもう9月の半ばをすぎている。
『おはよー愛加ぁ♪』1週間ぶりに学校に来てみた。「ぁっ…裕里ゃぁ…ぉはよ」
『なんか元気ないな?愛加も一緒にミウ達んとこいこー?』ミウとカヨは2年になってクラスが離れてしまったから。
「えっ?…あー…ぅん…」明らかに様子のおかしい愛加。なんかあったんかな…?2006-09-06 14:07:00 -
44:
Y
『なんかあった?』
「ぇっ!!!さすが裕里やわ…久々やのに」
『愛加がわかりやすいねん!笑』そう言うと愛加は話しだした。
内容は,ミウが「裕里の行動が理解できひん」って愛加に言ってたらしい。もちろん圭ちゃんの事。
だから裕里は,ミウを呼んで話しをする事にした。2006-09-06 14:17:00