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━君がいたから━

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  • 1:

    秋の匂いは私の胸を締めつける。
    だって,思い出が多過ぎるから。
             裕里。

    2006-09-04 20:52:00
  • 2:

    ◆中学1年9月━
    暑い夏もだんだん終わりを告げていた。
    クラスにもなれ、好きな人もいて、悪い事を覚えはじめ、何かと安定した生活を送っている私【古藤 裕里】楽しいけど何か足りやん、そんな毎日やった。

    2006-09-04 21:21:00
  • 3:

    けど、そんな毎日もあっさりと崩れていった。
    「話しあるからきてくれへん?」
    放課後、話しかけてきたのは、全く話したことのない【坂本 圭吾】けど顔は知ってる。それは、好きな人の親友やから。それにヤンチャな子やって目立ってたから。
    『話しって何ぃ?話すん初めてやなぁっ』期待と不安で返事する。

    2006-09-04 21:28:00
  • 4:

    教室に連れられて、確かに彼は言いました。
    「俺、古藤の事好きやねん、付き合ってくれへん?」
    !!!!!!!!!!!?
    『ぇっ?ぁっ…』明らかに戸惑う裕里。だってまともに告られたのは初めてで、けど好きな人の親友でショックで、けど少し嬉しくて…傷つけたくなくて… 『ぁっ、ぢゃぁ喋った事あんまないし友達からで!』…あほ裕里。

    2006-09-04 21:43:00
  • 5:

    愛加に少し怒られながら電話を手にとる。
    ━プルルルルル♪━
    『びっくりした!かかってきたし誰やねん。━はぃもしもし?』この頃はもちろん家電。電話をとると聞き覚えのある声がする…。
    【喜多 卓也】裕里の好きな人。
    !!!!!!??????何で?

    2006-09-04 22:06:00
  • 6:

    「もしもし喜多やけど、古藤?話しあんねん」
    一体今日は何の日ですか?分けわからんけど、嬉しくて顔がにやける。そんな裕里の顔を愛加が横で不思議そうに見てくるから、余計恥ずかしくって、声が裏返った。
    『ぅぇっ?ぇっ…どしたん?』ふぅ…緊張する…
    「あんな、好きやねん。付き合って?」
    『…………………はっ?』今日はエイプリルフールのような気がした。。。

    2006-09-04 22:19:00
  • 7:

    気持ちを落ち着かせる裕里。少し沈黙が続く。
    「無理なん?」
    『ぇっ…今日、喜多の親友の坂本に告られてんけどしらん?』
    「知ってる」ぢゃぁなんで…?
    この時気付くべきでした。気付いてたら運命は変わってた? バチが当たったんやんな。

    2006-09-04 22:27:00
  • 8:

    「古藤はどう思ってるん?」喜多は裕里の気持ちを知ってるかのような感じやった。
    『裕里は…本間は喜多が好きやねん。けど坂本に、どうしたらいいんかわからんくて戸惑ってて、OKしちゃった…断るつもり…』

    「じゃぁ付き合お?圭吾には俺から言っとくから、じゃぁこれから彼女って事でよろしく」
    『あっ、坂本に本間にごめんって謝ってて?じゃぁ』 ━バチガアッタッタノカナ

    2006-09-04 22:41:00
  • 9:

    あの時、笑って幸せにって言ってくれた。
    けど、圭吾は泣いてたんやんね…?
    寂しかったやんね…?
    友達と好きな人同時になくした。
    本間は許せてなかったんやんね?ごめんね…。

    2006-09-04 22:45:00
  • 10:

    ◆卓也との付き合いが始まった。けど、カップルらしぃ事といえば電話くらいで、学校では話さなかった。
    私はやっぱり坂本をすごい傷付けたと思って謝りにいった。笑っていいよって言ってくれた。それから坂本を避け始めた。
    私は自分の事しか考えてなくて、すごい最悪な女だった。だから神様は私をいじめたんだよね。
    「裕里…別れて」こんなふうに━

    2006-09-04 22:54:00
  • 11:

    にな

    続きかいて?

    2006-09-04 22:59:00
  • 12:

    わずか2ヶ月。卓也とは終わった。付き合ったと言えるのか、まだまだ子供の付き合い。
    けどやっぱりショックな私は学校を休んだ。別れた噂は1日であっというまに広がり、次の日学校へ行くと、皆から聞かれるのは別れた理由ばっか。そんな中さらにショックな話が私を突き落とす。
    「裕里は遊びって喜多が言ってた」
    今すぐ消えたいよ…

    2006-09-04 23:03:00
  • 13:

    になさん?頑張って書きます?読んでくれてありがとうございます?

    2006-09-04 23:05:00
  • 14:

    遊ばれた?手をだされたわけでもない。遊んだとは言わない。
    ただ、裕里は好きやったのに、相手は違った。それがすごい悲しくて、悲しくて、好きな人に初めて怒りを覚えた。
    日記に怒りを書いて、書いて、書きまくって泣き崩れた。初めてのお付き合いはあっけなく終わりました。

    2006-09-04 23:11:00
  • 15:

    愛情を憎しみに変える事によって、裕里は少しずつ立ち直れていった。
    けど本当は圭吾がいたから。
    圭吾にひどい事をした裕里に、あなたは手を差し延べてくれました。

    いつの間にか傷は癒え、寒い寒い1月。だんだんと圭吾に近づいていく━

    2006-09-04 23:19:00
  • 16:

    ◆「坂本が喜多を殴ったらしいで」その理由は私。遊びやったと言った喜多にムカツイて殴ったらしい。

    正直嬉しかった。傷付けたたのにかばってくれた事が。それから、坂本の事が気になって仕方がない。
    私は、自分がこんなにも都合のいい奴やったなんて思いもしんかった。困った時は…もちろん愛加☆
    「なんかあったん?顔みたら分かんでっ」…さすが!!!

    2006-09-04 23:36:00
  • 17:

    「ふんふん。好きになったらしゃぁないやん。傷つけたけど、今好きなんは事実やん。告るべき。もうすぐスキー林間やし、そん時に告りぃ」って愛加。
    『そんな簡単に言うけど…一回ふったし…ムニャムニャ…』

    と、ウジウジした裕里をよそに、着々とスキー林間の日へと近づく。
    坂本も裕里みたいに、こんな緊張してたんかな…それやのに傷つけて…最低…

    2006-09-04 23:50:00
  • 18:

    ━私は神様を信じました。
    ━ありがとうと感謝しました。
    けど、人の気持ちはあっけなく変わっていきます。 
    ━それも神様の仕業ですか?
    ━それとも運命ですか?

    2006-09-04 23:55:00
  • 19:

    スキー林間当日。    告る事を仲の良かった,愛加,かよ,みう,の三人に話した。
    「マジでー!!!びっくりするゎ。協力するから安心しなさいっ」
    と二人は言ってくれた。軽蔑されるかなと思ってたけど,その言葉で安心し,やっと決心がついた。

    よし…!

    2006-09-05 12:38:00
  • 20:

    名無しさん

    期待?

    2006-09-05 12:47:00
  • 21:

    仁王立ちする裕里。前には坂本…。よし,今や!!!さっさっ…さささ…緊張のあまり喋れない…これは,やばい。
    『よし,酒や!!!』
    13才ながらすでに酒飲みな裕里は,ちゃっかりお酒を持ってきていた。部屋に戻り,グビグビと勢いよくチュウハイを流しこむ。ほどよく酔ってきたところで,気を取り直していざ出陣!!!坂本の姿発見。。。頑張れ自分!
    『…さっ…坂本!!!』
    彼は振り向いてしまった。後には引けない。

    2006-09-05 13:17:00
  • 22:



    圭吾?気まぐれな裕里を許して?この時は,本間に好きやったんよ。

    ごめんね?

    2006-09-05 13:24:00
  • 23:

    「どしたん?」坂本はちょっと驚いた顔をしている。そりゃ,一回ひどい振られ方をした相手だもんね。
    『…』顔がにやけて喋れない。          「…???何ぃ?」
    『…ぁっ…あんな,好きやねん!良かったら付き合って!!!』裕里はとりあえず早口で喋って,もうダッシュで逃げてしまった。

    いわゆる言い逃げ…。はぁ…もう無理やろなぁ。。。裕里は落ち込みながら部屋に帰っていった。

    2006-09-05 13:31:00
  • 24:

    21さんありがとうございます?文章とかかなりへたやし,おもんないかもしれませんが,よければ読んで下さい???

    2006-09-05 13:34:00
  • 25:

    『皆ぁぁぁ…!!!泣』
    「おかえりーどやった?」三人は嬉しそうに聞いてくる。人事やから楽しいらしい。事情を全部話し終えた時,みうが立ち上がった!!!
    「みうが聞いてきたげる!!任せろ!」そう言って走ってた。

    『!!!!!!!!』

    2006-09-05 13:39:00
  • 26:

    最後の文。
    〇走っていった
    ×走ってた。
    です。誤字が多くてすみません。気をつけます↓

    2006-09-05 13:42:00
  • 27:

    『何がおきたん?!』焦っている裕里をよそに,愛加とカヨはおいしそうにお菓子を食べています。
    「どうせ,裕里は恥ずかしくて返事なんか聞かれへんやろ?だからミウに任せっ」と愛加。
    確かに。ミウは男友達が多いし頼りになる。けど,けどぉぉぉ。裕里は,ミウが帰ってくる間の時間が,すごく,すごく長く感じた。だって振られる事しか想像できひんかったから。
    ガラッ…!!!!!!ミウや…ドクッ…ドクッ…ドクッ…苦しい。。。

    2006-09-05 14:08:00
  • 28:

    ミウが下を向いて裕里と目を合わせようとしない。 やっぱりあかんかったんか…。当たり前やんな。



    けどショックや…泣きそう…

    2006-09-05 19:05:00
  • 29:

    「アハハッ…」突然笑い出すミウ。
    「裕里おめでとぉ♪カップル誕生やでぇ♪OKやってさっ!良かったなぁ!」
    『…えっ…嘘やろ…』

    2月13日。古藤 裕里に春来たり。

    2006-09-05 19:18:00
  • 30:



    だけど,人の気持ちは天気のよう。裕里は最低です。

    2006-09-05 19:24:00
  • 31:

    ◆『圭ちゃん?遊園地いかん???』
    お互いの事を名前で呼ぶようになり,毎日電話で話した。学校の帰り道送ってもらったりした。少しずつ距離を縮めていく。

    気付けば春休みも後少し。まだまだ照れがある二人。裕里は,勇気をだしてデートに誘ってみた。返事はもちろんOK。ずっと,こんな楽しい毎日が続くと思ってた。だけど…

    2006-09-05 19:31:00
  • 32:

    遊園地はめっちゃ楽しかった。電話は日課になってて,周りからは,ラブラブとか言われてよく冷やかされた。圭ちゃんはすごい優しかった。顔からして優しくて想像した通りの人やった。嫌な事はしない。裕里にすっごい気を使ってるのが分かる。

    付き合って3ヶ月。何一つ嫌な事なんかなかったのに,このモヤモヤは何…?

    2006-09-05 19:54:00
  • 33:

    会いたくない。次第に裕里は,圭ちゃんに対してそんな気持ちをいだくようになった。
    何でも言う事を聞いてくれる圭ちゃんが頼りなく思えて,優しすぎて,何か物足りなく思えてしまった。
    あんなに好きやった気持ちはあっけなく消えていってしまった。

    2006-09-05 21:16:00
  • 34:

    別れる決心がつかへん裕里は,恋愛経験が多い,ミウに相談した。
    「最低やん。裕里さぁ贅沢じゃない?」
    自分でも分かってる。けど,冷めるなんて裕里が1番思ってなかった。何も言えなくて黙りこむ。
    「けど,しゃあないよな。そういう事もあるわ!早く別れた方が坂本も楽ちゃうかな?ミウは裕里の味方やから」
    ミウのその言葉に,今までたまっていたモノが溢れ出し,涙に変わって,裕里は泣き続けた。

    2006-09-05 21:26:00
  • 35:

    裕里に泣く資格なんかないのにね。

    その日,会う勇気がなかった裕里は,電話で圭ちゃんに別れを告げた。
    圭ちゃんの泣く声を聞いたのは,これが初めてでした。
    圭ちゃんは,声を振り絞って「友達でいてな」と言ってくれました。

    2006-09-05 21:30:00
  • 36:

    人は失ってから,初めて大事だと気付きます。

    傷つけた分,必ず自分に返ってきます。

    だけど耐えます。あなたが好きやから。

    2006-09-05 21:32:00
  • 37:

    ◆またあの季節がやってきた。今は9月。秋が近づいてくる。

    圭ちゃんと別れてからも,電話のやり取りがほぼ毎日続いた。恋人じゃない,友達として。
    周りは,圭ちゃんが裕里に未練あるって言ってたけど,全然そんな感じじゃなかった。本間に仲の良い友達って。裕里はそう思ってた。

    2006-09-05 22:15:00
  • 38:

    毎日電話して飽きひんの?ってくらい楽しかった。こんな日が続いたらって思った。

    けど,裕里は圭ちゃんの気持ちを利用してたんかもしれません。寂しくならないように。

    2006-09-05 22:19:00
  • 39:


    そんな毎日が,少しずつ,少しずつ変わろうとしていました。

    学校の帰り道,愛加とバイバイをして一人ポチポチ帰ってると,後ろから聞き慣れた声がした。

    2006-09-05 22:23:00
  • 40:

    圭ちゃん━?
    電話だけの変な関係やったから,会って話すのは久々やった。
    「今ちょっといける?」
    『ぁっ…久々!どしたん?』沈黙がしばらく続き,耐え切れなかったのか圭ちゃんが話し始めた。

    2006-09-05 22:29:00
  • 41:

    「俺やっぱり裕里の事…好きやねん。やり直されへん?」


    私はこの時,後悔しました。まさか二人を失うなんて。

    2006-09-05 22:32:00
  • 42:

    それでも朝はやってきます。
    なんか行きたくないなぁ。圭ちゃんに会いたくないしなぁ。
    『ぉ母さぁん!今日学校休むから,弁当いらん』
    「はぃ。じゃ仕事いってくるからぁ」
    それでいいんですか?裕里の家は少し放任ぎみ。兄がいて,兄が問題児やから裕里まで見てられへんって感じかな。裕里は兄とかなり仲悪くて,そのせいで家族が少しギクシャクしぎみ。反抗期でもあり喧嘩も絶えなかった。

    2006-09-06 13:43:00
  • 43:

    しばらくそんなダラダラした日が続いた。気付けばもう9月の半ばをすぎている。

    『おはよー愛加ぁ♪』1週間ぶりに学校に来てみた。「ぁっ…裕里ゃぁ…ぉはよ」
    『なんか元気ないな?愛加も一緒にミウ達んとこいこー?』ミウとカヨは2年になってクラスが離れてしまったから。
    「えっ?…あー…ぅん…」明らかに様子のおかしい愛加。なんかあったんかな…?

    2006-09-06 14:07:00
  • 44:

    『なんかあった?』
    「ぇっ!!!さすが裕里やわ…久々やのに」
    『愛加がわかりやすいねん!笑』そう言うと愛加は話しだした。
    内容は,ミウが「裕里の行動が理解できひん」って愛加に言ってたらしい。もちろん圭ちゃんの事。
    だから裕里は,ミウを呼んで話しをする事にした。

    2006-09-06 14:17:00
  • 45:

    明らかに気まずい空気。裕里が話しを切り出す。

    『正直に話すわ。裕里な圭ちゃんの事好きなんか,違うんか自分でも分からんねん。電話がなくなってから,めっちゃ寂しいし。けど,そんな曖昧な気持ちで付き合われへんくてさ。でもな,どっちかで言うと好きやと思うねん…』そぅ,これが裕里の本当の気持ちやった。

    「そっか,分かった!協力するからいつでも言ってな!誤解してごめん」

    2006-09-06 14:25:00
  • 46:



    ミウ?信じてたんやで━?

    2006-09-06 14:26:00
  • 47:

    その1週間後に,圭ちゃんとミウは付き合う事になりました。
    もうすぐ10月になろうとしてます。


    圭ちゃん。やっと気付きました。裕里は圭ちゃんが本当に好きやって事。いつも,近くにいすぎて気付かんかった。アホやな裕里は…。

    2006-09-06 14:30:00
  • 48:

    気付いた時にはもう遅くて,二人を失いました。圭ちゃんもこんな気持ちやったんやね?
    けど,圭ちゃんはずっと裕里の事を好きでおってくれるって期待しててん。あほやんな。

    二人が付き合った事を,愛加から聞いた時,裕里は平気な顔してた。

    2006-09-06 19:47:00
  • 49:

    「…付き合ったらしぃで?ミウと坂本…裕里よかったん?」
    ドクンッ…ズキッ…胸が締め付けられる。何で━?
    『ぇっ…?めっさ以外ゃぁん!びっくりしたけど,裕里好きちゃうし,関係ないしぃ…!!!次,音楽やし遅刻するわ,行こ?ー♪』裕里は必死で笑顔を作った。愛加は笑って何も言わんかったけど,本当は気付いてたよな。裕里が泣きそうな事。

    2006-09-06 19:55:00
  • 50:

    音楽の時間,裕里が考えるのは二人の事ばっかり。胸が苦しい…。
    裕里,ミウに本当の気持ち言ってたのに。圭ちゃんも心変わり早いし…当て付けなん?酷い事をしたのは裕里やけど,二人を責めてしまう。

    『先生ぇ,しんどいから保健室行ってくるわ』先生の言ってる事なんか耳に入らんくて,裕里は急いで教室をでた。
    その瞬間,一気に涙が溢れ,その場にしゃがみこんだ。

    2006-09-06 20:03:00
  • 51:

    ここにおったらあかん,と思い歩き始めた時
    「裕里ーーー!!!待って!!!」愛加がこっちに走ってくる。ヤバイ…泣いてるんがばれる…どうしよ…けど涙とまらん…
    「裕里やっと気付いてんな?ケド少し遅かってんな?愛加が聞くから,帰ろう?」愛加があまりにも優しいから,裕里は声をだして泣いてしまった。

    2006-09-06 20:10:00
  • 52:

    『…裕里な,本間あほ…ヒック…やった。圭ちゃんッ…がおるんが当たり前になっててヒック…電話とかしやんくなって…少しずつ気付き始めててん…ウッ…。けど,まだ分かってなくて…ッ遅かった…』裕里は,何度も声を詰まらせながら愛加に話した。


    愛加はただ「うん,うん」と優しい声で聞いてくれた。その日は泣きつかれたせいと愛加がいてくれたから,何も考えず,ぐっすりと寝る事ができた。
    けど…本当に辛いんは,次の日からやった。

    2006-09-06 20:49:00
  • 53:

    次の日,学校に行きたくなかったけど,愛加を思うと行かないとって思った。
    愛加は本間に優しい子で,ずっと裕里を励ましてくれた。

    「裕里帰ろう♪」学校が終わり,テクテクと門まで歩いてた時…
    「あっ…」急に愛加が立ち止まった。…見たくなかった…。

    2006-09-06 21:00:00
  • 54:

    門には,カヨ,あきら,ミウ…圭ちゃん…。
    楽しそうに喋っていた。カヨも,ずっと好きだったあきらに告られて付き合ったらしい。ミウ達と同じ日に。
    ズキッ…胸が痛い…。
    だけど,裕里は頑張って平気な顔してその前を通りすぎた。
    しばらくの間そんな毎日が続いた。

    2006-09-06 21:08:00
  • 55:

    毎日が辛かったけど,愛加のおかげで少しは元気がでてきた。愛加ありがとう。

    けど…ごめんね?裕里はそんな愛加を裏切りました。

    手首から流れる血。…リストカット。痛みで気持ちを紛らわせようとしました。二人の姿を見るたびに。あほな裕里でごめん。

    2006-09-06 21:14:00
  • 56:

    ◆「裕里ー今日学校で遊んでこぉや♪」
    『ぢゃぁなぁ,語り合いしよーっ!!!最近,愛加忙しいから話してないしな♪』
    相変わらずな二人。季節は11月。だんだん寒くなってきて秋がもうすぐ終わろうとしてる。

    「ぶっちゃけトークな♪裕里からぁーどうぞっ」と愛加。アホな奴っ(笑)そんな愛加をみて裕里は決心する。

    2006-09-06 21:22:00
  • 57:

    『ごめん,裕里の手首みて…』覚悟を決めた。

    「知ってた…ごめん。」
    えっ…?
    「裕里から話してくれんの待ってた。愛加が責めると裕里はもっとするやろうなって。本間は言いたくて辛かったけど。裕里話すん遅すぎ!!!ケドもうしてないみたいやし…アホ裕里(;´3`)ノ絶対すんなよっ」愛加が悲しそうな顔で笑った。

    2006-09-06 21:27:00
  • 58:

    愛加。いつもいつも裕里の事思ってくれてありがとう。
    本当にありがとう。
    愛加が困ったら裕里が助けるから。

    絶対に。

    2006-09-06 21:31:00
  • 59:

    『もぉー愛加には勝たれへんわっ。ごめんな迷惑ばっか』
    「何言ってるん。友達やねんから当たり前やん?」なんでこんやいい奴なんやろ…。だから裕里も素直に話せる。
    『なんか,ちょっと前から,ミウと圭ちゃんが一緒におるとこ見かけんくなって,それで気持ちも落ちついてきてん。んでリスカやめれた。裕里,ミウの事応援する。圭ちゃん好きやけど,しゃあないもん。愛加今までごめんな?』

    「えっ?何言ってるん?裕里知らんの??????」目を真ん丸にして驚く愛加。何よ一体。。。

    2006-09-06 21:39:00
  • 60:


    「…あの二人もう別れてんで?聞いてないん?ミウ自分で話すって言ってたから…理由は愛加知らんねんけど…」

    ミウごめん…別れたって聞いた時,裕里は少し嬉しかった…

    2006-09-06 21:57:00
  • 61:

    けど,圭ちゃんと付き合えるわけじゃない。やっぱり諦めようって思いました。

    「帰ろっか?」
    『ゃねー☆お腹へったぁー今日は酒気分かな♪笑』
    笑いながら歩いてると,違うクラスの久保田と隅田が裕里達のほうに向かって歩いてきた。

    2006-09-06 22:05:00
  • 62:

    へ…っ?何をおっしゃってますぅ?意味が分かりませぇーん,愛加ちゃーん!カムバック。。。
    『えっ?ありえへん!!えっ?裕里なん?本間に?』パニくる裕里。
    「ぇっ…うん。久保田も今告ってると思う。」
    はいっ。隅田もパニくる。ちょっと可愛くて笑けてきた。

    2006-09-06 22:19:00
  • 63:

    『ぇっと,じゃぁまた考えて返事するわ,いい?』
    「うんいいよっ!待ってるわ」と話してた所に,少し小走りで愛加が帰ってきた。
    『んじゃ,ばいばい♪愛加ー待ってぇぇぇ!』にやける裕里。
    だって愛加が照れてるから…笑,可愛いっ♪
    『どやったん?』

    2006-09-06 22:24:00
  • 64:

    「どやったも何も,ないないなぃ。断った」…って早っ!!!照れてるくせに,クールな愛加。愛加は自分が好きな人じゃないと無理って言ってたから裕里もすぐ納得。
    「問題は裕里やろ。裕里も言われてんやろ?坂本を忘れるチャンスかもしれんで?付き合ってみたら?」

    【チャンス…?】

    2006-09-06 22:29:00
  • 65:

    愛加とバイバイをし,ポチポチと家に向かって歩く。

    チャンスかぁ…けど忘れる為に利用するって事?んー。。。どうしたらいいんやろ…好きじゃない人と付き合うんはなぁ。んー付き合ってみようか…。そんな事を考えながら歩いてると,後ろから裕里の名前を誰かが呼んだ。

    2006-09-06 22:36:00
  • 66:

    今日はここまでにします(>口

    2006-09-06 22:41:00
  • 67:

    「裕里!!!」
    ぇっ…?何でなん?何で…?圭ちゃんがおるん?
    「これ…読んで?じゃぁっ」
    『えっ?…待っ…』言い終わる前に,4つ折りにされた紙を裕里に渡して,圭ちゃんは行ってしまった。
    久々にこんな近くで圭ちゃんを見た裕里は,胸が苦しくなって,好きなんやと改めて思った。

    2006-09-07 12:17:00
  • 68:

    家につき,紙を広げてみる。
    「裕里へ
    手紙とかかくん初めてで,うまく気持ち伝わるか分からんけど,読んでほしい。俺な,裕里に振られてからも,ホンマはずっと裕里の事好きやってん。ミウと付き合ったのも訳ありで,俺が悪いねん。 ミウとおるとこを裕里に見られて,絶対勘違いしてるわって思って俺ホンマ嫌やった。ホンマは裕里と話したかったし,裕里の事しか考えてなかった。嘘じゃないから信じてほしい。ホンマに好きやから,付き合って下さい。
    圭吾より」

    2006-09-07 12:54:00
  • 69:

    圭ちゃんから裕里への,告白の手紙やった。
    裕里は嬉しくて,嬉しくて,涙がいっぱいでてきた。けど…隅田にも言われてんやん。ミウの事も引っ掛かるし…。

    そんな事を考えてたけど,ホンマは裕里の気持ちなんて,とっくに決まってたんやと思う。

    2006-09-07 12:58:00
  • 70:

    次の日,あんまり寝られへんかった裕里はいつもより早く,愛加の家へ向かう。

    『………って事が昨日おきてん…どうしたらいい?』裕里は,昨日の事をさっそく愛加に相談してみる。
    「どうしたらいいも…もう決まってるくせに☆おめでと裕里っ!愛加は嬉しいっ」やっぱり愛加。いつもありがとう。
    学校につき,裕里は隅田の元へ向かった。

    2006-09-07 13:05:00
  • 71:

    『ごめん…隅田とは付き合われへん…』
    「そっか…分かった!」
    ごめんね。。。胸が痛む。けど好きな気持ちは抑えられへん。

    裕里は圭ちゃんの元へ向かう━

    2006-09-08 23:49:00
  • 72:

    早く圭ちゃんに会いたくて,伝えたくて,裕里は走った。
    『ハァハァッ…圭ちゃんー!』
    今はこんなにも近くにいてる。
    「ぁっ…手紙読んだん?…もぅ無理やんな…?けど本間に好きやから,俺と付き合って?」
    ………『裕里も…裕里も圭ちゃんが好き!!だから…よろしくっ!』

    2006-09-09 00:31:00
  • 73:

    11月13日。

    裕里と圭ちゃんは付き合った。

    この時,裕里はお願いをしました。ずっとずっと離れませんようにって。

    2006-09-09 00:38:00
  • 74:

    神様を信じました。
    信じたぶん裏切らるモノだと思いました。
    幸せと不幸は半分ずつ…

    だから裕里は信じます。何度裏切られても,幸せになることを信じて━

    2006-09-09 00:44:00
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